【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第32回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第32回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

そろそろ夏の気配も漂い始めている昨今……皆様、いかがお過ごしでしょうか。
半袖で過ごすにはまだちょっと寒いような、だけど着込むと汗が滲むようなそんな日々をお過ごしかと思います。
とにかく暑い日々が、そろそろ日本列島にも到来しつつありますね……。

だけどここ神楽坂は二ヶ月に一度、必ず「熱く」なります……。

奇数月第三土曜日……二ヶ月に一度、私の暦は「常夏」!
それは即ち「二ヶ月に一度のライブバトル」が繰り広げられる日……!

通算32回目の熱いライブバトルは、どんな熱気と感動を生み出すのか!?
2013初夏の決戦「第32回イカすアキバ天国」の模様をレポートいたします!

●開演前

個人的には前回「第31回」を従兄弟の結婚式という事情で欠席しています。
夜の部「ぢゃ☆ベストテン」には間に合ったけど、やはりこのイベントは昼夜ワンセットで観ないと120%の満足を得られない事を実感……。

だからこそ余計にイベントが始まる数時間前から遠足前の小学生状態だったのは間違いない(笑)
それでも早めに寝れたので、いつもよりは睡眠時間は多かったはずなのだが……。

でも会場に到着した時で開場時間15分くらい前だった(笑)
そりゃ幾らなんでも、自分より先に到着しているのは、夜勤明け直行の某K○Uタソくらいだったよ(笑)
それでもソワソワしている自分。開場5分前くらいから「早く開け~!」と心のどこかでは思っていたに違いない(笑)

そんな訳で開場~。
いつものように受付を通過して、まだ微妙に朝の雰囲気の会場に足を踏み入れる……。

これだよ、これ!(笑)
この入場したてのお客様がまばらな状態の会場の、戦いの前の一瞬のまったりと流れるこの空間がいいんだよ(笑)
この時だけは主宰のFICEや当日の出演者ともまったり会話が出来る。このまったりとした雰囲気がいい(笑)

しかし自分のかなりマニアックな楽しみ方を語られても困ると思うので、この辺で割愛(笑)
そうこうしているうちにお客様もだいぶ数が集まってくる。

……個人的な所感ですが、いつもよりは多かった、いやペースが早かったというべきか。
そんな印象はありました。

そして会場内のプロジェクターからは、先日の出演順を決めるアミダくじの様子が映し出される……これ行きたかったんだよなぁ(笑)
そんな訳で場内大爆笑のアミダくじの映像が終わり、いよいよOP……。
戦いの火蓋はまさに今、落とされようとしていた……。

●OPアクト

メンバーは司会兼主宰でもあるFICEの二人。
コーラスのひびぃ、着ぐるみダンサーズは奏っぽ☆と……おっと、ここでもう一人は敢えて名前は出さないでおこう(笑)

そんな訳で開始となりました。
OPは「浪漫」

まさにこの後の熱い戦いを象徴する、素晴らしい選曲。
戦いの先には何があるか……「浪漫」
まさしくこのイベントのOPに相応しい楽曲ですよ。

ただし楽曲のサブタイトルは「モザイクの向こう側」だけど(笑)

そんなこんなでOPは終了。
FICEのお二人による、とっても丁寧な投票システム&諸注意を経ていよいよ本編開始と相成ります!

