【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.33』@神楽坂EXPLOSION
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
※このライブは7/20に行われたライブの模様です。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第33回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-11584625255.html
デカシャツ喫茶の圧勝で終わった昼の後……いつものように夕方に備えて飯を食いながら感想を皆で言い合う。
ちなみに酒は上手いのですが、夜に備えてそこそこにしておく。
やはり夜は長丁場。体力の事を考えると、あまり酔ってばかりいられないからだ。
こうして束の間の休息を経て会場に戻る。
会場の前は長い列が出来ていた。
エアダクトのおかげで軽減されたはずの空気への不安……それでも夜の人口密度の高さを見るとふと不安になる。
だがそんな不安を忘れさせる衝撃的な展開が待っていようとは……。
この時は誰も予想できなかった。
真夏の真っ只中の大決戦!
波乱に次ぐ、波乱にどこまで正気を保てるか!?
真夏の一大決戦!「ぢゃ☆ベストテン vol.33」の様子をレポートいたします!
●開演前
前述の通り会場は既に始まる前から長蛇の列が出来ていた。
よって入場するのにも、それなりに時間はかかった。
そして会場には既に多くの人だかりが出来ていた。
今回は昼もそうだったが、夜も負けじと多くの動員を記録した事が分かります。
ただ明らかに違うのは空気の濃さ。
前回は入場直後でも薄いと感じた空気が、今回はそれを感じさせません。
エアダクトは順調にその効果を発揮している事が分かりました。
やがて入口付近はいっぱいになり、会場の奥へ詰めないと入場できないくらいに客入りは膨れ上がり……こうして開演時間は刻一刻と迫っていきました。
そして迎えた開演時間……。
テーマソング「接吻 ~ハイパーダンサボーver.~」が流れると共に、巻き起こる盛大な手拍子。
少しずつ会場のボルテージが上がっていく。
映像を映し出すモニターに「ぢゃ☆ベストテン」の文字が現れ、爆発音と共に映像は燃え尽き、司会~ずの二人が現れた。
いつものように田川さんとあをいちんによる諸注意、投票ルールの説明を経て、いよいよ本編開始となる。
あ、ここでもエアダクトについて触れたけど「ぢゃ☆ベストテン」は全ての出演者が終わった後に、空気を入れる事になったそうだ。
懸命な判断だと思いました。
そしていよいよ興奮の坩堝と化した会場で本編が開始される……。
●本編
まず登場するのは、前回昼を勝ち抜いて、見事に戻ってきた彼女……。
しかし戻ってきた彼女が見せたのは意外な一面だった……。
・昇格組:森永まみ
脱落を経て「第32回イカすアキバ天国」を優勝、返り咲きを果たした、まみぴょんこと森永まみ。
しかし……彼女は脱落の際、ダークサイドに落ちてしまい、なんと悪役キャラとなってしまったのだ!(笑)
ヒーローだったはずなのに……このイベントで脱落すると、こうも人生は歪んでしまうのか!?(爆)
悪の力全開のまみぴょんが一曲目に歌ったのは「秘密結社ブギ」
うーん、いかにも悪まみぴょんを象徴しそうな楽曲だ!
しかしまみぴょんが悪の力に染まっても固定ファン層たちの結束は崩れない……いや、それどころかむしろ楽しんでいるような(笑)
ってか、そのまままみぴょんが悪の組織を結成したら、ファン層がそのまま戦闘員になれそうだよな(笑)
そんな訳でMCでは客にビンタをするなどした、まみぴょん。
途中悪のキャラがどっか行ってしまいそうにもなったが(笑)まぁそれはそれとして、続いても悪役キャラらしく……二曲目「16歳」(笑)
……このキャラで、この選曲についてはツッコミどころは非常に満載なんですけどね(笑)
ギャップ萌えという奴だろうか(笑)何はともあれ、そんな悪いまみぴょん。このままダークサイドに染まってしまうのか……。
その時だった!まみぴょんの光線銃が勝手にまみぴょんの手から離れる!
「撃つな~!撃たれてしまうと、正義の心を取り戻してしまう~」
そんな大切な事を三回言った後で(笑)Yぴょん氏、まみぴょんを銃で撃つ!
するとまみぴょんは無事、正義の心を取り戻して、いつもの正義のアイドル兼お笑い芸人に戻ったとさ。めでたし、めでたし(笑)
……っという茶番……もとい、壮大なストーリーがステージの上では展開されました(笑)
いつものまみぴょん(だけど衣装は黒)、ラストは「トルネード」で締めにかかりました!
