【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第36回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
2014年が始まり早2週間ちょいの月日が流れました。
新年のおめでたい印象もだいぶ薄れ、日常生活が戻りつつある昨今です……。
そんな中迎えた、2014年最初の第三土曜日……。
……このイベントの新年は、この日開けるのでした……。
年を越し、待ちに待った「二ヶ月に一度のライブバトル」
2014年最初の戦いは、かつて無いほど実績上位の出演者が揃った、まさに「ぷれみあむぅ」の冠に偽りの無いものとなった。
新旧実力者達による、新春の一大決戦!
実力の差、展開の綾、全ての展開がどちらに転ぶのか……。
誰もが最終結果を予想できない中、夜の部への扉をこじ開けたのは、一体誰なのか……。
新春から白熱の戦いが展開されるのは必至だった……!
7年目のシーズン開幕戦「第36回イカすアキバ天国」の模様をレポートいたします。
●開演前
開場直後の会場。
まだ殆どの客がいない広い会場に、客席のスペースにいつものように何組かの出演者がいる。
その誰もが知っている顔だったりする。
余裕の表情を浮かべる者がいれば、一方で出番を控え緊張の色が隠せない者も居て千差万別だった。
やがて会場は開演時間を間近に控え、多くの客で埋まり始める。
映像もCM動画からいつの間にか、出演順を決めるアミダくじの様子を映し出す。
昨年のうちに撮られた、出演者を決める映像が流れ、その様子に当時その場に居なかった客層も、まるで目の前の出来事を見ているように映像を見守った。
そして流れるOP映像……。
やがて爆発音と共に映像は終わり、OPアクトへと流れ込む……。
だがOPアクトに現れたのは……いつもの二人じゃなかった。
●OPアクト
出てきたのはひゞかなの二人。
もうこのレポートを毎回読んでいる方ならご存知だろうが、昨年11月の夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.35」にてFICEは脱落。
そして今回の「第36回イカすアキバ天国」に出演する。
だがOPアクトまでこなす訳にもいかず、そこでFICEファミリーの一員と言って過言ではない、ひゞかなに白羽の矢が立ったのだ。
歌ったのは「ケモノパラダイス」
言わずもがなひゞかなの代表曲である。
初のアキ天OPアクトだったが、既に夜で2年以上出演している貫禄十分にしっかりとスタートを切ってくれた。
……が、司会は引き続きFICE(笑)
さすがに出演者を兼ねても、司会だけは譲れなかったらしい(笑)
しかしそうなると一体、FICEが出演者の時はどうなるのか……それだけが注目だった(笑)
投票ルール説明、諸注意を経て、いよいよ本編開始。
2014年最初となる出演者は……!
●本編
・1番手:FICE(初出場)
なんとFICE(笑)
新年最初の挑戦者がFICE(笑)
主宰がまさかトップバッターで出るとは……まぁ全ては昨年に行われたアミダくじのせいなんですが(笑)
そんなFICE、7年目で初の昼(笑)という事もあり、コーラスのひびぃ、マット、着ぐるみダンサーズも3人をバックに引きつれ気合十分。
この日のセットリストは全て「セルフカヴァー」
……という事で一曲目は「Yes,My Lord」
FICEが歌う頻度が高いからセルフカヴァーと気づかれないが、よーく考えたらこれ「ご主人様ズ&井上和彦」に提供された楽曲だったんですな(笑)
FICEの場合、セルフカヴァー率が非常に高く、下手すると提供したはずの本家より多く歌っている事もザラなので、オリジナルと言われても全く遜色が無い。
むしろこの歌がセルフカヴァーだった事すら忘れていた(笑)
……という事で、一曲目は終了。
続いて二曲目は「Brand new life with you」
こちらは某イベントの主題歌として提供された楽曲。
この楽曲は確かに歌う率も低いので、セルフカヴァーという説明があって納得。
久々に聞いたけど、実はある意味FICEらしくない優しい曲調が特徴的な楽曲である。
こうして立て続けに二曲続いた後で、ラスト一曲……歌ったのは「漏れたちヲタガール3」(笑)
歌っているのはヲタガール3だけど、これはセルフカヴァーというよりは「中の人」たちが歌っているだけな気も……(笑)
でもここにきて最近披露される機会がまた増えて、良かったと思うと同時にこの楽曲のCDが売り切れてヲタガール3が解散する日は来るのか、それを思い出した(笑)
そして出演後のMCに関しては自作自演臭満々(笑)いわゆるコント(笑)
まぁ司会も兼ねているのだから仕方ない(笑)
そんな訳で7年目初の昼出場、FICEでした。
さて今回、初出場は実はFICE一組(笑)
ここからは出場経験者ばかり。
続いて2番手に登場したのは、前回2位の方です……。
・2番手:神戸しのぶ(出場:2回目)
2回連続登場、神戸しのぶ。
黒いキャミソールを身にまとい、気合を入れてステージに駆け上がりました!