今回のトップバッターは……。

●本編

・1番手:カンペキ猫娘主義(初出場)
トップバッターはカンペキ猫娘主義の三人……いや猫だから三匹という表現が適当か!?(笑)
まだ4月にデビューしたての三匹の猫娘たち。元気いっぱいにステージに飛び出していく!
名前の通り、まさに猫と言った感じの姿が客層の目を引いた。
一曲目「ムーンライトニャンデブー☆」
そして彼女たちのキレのあるダンスを目の当たりにした客層は一気にヒートアップ!
そのクオリティの高さとノリの良さに度肝を抜かれ、また心奪われただろう。
恐らく多くの客が彼女たちを初見……多くても2回目であろう。
それもそのはず。彼女たち自身、今回がデビュー以来2回目のライブだったからである!
そんなまだインディーズアイドル業界では、知名度もほぼ皆無に等しい彼女たちがいきなり客のハートを掴んだ!
素晴らしいステージの始まりだった。
会場の拍手の後、長めのMC。
MC……というよりは、ちょい長めの漫才(笑)
三匹のキャラがそれぞれ立っていて非常に楽しめました。
ってか、リーダー格・ミサのオチキャラっぷりが半端無い(笑)
こうして長めのMC(?)を経て、二曲目「猫将軍」を披露。
この楽曲も非常にダンスのキレが良く、会場全体がノリノリでした。
今回は二曲編成なので、これで終了。
しかしオリジナルが最初から有り、まだ2回目のライブでMCを含めたこのクオリティの高さには、目の肥えている客層も感服。
正直、彼女たち自身2回目と言わなければ、もう少しベテランと思われてもおかしくないレベルの出来映えでした。
いきなり彗星のように現れた大型新人、カンペキ猫娘主義のステージは終了。
大番狂わせを大いに期待させる、上々のステージでした。

トップバッターでこのステージ。
もう嫌でも次以降の期待が高まる。
そして2番手に登場するのは……あの再挑戦を決めた、彼女だった!

・2番手:森永まみ(出場:7回目)
今年3月に行われた「ぢゃ☆ベストテン vol.31」……。
当日開票の結果、11位となり脱落の憂き目に遭った、まみぴょんこと森永まみ……。
当時のブログなどでは、彼女の非常につらい想いが見て取れたが、早々に再挑戦を表明する。
……そしてあれから二ヶ月……久々の昼の部「イカすアキバ天国」のステージに彼女は立とうとしていた。

会場に流れるのは、某有名ゲームのOPテーマ。
そして流れるナレーション。
内容はまみぴょん脱落、苦悩の日々、しかし再挑戦を決めた強い決意とこれから挑む旨のメッセージ!
舞台は整った!ナレーションが終わり、いつものまみぴょん登場のOPSE!
数多く陣取った赤いTシャツのまみぴょんファンの「ま~みぴょーん!」の掛け声と共に、森永まみはステージに駆け上がった。

そして……いきなり畳み掛ける!
なんと4曲連続メドレー!
4曲の中身は忘れちゃったけど……確か「ヒ☆カ☆リ」は入っていた。
あとメドレーのラストが「まことにざんねんですがぼうけんのしょはきえてしまいました」だったのは鮮明に覚えている(笑)
なおここでの歌の中の台詞も若干、今回のアキ天仕様に変えられた事も付け加えておく。
とにかくこのメドレーの段階で熱気が半端無かった。
赤いTシャツを着込んだまみぴょんファンの皆様だけでなく、会場にいる全てのお客様を巻き込んでの盛り上がりっぷり。
非常に見ていて爽快かつ、痛快だった。
そしてメドレーを終えて入るMC。
まみぴょんが前回の脱落を経て、今回のステージに臨むのに際して、どういう想いでいたかを語りました。
そして彼女の中で出た答えは「楽しんでもらうこと」
……それを念頭に今回のステージの構成は組まれたそうです。
確かに冒頭のナレーションから、メドレーまでその言葉に違わぬ、とても楽しいステージが展開されていました。
だけどMCの時点で彼女の目指す楽しいステージには、あと一つ足りないものがあった……。
その足りないものを、最後に彼女は持ってきました。
ラスト一曲、もってきたのはもちろんこの曲……「トルネード」
森永まみの代表曲にして、代名詞。
この歌で盛り上がらないはずは無かった。
そしてファン層も変幻自在の様々なクラップ、コールで大いに盛り上げる。
このクラップやコールは実は当初と比べても年々変化が加わっている。
今のスタイルが定着したのも昨年か、それよりちょっと前くらいだろうか……。
そういう意味で「トルネード」という楽曲は、まみぴょんがファンと共に作り上げた至高の名曲であると言って過言では無い。
そんな長年、ファンと共に作り上げた名曲に乗せて、ステージの上のまみぴょんは熱唱する。
そして後半、ステージの上から楽しくてたまらなくなり、客の中心に降り立つまみぴょん。
きっとそこには、まみぴょんが思い描いていたステージが広がっていたであろう。
こうしてまさに「トルネード」の如く、まみぴょんのステージは15分の間に、あっという間に過ぎ去っていった……。
しかしまみぴょんが去った後でも、その熱気は会場をなお包み込んでいた。
まさに「トルネード」……素晴らしいステージだった。