この楽曲があってこそのまみぴょんのステージは完成すると言って過言ではありません。
序盤とは言えない、異様なまでの盛り上がりを見せて、まみぴょんのステージは無事終了いたしました。
それにしても、まみぴょん……本当に戻ってきた!
そんな感じをビシビシ感じるステージでした。
そしてここから前回投票を元にしたランキング。
まずは今回出場しませんでしたが……。
・11位:RED★i
前回7位から4ランクダウンでの脱落となったRED★i。
今回、昼も登場しませんでしたが、また別の機会で拝見したい二人です。
さてここからは出演者が登場しますが……。
中盤までは波乱続きの展開が続き、一つ一つの順位に驚きを隠せませんでした……。
その波乱の幕開けとなったのが……。
・10位:ゅん((・∀・))ゅん
前回2位から、なんと8ランクダウン。
一気に崖っぷちに立たされた、ゅん((・∀・))ゅんの二人。
……確かに前回は上がりすぎな部分はあった。
それにしても、ここまで落ちるのは正直、この場にいた誰もが想定外だったに違いない……。
しかしそんな8ランクダウンもどこ吹く風。
飄々とした様子でゅん((・∀・))ゅんはステージをこなしてみせた。
そう……15分ぶっ通しメドレーである!
セットリストは以下↓。
「絶対★領域」
「でじゃぶ~明日は本当にやってきた!?~」
「まじかる☆りりかる@ぐるりんぱ@」
「maniac☆shooter」
「微☆糖LOVE」
……殆どの歌が1番など前半部分のみで切る構成だったはず。
お互いのソロ曲も交え、今回は小細工無しのガチンコのセットリストで勝負を仕掛けてきた感はあります。
そうでありながら、本人たちも固定客もいい感じで肩の力が抜けているようにも見受けられ、良くも悪くもいつものゅん((・∀・))ゅんのステージがそこには展開されていました。
ラストは「微☆糖LOVE」でまとめてくるところも流石です。
こうしてゅん((・∀・))ゅんのステージは無事終了。
果たして次回の結果は如何に……。
・9位:FICE
前回5位から4ランクダウン。
前回、空気を薄くした戦犯として(笑)登場したFICE。
着ぐるみダンサーズの面々を引き連れて、今回もやってやる宣言!
その内容というのは……ノンストップメドレー。
いやノンストップメドレー自体は全くもって珍しくないし、今までもあるだろう。
……ただし11曲連続となると、どうだろう(笑)
15分で11曲(全て1番のみ)連続延々とやるセットリスト……。
何を歌ったか思い出そうとしても思い出せない(笑)
……と、ここで某氏からの情報によると……。
「上等」→「乳様」→「一発」→「電波」→「開花」→「緋螺旋」→「猫癒」→「伴奏」→「接吻」→「コンチ音頭」→「上等」
「上等!!」で最初登場して、ラストも「上等!!」締めだった(笑)
とにかく主だった楽曲は殆どやったんじゃないだろうか?
それにしてもFICEの一番の強みはこのようなメドレーでもオリジナルオンリーで組めるところにあると思う。
11曲やってカヴァーがただの一曲も無いしなぁ……。
ノンストップメドレーという強烈な構成だったけど、それをもひっくるめてFICEらしい世界観を表現していると思います。
まぁ前回のエクササイズメドレーよりは(心身ともに)よっぽど良心的でしたよ(笑)
そんな訳であっという間にFICEの15分間のステージは終了しました。
それにしても、相変わらず強烈だったわ(笑)
・8位:みく16歳
前回3位から5ランクダウン。
遂に初ランクイン以来から続いていた連続TOP3の座を明け渡したみく16歳が8位に登場。
まずこのランキングに驚いたけど、一番最初に流れたのが某ニコニコ動画が削除された時の音楽(笑)
この後、みく16歳の三人がスーツにメガネ姿という、キャリアウーマンよろしくな格好で登場。
そして肩からかけられた襷には「ねぎ党・みく16歳」の文字が(笑)
この日は参議院選挙前日。投票制ライブであるこのイベントにかけて、選挙活動よろしくなみく16歳たちが、最後の選挙……ならぬ投票の呼びかけをしておりました(笑)
そんな訳で一通りアピールが終わった後は、ここからノンストップでの構成。
以下、セットリスト↓。
「みっくみくにしてあげる」
「ルカルカ☆ナイトフィーバー」
「RING×RING×RING」
「ロマンスが欲しいの」
「ワールズエンド・ダンスホール」
最初はスーツでよろしくな三人ですが、途中からは脱いでいつも通り水着に……。
でも一人だけ脱げなかったのが、みく16歳。
上のブラウスだけが脱げないで、中途半端に脱げていた状態に……でも却って、その格好がマニアックなエロさを醸し出していて一部では好評(笑)
そんなこんなで投票活動も終えて、みく16歳のステージは終了。
果たして選挙活動の成果はいかに……。
・7位:まかべまお
前回4位から3ランクダウン。
前回、もっとも空気が薄い影響の被害を受けたと言って過言ではないまおまお。
残念ながらまたもやランクを落としてしまいました。
しかしこの日のまおまお気合が入っていました。
この日の衣装はグル~ミ~……。
そう今年も彼女が所属しているレーシングチーム「グル~ミ~レーシングジーナス」の衣装である。
以前から画像では拝見していましたが、ライブハウスで着るのは今回が初との事。
そんなまおまお、一曲目は「モノクロームシンパシー」からスタート。
ここはいつも通りのカッコいいまおまお。
続いて二曲目は「ハナマル☆センセイション」のまかべまおver.