一曲目「風のツバサ」からスタート。
燃えるような、だけどどこかクールな客席の様子。
ただ一言言えるのは、女性ならではのカッコ良さが彼女から溢れていた。
連続で二曲目「タマシイ・トラベラー」と続く。
ここの流れは非常に素晴らしい。
オリジナルを出し惜しみせず、立て続けにぶつけて勝負をかけてきた。
最前の固定客層に率いられて、客層全体も大いに盛り上がった。
二曲続いたところMCを挟む。
ここでようやく一息と言ったところか。
だけど最後にもう一つ、大きな山が待っていた。
ラストに持ってきたのは「TRAIN-TRAIN」(THE BLUE HEARTS)
最早説明不要の名曲。
最後の最後、まさかこの楽曲を持ってくるとは……。
カヴァーではあるけど選曲のセンスはかなり良かった。
ちょうど世代的にもジャストミートしている方も多く、盛り上がらない方がおかしい状態だった。
女性ヴォーカルならでは、しなやかな歌い方も、またオリジナルの野太さとは違った魅力が見れてとても良かった。
今回で一気に勝負を賭けてきた感はあった。
こうして神戸しのぶ、2回目のアキ天は終了。果たしてどういう結果になったのか……。
続いては「2周目」突入のこの方々……。
今回で通算12回目。「生ける伝説」登場です!
・3番手:ゅん((・∀・))ゅん(出場:12回目)
ゅん((・∀・))ゅん、実に約1年半ぶりの昼登場。
残念ながら昨年9月「ぢゃ☆ベストテン vol.34」で脱落。
今回から「2周目」……というよりは、12回目で最多出場記録更新!……という言い方がピンとくるのは何故だろう(笑)
そんなゅん((・∀・))ゅん(割りと)本気で夜の部に戻りたい……という事で、一曲目は映像。
アニメ「手さぐれ!部活もの」のOP「Stand Up!!!!」……のパロディ(笑)
左上にアニメ本編の映像、そしてそのパロディの二人の映像。
……無駄にクオリティが高い(笑)
それもそのはず。
実はこの映像を作るのに、白湯(厳密には「双子の姉」もりさゆるだが)三日徹夜して映像を編集したというのだ(笑)
僅か1分少々の映像のために……労力の無駄遣い!(爆)……いやいや超力作でした。
しかし元ネタのアニメも歌詞がとっても酷い事で話題になっている作品なので、ある意味チョイス含めてゅん((・∀・))ゅんらしいかなと思いました。
この後は通常のライブ。
二曲目「絶対☆領域」
もうこの楽曲あたりの安定感は磐石。
客の立場としては非常に安心して拝見できます。
ここからラスト「微★糖LOVE」に繋がる流れは、王道だけど一番彼女達らしさが強調されているセットリストだと思うのです。
白湯が客席まで降りて一緒に振りを教える姿もひっくるめて、ゅん((・∀・))ゅんは全くぶれていません。
こうして久々のアキ天出場のゅん((・∀・))ゅんのステージは終了。
ちなみにここで優勝しないと次の予定は白紙(笑)
果たしてゅん((・∀・))ゅんは「返り咲き」に成功したのか!?