……こうして凄まじいライブを見せつけたまみぴょんだったが、後の出演者も負けてはいられなかった。
続いては急遽、出場が決まったこの方である……。

・3番手:藤堂はな(出場:2回目)
出演順を決めるアミダくじの後に出演キャンセルがあったため、今回急遽出演が決まったは~ちゃんこと藤堂はな。
実はこの日、FICEの着ぐるみダンサーズとしてのみの出演予定だった……はずが、急遽出場する事に。
(OPで敢えて触れなかった、着ぐるみダンサーズのもう一人は彼女)
僅か4日間の準備期間を経て2回目の「アキ天」に臨む。
一曲目「時間の国のアリス」(松田聖子)から、かわいらしくスタート。
そんな今回の彼女だが、黄緑色のドレスというか、そんな感じの衣裳。
へそ出しなのでセクシーさと、キュートさが溢れていた。
楽曲の雰囲気といい、背が低くてかわいらしい容姿の彼女には、ピッタリな衣裳だった。
まみぴょんの後という事もあり、熱気ムンムンの会場だったが、その雰囲気に負けないよう彼女も一曲目から自分なりの世界を展開した。
曲間のMCでも語っていたが、出場が決まったのが4日前、しかも自分の前がまみぴょん。
「まずどうしよう!」と考えていた模様(笑)
しかしあれこれ考えても仕方ないという事で、は~ちゃんも自分らしいステージに徹する事にしたのだとか……。
それが功を奏したのか、このMCの頃にはまみぴょんの熱気、余韻が程よく中和されて、藤堂はなのためのステージが出来たように見受けられる。
二曲目「魔法の少女☆めぽりん」は、は~ちゃんワールドを如実に現す良曲。
かわいらしさの中に、彼女独特のちょっとハスキーな声が心地よい。
準備期間が短い割りに、は~ちゃんらしさが出ていたシーンかもしれない。
本人がどういうコンセプトなのかは分からないけど、彼女から連想できるのは「お人形さんみたいな魔法少女」
かわいらしさの中に不思議なときめきにも似た感覚の表現が出来ていると、ステージを見て感じました。
その後、MCを経てラストは「愛の讃歌」
ただし皆さんが一般的にすぐ思いつくスローテンポの「愛の讃歌」ではなく、数年前TVCMで流れていたロックバージョンを軽やかに歌い、ステージを締めました。
急遽出演が決まり準備期間が短かった割りには、は~ちゃんらしさが前面に出たステージでした。
熱気とは違った、優しいような、心がどこかときめくような、そんな甘酸っぱい感じのステージ……これが藤堂はなの世界なんだというのが感じられました。
以上、藤堂はなの素敵なステージでした。

さてあっという間に中盤戦。
次に登場するのは、「ぢゃ☆ベストテン」出演中、小泉千秋の妹分ですが……。
彼女は他の出演者とは、また一つ違った決意を胸にステージに上がった……。

・4番手:中嶋ありさ(出場:3回目)
まずOPのSEから意表をつかれた。
知っている人も驚きはしないが、これを持ってきたか……という感覚にはなっただろう。
堅いフロアを歩くような靴音……徐々に高まっていく音楽、そして流れる前奏……。
一曲目「mistress」
師匠・小泉千秋の楽曲、そして師匠を彷彿とさせるランジェリー風の衣裳に身を包み、中嶋ありさはステージに姿を現した。
※ちなみにこの衣裳、千秋ちゃんの物を借りているとFICEとの絡みMCで発言している。
純粋に歌唱力だけなら、千秋ちゃんにも引けを取らない。普通に聴いていて上手いのが分かる。
しかし今回、彼女がなぜ師匠の楽曲を選曲し、また師匠を彷彿とさせる衣裳を着たのか……その理由は、その後のMCですぐに分かった。