なおこの歌では「しまパン」を振り回すという謎の現象(笑)
歌詞の中に「しましまパンツ」という歌詞があるから、それに合わせてファン層に呼びかけたそうだけど、ここまでしましまパンツを強調する人、他にいないよなぁ(笑)
(ちなみに昨年まで所属した某レーシングチームでしましまパンツは普通にグッズとして売っていたから、多くのファン層が「しまパン」を持ってる人多数・笑)
そんな「しまパン」にこだわりを見せたまおまお。
ラストは「TRIANGLE」で締めに入る。
こうして全体を見ると「モノクロームシンパシー」といい「TRAIANGLE」といい、すっかり「まかべすと2012」の楽曲も定着した感があります。
どこかかわいらしさと、遊び心、そして素晴らしい歌唱力と持ち合わせたまおまおの素晴らしいステージでした。
そしてラスト去り際に一言……「次回、残ったら新曲を発表します!」
沸き上がる会場。果たしてまおまおの次回は……。
以上、まおまおことまかべまおのステージでした。
……お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、ここまでのランキング、尽く上位が総崩れとなりました。
7位までの段階で、なんと前回の2~5位が登場した。
……騒然とする会場、もう今までのデータが一切通じない、予想の出来ない展開が続く……。
そんな中、6位に登場したのは……。
・6位:Liar
前回昇格組で初出場だったLiar。
初ランクインは6位につけた。
さてLiarの三人はいつもの衣装だったのだが、最前の固定客層は赤いTシャツを着ていた。
LiarTシャツが出来たLiar。ファン層と共に心を一つに頑張る。
一曲目はこの日レコ発となった「イルミネーションWorld」
すっかりLiarの楽曲として定着した感のある同曲。
かなり彼女たち自身も物にしてきて、いい感じになってきた。
本当に素晴らしい出来だった。
さてこの日のLiar、この楽曲だけで終わらなかった。
MCを挟んで披露したのは「愛してるっ!」
この楽曲、以前はスローテンポのまったりとした楽曲だったのだが、今回はアレンジが加わり早いテンポのテクノバージョンとなっていた。
このアレンジには驚いた。
前のバージョンの「愛してる」も好きでしたが、このバージョンも個人的にはかなりアリだと思います。
ちなみにこの「愛してるっ!」は、この日発売した「イルミネーションWorld」のC/Wとして収録されています。
この二曲でLiarとしての方向性がかなりしっかりしたと思います。
彼女たちがどういう方向に行きたいのか、この二曲だけでかなりイメージが沸きます。
今後、これらの楽曲が彼女たちの代表曲となっていけば、ますますLiarの成長が見込めると思います。
そしてラストは「君がくれたもの」で締めにかかったLiar。
本当にステージそのものが安定しており、かなりいい出来でした。
これからの結果を期待していい素晴らしいステージを見せてくれたLiarでした。
こうしてLiarが6位に登場し、5位以上は前回下位に沈んだところが続く事に……。
この波乱の展開の中、5位に登場したのは……。
・5位:桑名美沙子
前回9位から4ランクアップ。
美沙っちぃこと桑名美沙子、堂々5位にランクアップを果たす。
前回が低すぎると評価されていたので、今回の結果は妥当といえば妥当か。
しかしそんな美沙っちぃ、一つの賭けに出る……。
まず一曲目「Synchrogazer」(水樹奈々)からスタート。
この楽曲は美沙っちぃも結構、カヴァーで歌っているし聴き慣れているから、特別な驚きはない。
だけど水樹奈々の楽曲をしっかり歌い上げてくるあたり、彼女の歌唱力の高さが伺えるという意味で非常に素晴らしいのである。
さて驚いたのはこの後のMCである。
なんと敢えてオリジナル無しの全曲カヴァーに出ると発言したのだ!