「生ける伝説」の後は、こちらも2位経験者。
前々回2位だった彼女が2回目の挑戦です。
・4番手:福井うらら(出場:2回目)
「第34回イカすアキバ天国」で2位を獲得したうーたんこと福井うらら、再び登場。
前回は惜しくも2位だったが、今回は……。
一曲目「宝物」(水樹奈々)からスタート。
前回出場時にも歌った水樹奈々のバラード。
この歌は「大切なライブでは必ず歌う楽曲」と前回MCでも言っていた。
それを惜しみなく出してきたところに彼女の本気度を感じ取る事が出来た。
こうして静かな立ち上がりかた始まったステージ。
MCでは今年、そしてこれからに賭ける並々ならぬ決意を感じる事が出来た。
このMC上、彼女は今回のステージを自分がやりたいと思うステージで構成するという。
自分のやりたいステージをして、勝利を掴むからこそ意味がある……という趣旨の事を言っていた。
その答えは……二曲目「あなたは幸せになる」(藤田麻衣子)
これもバラード。
この時点でお分かりだと思うが、彼女は今回、バラード中心の楽曲で固めてきた。
最も彼女がバラードばかりを歌いたいと安直に考えてはいけない。
ただ彼女が歌いたい楽曲……つまりこれから目指すべき方向性が、恐らくこうした聴かせる系統の楽曲に集まったものと解釈できる。
ラストは前日のライブではコラボしたという「空とキミのメッセージ」(choucho)を熱唱。
こちらはバラードというよりはミディアムテンポの楽曲だろうか。
本人曰くところの「盛り上がる楽曲」は確かに一曲も無かった。
しかし明確なまでに、頑固なまでに自分を貫いたステージだった。
自分を曲げない福井うららのステージの結果は如何に……。
続いてはあのスーパーアイドル再び……。
まさかのリベンジに会場がざわつく……。
・5番手:スーパーアイドル☆Hico(出場:2回目)
「最強のお客様」ここに見参!
スーパーアイドル☆Hico、再び!
FICEと戦い雌雄を決する……それを目標に、再び「アキ天」の舞台に登場した!
さてそんなスーパーアイドル☆Hico、この日はスカジャンを着こんで登場。
一見すると普段着なのだが……。
一曲目は「白い雲のように」(猿岩石)
今や毒舌で有名な有吉弘行……のコンビ時代の名曲。
まぁ厳密にはユーラシア大陸横断後に作られた楽曲(笑)
恐らく我々の世代には懐メロの類……あぁでも、もう何気に20年近く前になるのか。
そんな訳で少し懐かしい気分に浸っていると、次の楽曲でも懐かしい気分にさせてくれた。
続いて歌ったのは「WOW WAW TONIGHT」(H Jungle with T)
ダウンタウンの浜田雅功と、当時全盛期だったTKこと小室哲哉のデュオ。
この楽曲が発表された時は話題性もそうだけど、かなり流行ったのを覚えています。
思えばこの頃の邦楽は良かったなぁ……。
さてそんなスーパーアイドル☆Hico、実は今回の選曲にもあるテーマを持って臨んでいました。
そのテーマとは……そんなテーマを客層に投げかけ、ラスト一曲を残すのみとなりました。
そしてラストは……なんと「伴奏」(FICE)
ここに来てFICEをカヴァーとは!?(爆)
ここまでが比較的(楽曲的には)正当派だったので、FICEという選択肢に驚きました。
しかし今、振り返ると彼のテーマに沿った選曲だったので、この選択肢はごくごく当たり前のものだったと思う訳です。
そんな訳で今回のステージのテーマ……「芸人ソング」に沿ってスーパーアイドル☆Hicoのステージは終了しました(笑)
※ここでHicoさんのテーマが「芸人」というところにツッコミどころを覚える人もいますが、FICEも(一瞬とは言え)納得していました(笑)
続いて登場するのは、昨年デビュー以来、このイベントの常連みたいになった彼女達。
4回目の挑戦。果たしてどうなる!?
・6番手:カンペキ猫娘主義(出場:4回目)
カンペキ猫娘主義、初めて後半での出場。
これまで何故か出演順が前半だった彼女達。
果たして初の後半、どうなる事か。
一曲目は新曲「GO! GO! 猫バギー」……で良かったはず(笑)
相変わらずのキレキレのダンスと表現力。
何よりも感心するのは、終始動き回っているのに、息一つ切れない体力。
元々、ダンス系サークルが出自の3人。ここは見せ所。
続いてMCもそこそこに二曲連続。
二曲目「猫将軍」→三曲目「猫☆音頭」
ここの完成度は日に日に高くなっている。
本当にオリジナル楽曲を究極まで研ぎ澄まして、自分達の武器として研ぎ澄ましている……そういう印象です。
ダンスのクオリティの高さ、そして楽曲の良さ。
結成当初と比べても、素人目にも分かる成長が見えています。
そんなカン猫の三人、ここまでの衣装は浴衣をモチーフにしたいわば和装だったのですが、ラストではアイドルらしく変身する!