「5月いっぱいでの引退」

それが彼女の口から発せられた言葉だった。
つまり今回が彼女にとって最後の「アキ天」である。
序盤にして早くも声を詰まらせる、ありさちゃん。
しかしまだステージは終わっていない。今にも溢れそうなものを必死に抑え、二曲目に入る。
二曲目は「YOU」
もちろん小泉千秋の楽曲である。
切々と歌い上げる姿は、千秋ちゃんの姿がどこかでダブる。
ところどころ声はうわづってしまいがちだったが、しっかり歌いあげていた。
そしてラストは「Shake It!」
歌もそうだが、振り付けもしっかりこなしていた。
そしてありさちゃんの視線の先には……師匠である小泉千秋の姿がきっとあったに違いない。
そんな妹分の姿を……客席の後方で立っていた小泉千秋もしっかり見つめていたに違いない。
我々客層では知る由も無い、師弟愛がこのステージには溢れていた。
ありさちゃんが最後のアキ天で表現したかったもの……それは師匠である小泉千秋に送るメッセージだったのかもしれない……。
ステージを終えて、全てを出し尽くしたありさちゃんの表情には、一切の曇りは無かった。
そしてそれをその場にいた客層全てと……小泉千秋はしかと目に焼き付けた。
こうして中嶋ありさの「アキ天」への挑戦は幕を閉じました……。

そんなありさちゃんのやりつくした感を吹き飛ばすべく、立ち向かったのが次の出演者だろう。
心と魂に火を灯し……いざ初挑戦のステージへ!

・5番手:石戸なつみ(初出場)
グレイを基調としたブレザー風の衣裳に、赤いネクタイ、そしてロックを彷彿とさせるちょっときつめのメイクで登場。
なーここと石戸なつみ。「アキ天」初陣!
一曲目「No thank you...」(放課後ティータイム)からいきなり全開である。
イメージとしては、もうちょっとかわいらしい娘を想像していたから、このスタートは意外だったなぁ。
(固定ファン層的にはそうでないのかも)
続いて二曲目「唇 触れず...」(ノースリーブス)
この楽曲もロックというか、そんな感じだったねぇ。
ただ普段の彼女を知らない人でも、彼女を初見だと「あぁこういう感じなのか」といわれたら、本当に分かりやすい構成です。
自分の中のなーこさんは、某所でコリラックマの着ぐるみ着て、某ひよ美の餌食になったイメージしか無いので(爆)
※詳細は過去のレポートにて。
そんな気合入りまくりで、ノリノリのなーこさん。
ラストの曲の前のMCで飲んでいたペットボトルを客席へ投げて、更に気合を入れる!
ラスト「WHITE OUT」
彼女のオリジナル曲だけど、とにかく熱かった!
全体的に客を乗せるのが本当にうまい。
でも何故かケチャでステージ前に来た客の頭を叩く(笑)しかも全力で(笑)
なんだろうこのドS感たっぷりのライブは(笑)
とにかく一つ言える事は、彼女が非常にロック(?)なテイストの歌い手なのは分かりました。
以上「アキ天」初出場、なーここと石戸なつみのステージでした。

……そしていよいよ登場!
前回2位の実力者、いざ2回目の「アキ天」のステージに降り立つ!