オリジナルを敢えて捨てて、歌唱力だけで勝負に出るとは……。
本人曰く「諸刃の剣」である。
オリジナルが好きな人にとっては、とっても敬遠されるセットリストである。
それにも関わらずこのセットリストを選んだところに、彼女なりの「歌唱力」に対するこだわりがあると感じます。
続いて二曲目「瞬間センチメンタル」(SCANDAL)
原曲はアニメ「鋼の錬金術師」のED。ガールズバンド・SCANDALが歌う原曲はメチャクチャ、カッコいいのだが、美沙っちぃもそれに負けず劣らず。
水樹奈々、SCANDALときて上げ上げの楽曲が続く中、ラストに歌ったのは「小さきもの」(林明日香)
映画版「ポケモン」のEDテーマだった同曲……壮大なバラードです。
ここまでのアップテンポから一転、聴かせてきた美沙っちぃ……。
……それまで盛り上がっていた会場が、美沙っちぃの歌声に聴き入っている様子が分かりました。
それにしても上げ上げから、バラードまでしっかりこなす美沙っちぃ……やはりとんでもない歌唱力の持ち主である事を再認識。
こうして彼女の歌唱力を認識するのには、最高のセットリストだったかもしれないけど、オリジナルを一切入れなかった点がどう評価されたか……。
以上、美沙っちぃのステージでした。その結果は吉と出るか、それとも……。
・4位:Ma:rchen-holic*
前回10位から6ランクアップ。
過去最高ランクである4位に食い込んだめるほりことMa:rchen-holic*。
前回のひゞかなとの「共同戦線」の成果が功を奏した形になるのか……。
そんなめるほりのステージ、一曲目「断罪の花 ~Guilty Sky~」(小坂りゆ)からスタート。
アニメ「クレイモア」のEDだった同曲。
それに合わせてか、マイクスタンドが剣の鞘だっためるほりの二人。
歌いながら剣の鞘の位置も動いたりする演出が見られるのだが、マイクがまさに「剣」の如き動きをしていた……いや彼女たちにしてみれば、マイクが「剣」に変わる武器なのかもしれない。
MCはなくめるほりの原点とも言える、物語が展開される。
内容としては少女の戦いと言ったところだろうか。
続いて二曲目は新曲の「栄光の剣」
またしても「剣」つながり。
いやむしろこの楽曲あってこその「剣」つながりと思うべきか。
まだ初披露から一ヶ月程度だが、徐々に客層にも認識され始めたところだろう。
固定層の盛り上げもあって、いい感じに仕上がりつつあると思います。
そしてこの楽曲も終え、めるほりの物語も佳境に差し掛かる。
ラストは「to the beginning」(Kalafina)
きれいなハーモニーが特徴的な同曲。
梶浦由記が大好きな彼女たちらしい選曲である。
それにしてもセットリストを見ると、一つの物語として良く考えられている。
一曲目、二曲目が剣を持って戦う姿を連想させ、ラストでこれからの始まりを連想させる構成である。
そして彼女たちは最後にこう締めくくっている。
「少女たちの運命はどうなったのか……それはあなた達に託されている」
……まさに今の彼女たち……めるほりの事を指している。
この楽曲で彼女たちは、今、このライブで戦う自分たちを投影して歌っていたのだと……。
そんな彼女たちの運命はどうなるのだろうか。
以上、めるほりことMa:rchen-holic*のステージでした。
いよいよベスト3!
残った3組のうち、2組は初のベスト3以上確定!
果たして待ち受ける結末は……。
まず3位に名前が呼ばれたのは……。
・3位:ひゞかな
前回6位から3ランクアップ。
自己最高位となる3位に入ったのはひゞかな。
出場12回目……約2年かけて初のベスト3!