……という事で、ラスト「ムーンライト☆ニャンデブー」で生脱ぎ!
和装の下から、いかにもアイドルらしい、フリフリの衣装に大変身……ミサ以外(笑)
実はミサだけ衣装が脱げず、結局、中途半端な状態に(笑)
デビュー当初から芸人臭が漂っていたミサだけど、ここでまさか笑いの神様が降りたか!?(笑)
そんな訳でハイクオリティの中にも、ハプニングという笑いを提供して(笑)カンペキ猫娘主義のステージは終了しました。
※なおMC中で彼女たちが「5回目の出場」とコメントしていたのは、前回をカウントしているからだと思われます。
あっという間に2014年開幕戦もラスト一組。
一番最後に登場するのは……まさかトリとは……というあの御仁です。
・7番手:天使病(出場:4回目)
昨年9月「第35回」以来の出場となった天使病。
15分のステージを一つの「物語」として紡ぐのが天使病のステージの特徴……故、毎回、出演のスパンが長いのが特徴ですが……。
現在、天使病の演目でいうところの「第九話「箱庭少女」」が完成しているのだが、この「第九話」が三部構成。
そして今回がその「第二章~混沌~」という事なのである。
つまり「第35回」の続きなんですね。今回。
さて詳しいストーリーについては、天使病のブログを拝見する事にしてくだされ。
どうも私が解説するのは違う気がします。
以下、セットリスト。
「パラジクロロベンゼン」(オワタP feat.鏡音レン)
「Blood taller」(飛蘭)
「幸福論」(Ma:rchen-holic*)
今回もMa:rchen-holic*のりゅうきちゃんが所々ナレーションで協力しており、ステージ上の物語を盛り上げるのに一役買っています。
構成は基本的にOP→語り→一曲目→語り→二曲目→語り→三曲目→EDの流れ。
今回もこの流れは踏襲されている。
天使病のステージは恐らく、これまでの6組……いや、過去のどの出演者と比べても、とても異質なもの。
それこそ唯一、この構成をしていたのが天使病が尊敬してやまない「百合花 -eureka-」(第15回出場)くらいなもの。
だからこそ楽しみ方や、観点すらこれまでの6組と比較しても、比較的無い世界観が広がっていると思う訳です。
ただ今回もMa:rchen-holic*の「幸福論」を歌っているところに、天使病なりのこの業界の出演者に対する憧れや、尊敬の念は感じたりする訳です。
そんな訳で今回も天使病のステージは終了。
果たしてこの15分、天使病は伝えたいものを伝えきれたのでしょうか……。
これを以て全7組のステージは終了。
2014年最初の勝者を決める、投票タイムに移ります。
全ての客の投票が終わり集計タイムにスムーズに移行。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
……その前にゲスト。
今回のゲストは「第35回イカすアキバ天国」優勝者にして「トロフィーコレクター」小泉千秋ちゃん。
ちなみにゲストも3回目です(笑)
そんな千秋ちゃん、一曲目はSEからの「mistress」
最近は千秋ちゃんのステージもお客様の振りが(微妙に)変わっているので、千秋ちゃんも結構戸惑いを見せていましたが(笑)まぁ楽しそうでした。
そして「てめー」というキレキャラは相変わらずのキレでした(笑)
二曲目に「God knows...」(平野綾)では、お客様のMIX発動未遂(爆)があったり、お客様に翻弄される千秋ちゃん(笑)
怒りも頂点(?)に達して、MCでは半ギレ状態(爆)
でも千秋ちゃん、ここまでお客様にいぢられるというのは、ある意味愛されている証拠なんだよ……多分(爆)
気を取り直してバラードのコーナー。
三曲目「ダイアモンドクレバス」(May'n)→四曲目「YOU」の流れは秀逸。
何気に千秋ちゃん、バラードはいいものを持っているからねぇ。
だからと言って彼女のキャラでバラード一本で勝負は、キャラクターイメージ的には難しいところ。
しかし使いどころさえ間違えなければ、相変わらずのインパクトを秘めていると思います。
そして終盤、五曲目に「Preserved Roses」(T.M.Revolution×水樹奈々)を持ってくる。