ちなみに4位のめるほりとは100点差程度だったから「共同戦線」は功を奏していた事になります。
普段、ランキングを気にしていない発言をしているひゞかなだが、この時ばかりは嬉しそうだった。
それでも相変わらずいぢられる奏っぽ☆さん(笑)
それを突っこむ響己の構図(笑)
せっかく初の3位で持ち時間が20分なのに、このままじゃ一曲分MCで費やされてしまう(笑)
……とキリのいいところで一曲目「夜桜お七」(坂本冬美)
楽曲の最中はMCとはまるで別人のようになる奏っぽ☆
……ってか、終始、奏っぽ☆がこんなキャラだったらもっと人気が……いやそれは言わない約束か(笑)
何はともあれ、ステージにおいてはカッコよさが滲み出ている、ひゞかなの二人。
この二人の秀逸な点の一つだろう。
でも楽曲が終わってMCになると奏っぽ☆いぢりタイム(笑)
まぁもうあれだね。奏っぽはいぢってなんぼだしね(笑)ってか、愛されキャラだよ。奏っぽ☆(笑)
そんなひゞかなですが、二曲目は新曲を披露。
タイトルは「ユキヤミ」
最初タイトルを聴いた時は、バラードとか想像したんだけどね……。
歌詞を聴いて、イメージとは全然違った。というか相変わらず、面白い楽曲作るなぁ……というのが率直な感想。
奏っぽ☆の楽曲はとにかく独特の世界観がある。時々、彼女は天才なんじゃないか……本当にそう思う時がある。
それに良く響己の歌声がマッチしている。
そういう意味で二人の相性はやっぱりいいんだと思う。
いつもMCでの「ひゞかな漫才」が強烈過ぎるけど、こうして楽曲だけでもいけるタイプだと改めて感じる次第です。
三曲目「四捨五捨」ときて、ラストは「ケモノパラダイス」
この流れは最早、ひゞかなの鉄板。
どこか不思議で面白おかしいんだけど、気がつけば楽曲の魅力に取りつかれている……それがひゞかなのステージの特徴だと思う訳です。
今回もいいステージを見せてくれました。
以上、初のベスト3になったひゞかなでした。
そして残るは2組。
2位に呼ばれたのは……。
・2位:小泉千秋
前回8位から6ランクアップ。
こちらも自己最高位を更新した小泉千秋、登場!
しかし前回、あの特攻服に木刀からこのランクアップとは……恐るべし、千秋ちゃん!(笑)
さてそんな千秋ちゃん、今回はいつもの胸元全開の衣装で登場。
一曲目「mistress」から始まります。
千秋ちゃんは至って真面目……なんだけど、最近、お客様に遊ばれている印象が強いなぁ。
ネタじゃないのは分かっているんだけど、ちょっとネタにされ過ぎている感はあったかなぁ。
とは言え「mistress」の口上はいい。
あれは本当に盛り上がる。昨今、口上がある歌い手が少ないから、千秋ちゃんには口上のある楽曲は特に大切にしていって欲しいと思う次第です。
さてここでMCですが、今回のセットリストは「小泉千秋的、オリジナルソングベスト4」
……という事で千秋ちゃんの楽曲を、どこで集計したのか分からないけど(笑)順位をつけて、千秋ちゃんランキングで順に発表していくという形式でした。
ちなみに「mistress」は4位らしい。
そして二曲目……千秋ちゃんランキング3位の曲は「Shake It!」
更に続けて歌った三曲目(千秋ランキング2位)は「YOU」の順番。
盛り上がる曲からバラードの流れは王道でありますが、「YOU」の評価が意外と高いと感じました。
千秋ちゃん曰く、女性人気が高いそうです。
それを言われると納得できる部分もあるかと……。
こうして初の2位を迎えた千秋ちゃんのステージも残り一曲、千秋ちゃんランキング1位にして締めの楽曲はもちろん「DRIVE ME CRAZY」
王道中の王道。
この楽曲あってこその千秋ちゃん……ですが、サビの部分、いつの間にアレになったん?(爆)
多分、某お客様の陰謀(笑)なんだけどね……。
そんなこんなで色々ありましたが、オリジナルオンリーで正当派のセットリストで勝負を賭けた千秋ちゃんのステージは終了。
果たして今回の結果はいかに……。
いよいよ今回の優勝。
一部の人は全く関係ない某人(笑)の名前を言ってましたが、そんな訳なく……。
・1位:大和撫子
前回と同ランクキープで三連覇達成!
遂に通算10回目の優勝を大和撫子が飾りました!
まさにイベント始まって以来の大記録。
そんな大和撫子のステージですが、三人とも浴衣姿で登場。
牡丹だけ浴衣にスカートというじんべえスタイルだったが(笑)
冒頭のMCで三人はこの辺りで「祭りがやっている」と聞いた設定で登場した。
まぁ確かにこのイベント自体、二ヶ月に一度のお祭りみたいなもんだが(笑)
そんな訳で一曲目に歌ったのが「夏祭り」
Whiteberryのバージョンですな。
会場全体で「ワッショイ!ワッショイ!」と声を張り上げ、会場全体で盛り上がる。
まさにその様は「夏祭り」
そんな訳で今回、大和撫子のテーマは「夏」
「夏」にちなんだ楽曲を中心にお送りするステージとなりました。
その後は三人のソロタイム。
百合→芍薬→牡丹の順でソロを披露しました。
なお牡丹のソロ「Sunny Day Sunday」(センチメンタル・バス)では、応援に来ていた、スペシャルサブメンバー、楓、椛の二人も登場。
今回は応援だけだったので、歌ったり踊ったりしませんでしたが、次回優勝したら「五人編成」での出場を公約。
主催ライブなどでしかお目にかかれない「五人編成」もし実現すれば、レアなステージになる事は間違いない。
楓は一度「ぢゃ☆ベストテン」出演経験は有るが、椛は今のところ無い。果たして椛にとっては念願の「ぢゃ☆ベストテン」出場は……。
しかしそれも今回の大和撫子の成績にかかっているので、椛としては他力本願でもどかしいところだろう(笑)
そんな訳で大和撫子のステージもいよいよラスト。
最後は三人で「secret base ~君がくれたもの~」(ZONE)を歌い上げる。
「10年後の8月もまた会えると信じて……」
この歌詞が身に染みる。
でも彼女たちにとっては「二ヵ月後の9月」もまた会える事を信じて歌っているだろう……。
こうして大和撫子、10回目の優勝のステージは終了。
「ぢゃ☆ベストテン」史上に金字塔が刻まれた瞬間でした。
……以上、こうして全11組のステージは終了。
投票タイムが終わり、物販タイムに突入。
今回は空気ダクトのおかげで、全く酸欠にならず快適な環境での物販が続きました……。
……が、集計が終わり会場が暗転……。
映画「ジョ○ズ」のBGMが会場内に流れ……。
……あの時間がやって参りました。
●脱落者発表
暗い中、とても暗い表情で司会~ずの二人が登場。
毎度の事ですが、緊張感が走ります。
そして読み上げられる、11位の得点。
読み上げられた、脱落者の名前は……。
・小泉千秋
会場騒然!
今回2位からの9ランクダウンで、まさかまさかの脱落……。
また千秋ちゃん自身、2度目の脱落となりました……。
こうして「ぢゃ☆ベストテン」は、最後の最後まで波乱の展開で客を驚かせ続けて、その幕を閉じました……。
●総括
最初から最後まで波乱続きの展開でした。
上位総崩れ、下位躍進という一言でいえば「下克上」の回。
しかしそんな中、大和撫子だけがどこ吹く風……といったところでしょうか。
まずは優勝した大和撫子。
三連覇、そして通算して10回目の優勝お見事でした。
これだけ他の出演者のランキングが乱高下する中で安定感抜群な成績を残しているのは非常に素晴らしいと思います。
これも一重に本人たちの常日頃の精進と、固定ファン層の変わらぬ支援があってこその大台達成だと思います。
今回のステージも彼女たちの表現したい方向性がしっかり見えており、カヴァーオンリーながら分かりやすくて楽しめるステージだったと思います。
ただ時間が経てばこのように余韻に浸れるのですが、その場でそこまで強い印象が残ったかというと、インパクトにやや欠ける感もあり、そこは点数に繋がったか疑問。
オリジナルが無かった点も大和撫子らしさを押し出すという意味では若干物足りなく感じました。
果たして次回、四連覇は……と聞かれると、どうなるんでしょうか。
10回目の優勝を飾り、名実ともにこのイベントの「女王」として、他の出演者の「標的」という立場にあるからこそ、更なる完璧を求められると思います。
他の出演者、及びそのファンの中には「打倒、大和撫子」を旗印に上げている方もいるでしょう。
もっと意地の悪い言い方すれば「大和撫子が優勝しない事」「大和撫子が敗れる事」を楽しみにしている客層も少なからずいるはずです。
いかにそのような客層を「これでは敵わない」と黙らせて、優勝する事が出来るか……恐らく、大和撫子がこのイベントで今、もっとも求められているのはそこだと思います。
かなり高いハードルを要求しているようにも思いますが、大和撫子にはそこまでの高みを目指して、これからも優勝回数の記録を更新すべく頑張ってほしいと思います。