単純にこれは楽曲がカッコいい。
終盤に持ってくるのはいいと思います。
ラストは「ロミオとシンデレラ」でダンス披露。
こうして見ると歌っている楽曲の幅も広めだし、いざとなれば踊る事も出来る。
相変わらず持っているポテンシャルの高さは素晴らしい。
最近はお客様に茶化され過ぎな面もあるけど、それは彼女が愛されている証拠の一つだと思う訳です。
こうして3回目のゲストステージをこなした千秋ちゃん。
夜ではどんなステージを見せるのでしょうか。
●投票結果→ED
ゲストの間に集計が終わりいよいよ投票結果。
ここからはしばらくひゞかなが仕切る。
出演者としてFICEが並んでいる事が最大の違和感だが(笑)7組の出演者が揃ったところでいよいよ結果発表。
奏っぽ☆曰く「大差がついたとは言えないけど、大差だったような、やっぱり差がついた……」
どうなんだよ!?(爆)
結論として、それなりに2位に差をつけた優勝は……。
・福井うらら
見事2回目の挑戦で優勝しました。
MCでも「今年はいい年にしたい」「スタートダッシュをかけたい」とコメントしていただけに悲願の優勝となりました。
喜びのコメントもそこそこに2位以下の発表。
ここで奏っぽ☆が2位以下の点数も発表してくれたので(笑)分かりましたが、優勝とはちょうど1,000点差の2位は……
・神戸しのぶ
これで2回連続2位。
彼女の表情は嬉しさよりは、どこか悔しそうな表情に見えました。
そんな2位に約1,500点差を離された3位は……
・ゅん((・∀・))ゅん
12回目の挑戦は3位で終了。
夜の経験者としての面目は見せてくれました。
ちなみにこれで3位は2回目なので「ブロンズコレクター」にひっそりリーチ(笑)
……しかし客層にはもう一つ気になる事があった。
それは……FICEvsスーパーアイドル☆Hico!
今回、スーパーアイドル☆HicoはFICEが出場するため、FICEに挑戦状を叩きつける形で出場した経緯があった!
両者とも4位以下だったが、この二組の直接対決の行方がどうしても気になる客層……。
3位以下は順位を発表しない決まりなので、特例でFICEとスーパーアイドル☆Hico、どちらが上位だったかを発表する事に……。
その結果……。
スーパーアイドル☆Hico、勝利!(爆)
喜ぶHico、悔しそうなFICEの姿が会場の笑いと拍手を呼んでいました。
こうして「愛鯛」をひゞかながFICEに変わり披露。
皆で優勝したうーたんをお祝いして無事終了……だったが、ここでハプニングが起きた。
なんと……「愛鯛」終盤で、うーたんが泣き始めたのだった!
これまで優勝の発表直後に泣いている出演者のパターンは何度も見てきた……が、このタイミングはさすがに予想外だった。
どうやら自分を祝ってくれる、客層の姿についつい目頭が熱くなったらしい。
また前日も彼女にとって重要なライブだったため、この優勝で緊張の糸が切れたのかもしれない。
ただ理由はともかく、涙を流す程、彼女にとってこの優勝は嬉しく、また価値のあるものには間違いなかっただろう。
会場からは暖かい拍手が優勝したうーたん、そして全ての出演者に向けられていました。
こうして2014年開幕戦は、うーたんの感涙で無事終了いたしました。
●総括
2014年開幕戦として非常に見ごたえのあるイベントとなりました。
まず優勝したうーたんこと福井うらら、見事な優勝でした。
出演したメンバーの中では歌唱力は最も秀でていたし、実力的に考えても納得の優勝でした。
また今回のセットリスト、自分のしたい方向性をハッキリ打ち出した点は大きいと思います。
福井うららという歌い手はどういう事をしたいのか……今回の優勝で、そのイメージは夜に行っても強烈に焼きつく事でしょう。
彼女にとってはまさに理想の形での優勝だったと思います。
ただ……果たして彼女の方向性が、客層全体に認められたのか……という点については少々疑問が残ります。
確かに今回は優勝という結果を残した点は賞讃されるべきだし、誇っていいと思います。
しかし一方で、彼女のステージが「ハマった」感があったのも否めません。