続いては3位のひゞかな。
また一つ、大きな壁を破った感があります。
前回、めるほりと張った「共同戦線」ですが、これが一定の評価をされたと考えていいでしょう。
初めてベスト3のステージで20分という持ち時間でしたが、きちんと4曲、新曲も交えて組んでいたので、いつものひゞかならしさに加えて、新鮮味もあったと思います。
ここまで来るのに約2年……時には脱落しそうな時もあったけど、そんな時期も乗り越えての今回の結果、ひゞかなのユニットとしての成長と成熟がもたらした結果だと思います。
結成当初と比べると、二人とも本当にいい表情をしているし、今はとても楽しそうなのがステージを見ていても伝わってきます。
それにしても奏っぽ☆は本当に皆に愛されていると思います。
自分の世界観を理解してくれる響己という相方がいて、いつものようにいぢってくれる客層がいて……。
でもそれは奏っぽ☆がひたむきに努力した結果、そんな頑張りを知っているから皆がついてきているからだと思います。
またそんな奏っぽ☆と同じくらい、響己も客層にその才能と、ひたむきに歌い続ける姿が愛されていると思います。
初のベスト3を取ったからには、優勝の二文字を目指してみてもいい……私はそう思います。
とにかく歌い続けるからには、奏で続けるからには、今よりももっと上を目指して頑張ってほしいし、今の彼女たちならそれが出来ると信じています。
さて4位以下を見ていくと……。
4位のMa:rchen-holic*。
ステージ全体を通して表現した物語とその世界観がとても神秘的でした。
ひゞかなと「共同戦線」を張って、自己最高位の4位でしたが、このようにガチンコでやっても十分いける事が今回で再認識されました。
まだまだ底力は残しているはず。もっと貪欲に自分たちの世界を前面に押し出してワガママになったっていいと思います。
まずはベスト3目指して頑張ってほしいです。
5位の桑名美沙子。
まさに「諸刃の剣」だけどその歌唱力に圧倒されました。
通常カヴァーだけでその歌い手の世界観を表現するのは難しいところなんだけど、美沙っちぃの場合、歌唱力で世界観を表現しきれてしまうから恐ろしい……。
歌姫系が過去を見ても上位になかなか残れないイベントですが、そこをなんとか風穴を開けるとしたら、こういう手段が一番なのかなぁ……。
でもやはりオリジナルもどこかで聴きたいと思う訳で、ちょっと複雑な心境。次回、注目しています。
6位のLiar。
新曲で方向性が明確になったのが大きい。
これまでのオリジナルと比べ「イルミネーションWorld」と「愛してるっ!」の楽曲の方向性はこれからのLiarの進みたい方向を示しているから、初見の方でも分かりやすいし入りやすいと思います。
あとTシャツはいいタイミングで出来たと思います。これで固定ファン層の結束が高まると思うのでますます盛り上がるのではないかと思います。
このイベントには数少ない正当派アイドルユニットとして頑張ってほしい限りです。
7位のまかべまお。
グル~ミ~と新曲披露の予告に尽きる。
ステージ自体は実はいつものまおまおと比べて大差が無かったけど、ビジュアル的な面で楽しませてくれた点と、期待を持たせる発表というのはプラス評価。
オリジナルの弾数は揃っているから、新旧のオリジナルと新曲を交えていけば、まだまだいけると思います。
客を驚かせつつも、楽しみを提供していくまおまおにこれからも期待したいところです。
8位のみく16歳。
ちょっと再考の時期に来たのかもしれない……。
まずはランクイン以来続いてたベスト3からの陥落は、これまでのみく16歳を支えていた固定ファン層の力のみで持ちこたえる事の限界を現していると思います。
しかし他のファン層を取り込む努力といえば、選挙活動風な演出以外見られない訳で、セットリストもさすがに似すぎていて飽きられている感もある。
実はオリジナルも結構多いはずなのに「ロマンスが欲しいの」以外、カヴァーに頼っている現状を打破しないとこの先厳しいかも。
今回、黄色信号が灯ったと考えていいと思います。脱落しなかったから、次回の巻き返し期待。
9位のFICE。
らしいといえば、らしいセットリスト。
相変わらず無茶をしているという意味では、実は前回のエクササイズセトリと大差は無い(笑)
だけど全曲オリジナルで、しかも11曲ぶっ通したところにFICEのオリジナリティーが現れているし、またFICEの引き出しの多さに感嘆するところでもある。
まぁ何より空気を薄くする戦犯にならなかったので(笑)そこまで今回は客層の顰蹙を買わなかったと思います。