展開の綾……これが彼女にとって有利に展開したようにも思えます。
特に出演順については恵まれた感があります。恐らく今回のステージは真ん中よりやや後ろがベストかと。
トリだと却って白けてしまう可能性はあったし、トップだと印象に残らない可能性も……。
MCでの彼女の発言を聞く限り、彼女はどんな出演順でも今回のセットリストを組んできたと、私は想像しています。
果たして4番手じゃなかった場合、優勝が出来るステージだったのか……そういう点では疑問が残ります。
最も歌唱力で勝負しようとしている彼女にとって、出演順によってセットリストという戦略を組み直す事自体が不毛な考えかもしれません……。
良くも悪くも、非常に自分の方向性……「我」が強く打ち出されたタイプの出演者です。簡単に言うと「頑固」なイメージ。
今後、彼女に関して言えば、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」に出場してから、どこまで自分を貫き通す事が出来るかが注目ポイントだと思います。
今回のように自分の方向性をひたすら貫き通すのか、それとも何かの化学反応を起こしてあらぬ方向に進むのか……。
歌唱力で勝負するという点では似たような出演者はいるけど、考え方からすると今までの「ぢゃ☆ベストテン」にいなかったタイプです。
そういう意味では非常に楽しみなタイプです。「ぢゃ☆ベストテン」で頑張っていただきたいものです。
続いて2位の神戸しのぶ。非常に悔しい2位だった。
彼女も自分の打ち出す方向性はハッキリ打ち出したし、実力も全力以上のものを出し切っていたと思います。
セットリストも「TRAIN-TRAIN」を持ってくるなど、非常に楽しませてくれました。
実力的には2位で然るべきだし、うーたんとはピッタリ1,000点差だったけど、もっと差は縮まっていてもおかしくなかったと感じます。
ただ逆に彼女の場合、展開に恵まれなかったかもしれません。
出演順が2番手、決して悪くないけど、前後のメンバーがFICE、ゅん((・∀・))ゅんと濃すぎたのはいかんともしがたい。
通常、前半の出演者なら強いインパクトで押し切るという戦法が取れたけど、ちょっと足りなかったか。
たらればになってしまうけど、後半の出番ならば、今回のステージでも十分だったと感じます。
だがそれを言い訳にも出来ない訳で、神戸ちゃんの実力……そういう意味では客層にインパクトを残すという意味ではあと一歩及ばなかったか……。
逆に言うとそれがうまくいったのが、今回のうーたんなんだけど、悔しい結果になったのは間違いない。
ただ神戸ちゃんに関して言えば、前回2位と続けて、連続2位獲得。
今回の結果で間違いなく、今後の「アキ天」の戦いの中心に躍り出たのは間違いない。
むしろ前回と違い「悔しい」と思える2位だった事に価値を見出して欲しい。
本当に……表彰式直後は感動の涙を流すうーたんの後ろで、目を真っ赤に腫らしている神戸ちゃんの悔しそうな表情を見て、まだまだ成長が出来ると感じました。
2位に満足せず、もっと上……優勝を狙う姿勢があればこそ、あんな悔しそうな顔が出来たんだと思います。
だから神戸ちゃんにはこのまま終わって欲しくないし、この悔しさを糧にもっと上を目指して欲しいと思いました。
ただ……うーたんにも、神戸ちゃんにも言える事として、かつて夜の部で戦ったFICE、ゅん((・∀・))ゅんを上回る成績を残した事は素晴らしいと思う。
こうして夜の部経験者をも上回る……いわば「下克上」を起こした訳だから、これからも共に頑張ってほしいと思います。
そんな訳で今回、3位となったゅん((・∀・))ゅんですが、夜の部経験者としての面目は果たしたといったところでしょうか。
映像を初っ端に持ってきて、客層の笑いを引き出すあたりはさすがのクオリティ。
セットリストの安定感などは言わずもがな、夜の部での経験、そして12回目の出演というアドバンテージが非常に活きていると思いました。
一方で今回、割と本気で夜の部、返り咲きを狙った割りには物足りなさもあったかも……。
面白さはあったけど、ゅん((・∀・))ゅんの予想できる範囲内のクオリティの中での物だったから、そういう意味では客層には知らず知らず飽きられていたのかもしれません。
悲観するほど酷い結果じゃないけれど、夜に戻るには大御所としての存在感だけでは、通用しない部分もあったのかもしれません。
もっとも彼女達の性格上、これですっごい落ち込むという事は無いと思います。
また態勢が整ったら、出場するたび「最多出場記録」が伸びる「生ける伝説」として頑張って欲しいものです。
ただ気になるのは次のライブが決まっていない事(爆)
大丈夫か!?このままフェードアウトだけは無い事を祈っております。
さて圏外だった出演者について……。
まずはカンペキ猫娘主義。
今回も圏外だったけど、非常にいいステージをしていました。
特にダンスのキレと、体力については一級品。
でも足りないものがあるとすれば、このイベント以外での経験。
どうもMCなど客層との掛け合いが不得手の印象があるので、こういうところをどうにかすればもっと上を狙えるはず。
実力は間違いなくあるので、また挑戦する時は是非、頑張って欲しいと思います。
続いて天使病。
今回も自分の表現したいステージを貫いたという印象。
そういう意味では福井うららにも似た「我」の持ち主と言って過言ではない。
ただし残念ながら現状、その「我」は自己満足の範疇を出ているのか疑問。圧倒的に訴える力に欠ける。
自分の「舞台」という演目を15分のステージで表現するなら、観ている人たちの心を突き動かす何かが欲しい。
ただ演じるだけなら誰でも出来る。次回出場も決まっているので、次回の課題として取り組んでくれると嬉しい限り。
今回、目標であるFICE超えを果たしたスーパーアイドル☆Hico。
お世辞とか抜きでカッコ良かった。
一貫したテーマの中から考え抜かれたセットリストと、ステージに向けて真摯な態度で接する姿は輝いて見えた。
確かに普段から歌い手として活動する出演者と比べると、どうしても実力的な差は出てしまうが、それを補って余りある魅力があった。
FICE超えは決してフロックではない。Hicoさんのステージに対する愛情が形となったものだと思っている。
心の底からいいステージをありがとうと言いたい。お疲れ様でした。
そして……今回初の昼に出場したFICE。
まずはお疲れ様でした。
しかし司会と出演者掛け持ちとは……司会まではひゞかなに任せなかったところに、主宰としてイベントを見守りつつ、楽しみたい姿勢が見えました。
今回に関しては結果よりも、どこか楽しそうなお二人の姿が印象的でした。
しばらく昼でゆっくりしていくのか、それとも次回から夜復帰に向けて頑張るのか……FICE次第ですけど、新しいイベントの楽しみ方を見つけたような気がします。
頑張れ主宰。そして負けるな主宰(笑)
ゲストだった小泉千秋。
色んな意味で安定のクオリティ。
歌ってよし、踊ってよし、笑わせてよし(爆)
確かにガッチガチでカッコイイ千秋ちゃんもいいけど、今のどこかくだけている千秋ちゃんも素敵だと思うのです(笑)
ゲストとして30分楽しかったです。お疲れ様でした。
最後にOPとEDアクトを担当したひゞかな。
初の経験お疲れ様でした。
まぁ結構慣れなくて大変だったとは思います。特にEDの進行は特に苦労していたような……。
これから徐々に慣れて、EDの進行がうまくなるのを期待しております。
こうして2014年開幕戦「第36回イカすアキバ天国」は福井うららが2回目の挑戦にして優勝を飾りました。
3月からの「ぢゃ☆ベストテン」果たしてどのようなステージを見せてくれるのでしょうか!?
それにしても夜の経験者2組、2位経験者2組、お客様出身2組と新年早々、非常に見ごたえもあり、バラエティに富んだ組み合わせでした。
そうなると次回以降の出演者が気になりますが、果たしてどうなる事やら……。
そんな訳昼が過ぎ、夜も今年初戦を迎える……。
前回はFICEが脱落した夜の部。
果たして待ち受けている結果はいかなる結果か……。
2014年夜の開幕戦「ぢゃ☆ベストテン vol.36」の様子は……。
後日(笑)
※今回の優勝者!
うーたんこと福井うらら。栄光のトロフィーと共に!