やっぱり主宰には、まだまだこのランキング自体を引っ掻き回してもらわないと困ると思います(笑)
10位のゅん((・∀・))ゅん。
モロに反動を食らった感があります。
正直、2位から数ランクダウンなら想定内だと思っていました。前回はかなりのサービスショットだった訳だし、ステージの内容はともかく、その辺はもっと評価されると思っていましたが……。
ただ前回、あそこまで露出しておいて、このランキングという事は、客層はゅん((・∀・))ゅんにセクシーさを求めていなかったという結論にも至る訳で(笑)
でもそれが分かっただけでもゅん((・∀・))ゅんにとっては、今回のランクダウンは価値があった……かもしれません(汗)
だけどステージは基本楽しいので、まだまだいけると思います。
昇格組の森永まみ。
まさかの登場や展開に大爆笑の連続でした。
脱落した事が完全に彼女の中で成長に繋がったし、また彼女自身のネタの肥やしになっている印象を受けました。
こうして考えると、まみぴょんの脱落は悲劇ではなく、むしろまみぴょんパワーアップのために用意されたシナリオにも思える訳です。
本気で復帰即優勝を目指しているのも納得のステージ。赤いTシャツの固定ファン層と共に再び「ぢゃ☆ベストテン」をかき回して欲しいと思います。
最後に2位ながら、今回脱落の憂き目に遭ってしまった小泉千秋。
2位になった事は大きな喜びだけど、まさか9ランクダウンとは……天国と地獄をいっぺんに味わった印象が強いです。
ただ正直、千秋ちゃんも万策尽きての今回脱落だったようにも思います。
今年に入ってからの千秋ちゃんのステージを見てみると、絶対何かしらネタを仕込んで、客層を楽しませていました。
今回の脱落はオリジナルを全曲ぶつけての真っ向勝負だった訳ですが、それがネタを仕込む千秋ちゃんと比べると面白くなく映ったのかもしれません。
また一部の客層には、必要以上に遊ばれていた感もあり、メリハリがうまくつけられなかった点もあるかもしれません。
こうして二度目の脱落はもちろん史上初のケースですが、千秋ちゃんの性格上、いずれ再挑戦はすると思います。
(実際、物販で話をしたら、その意思はある模様)
だけどここまで一生懸命突っ走った感があるから、少し休んでもいいと思うし、気合が入っているなら次回にでも挑戦すればいいと思います。
どんな形であれこれからも千秋ちゃんが頑張るのであれば、陰ながら応援したいと思います。
まずはお疲れ様。そしてこれからも頑張れ!
しかし2位から一気に千秋ちゃんが脱落した事、そのものが今の混沌とした「ぢゃ☆ベストテン」の状況を物語っているように思います。
少し前までは5ランクダウンでも大事でしたが、今はそれが普通。
今回のゅん((・∀・))ゅんが8ランクダウンでワースト記録……と思ったら、まさかすぐに千秋ちゃんが9ランクダウンで更新してしまうとは……。
ちなみに今回の9ランクダウンを抜かすには……優勝から脱落しないといけません(汗)
そんな事起きると思いたくはありませんが……いや本当にもう何があるか分からないし、過去のデータが特にアテにならない状況が続いています。
そう考えるとこのような状況においても大和撫子は三連覇、10回目の優勝は異次元の戦跡になる訳です。
ただ一時期と比べると、大和撫子の点数もだいぶ落ちており、今回も7,900点台。
2位だった千秋ちゃんと1,300点ほどの差で実は圧倒的な大差ではありませんでした。
なので大和撫子も何かの拍子に調子を崩すと、一気にピンチに陥る可能性も否定できません。
とにかく今回思ったのは、もう夜は何が起こるかわからないという事と、空気の有難さでしょうか(笑)
ってか、エアダクトの効果凄い!(笑)
もう酸欠も怖くないし、上位になればなる程、高地トレーニングよろしくなライブじゃない事は有難い!
何はともあれエアダクト用意してくれた、某お客様、本当にありがとう!おかげで快適なライブが過ごせました!(笑)
そんな訳で色々あった真夏の一大決戦、「ぢゃ☆ベストテン vol.33」
偉大な記録が誕生した瞬間と、まさかの展開に左右された回でした。
三連覇を達成した大和撫子。
次は自身、二度目となる四連覇達成となるのだろうか!?
しかしこのまま大和撫子の独走を許したくない他の出演者たち……。
今回3位のひゞかな以下、多くのメンバーが初優勝を虎視眈々と狙っている……。
もしくはみく16歳、約一年ぶりの優勝はあるのか……そして主宰・FICE、まさかまさか約四年ぶり3回目の優勝はあるか!?(爆)
そして遂にこの乱戦にデカシャツ喫茶、参戦……!
次回、9月21日「ぢゃ☆ベストテン vol.34」
中秋の名月は一体誰に微笑むのか!?