・6番手:デカシャツ喫茶(出場:2回目)
満を持して2回目の出場、デカシャツ喫茶!
一曲目「デカシャツ☆ナイト」からスタート!
……分かりやすく言えば、TKサウンドを彷彿させるテクノサウンドが会場に響き渡る。
そしてシノン、ヨツイミワのツインボーカルが心地よく耳に入る……。
先ほどまでのロック調の盛り上がりとは、また違った盛り上がりを見せる会場。
……会場はあっと言う間に彼女たちの圧倒的な歌唱力の前に魅入られていった。
たった一曲……されど一曲あれば、十分だった。これぞデカシャツ喫茶……前回2位は伊達じゃない!
そんな感動にも似た感情は、MCで一気に吹っ飛ぶ……。
……リーダーでもあるヨツイミワの不思議ちゃんキャラがあまりにもユルすぎるからだ!(笑)
聞いている側もどうすればいいか分からないレベルの謎のユルさ(笑)
そんなヨツイさんを軽く突っ込むシノンさんという構図……意外と漫才としてもいける(笑)
ユルいMCを挟んで二曲目「ふわり、ひらり。~sweet dream memories~」
一曲目とは打って変わって、スローテンポ調の優しい楽曲。
この楽曲でも二人の美しい歌声とハーモニーが会場全体を包み込む。
ただ盛り上げるだけでなく、このようにじっくり聴かせる事が出来る……。
このように楽曲のバリエーションもあり、それを緩急自在に二人で歌い分ける……本当に凄い歌い手だと思う。
ただしMCになるとヨツイさんが……(笑)
もっとも締めるところは締めて、ユルめるところはユルめるから、終始糸が張り詰めたような状況にならず適度な緊張感でステージを堪能できるのかも。
そう考えるとヨツイさん、何気に凄いぞ!いや手綱を締めているシノンさんの方が凄いのか……(笑)
そしてラスト「before daybreak」
デカシャツ喫茶のキラーナンバーと言って過言では無い!
圧倒的な歌唱力と心躍るようなテクノサウンド、そしてそれに乗せられた客層の問答無用の盛り上がりっぷり!
じっくり歌を聴いても良し!一緒に盛り上がっても良し!どちらでもいけます。
それにしても……なんですかこの方たちは!?
今まで何回か、それとなーく彼女たちのステージは遠方から見ていた自分ですが、こうしてちょっと注目して観ていたら、気付けば心奪われていた……。
彼女たちのステージが終わった直後、鳥肌が立つ感覚を覚える自分がそこにはいた……。
こうしてデカシャツ喫茶のステージは終了。
……二人の素晴らしい歌声、音楽、そしてMCでのユルさ(笑)が脳裏に焼きついて離れなかった!

そしていよいよトリを迎える。
トリになったのは今回、初出場のこの二人……。

・7番手:ちゅちゅぶらんか(初出場)
「アキ天」初出場のちゅちゅぶらんかの二人。
個人的にメンバーの百瀬小恋実嬢はお久しぶりに拝見しました。
白を基調した衣装が印象的。
この日の出演者の中では、一番ふわふわしているというか……見てて和む。そんな二人組。
セットリストは……完全に忘却(失礼)
一曲目がカヴァーで、残り二曲がオリジナルだった……はず。
全般的に見て、第一印象と違わず、ステージの上でもふわふわした感じというか印象はとても強かった。
終始そのペースだったので、見ている側としては安心して拝見できました。
結成して一年ちょっと、個人的には初見でしたが、ユニットとしての形はきちんと成立していると思います。
ちなみに彼女たちユニット史上初の「トリ」だったので、緊張はしていた模様。
だけど見ていて大崩れはしていなかったので、しっかりユニット史上初の「トリ」としての役目は果たせたのではないかと思います。
とにかく今回はインパクトが強い出演者が多かったので、最後にこうして和ませてくれるステージだったのは、一服の清涼剤だったかもしれません。
以上、ちゅちゅぶらんかのステージでした。

 
 
こうして全7組によるステージは終了。
投票タイムとなります。
 
そして全ての客の投票が終わり集計タイムに入ります。
果たして今回の結果は……。

●ゲスト

その前に今回のゲスト。
今回のゲストは「第31回イカすアキバ天国」を優勝したLiarのお三方。
3月の優勝のステージを拝見出来なかったので、その分を補完するつもりでじっくり拝見いたしました。

一曲目は「むなもときらり」から元気にスタート。
実は……自分、Liarの楽曲の中ではこの楽曲が一番好き(照)
三人とも笑顔がかわいいんだもーん(照)
そんな元気ハツラツにスタートしたLiar。
続いて二曲目にバラード「You Can Get Love」
ここでLiar三人のハーモニーがきれいに響き渡る。
今年に入ってこの辺の三人のバランスがだいぶ良くなったと思います。
以前、拝見した時と比べても進歩している跡が分かる一曲でした。

さて続いては今月に入ってから発表した新曲。
良く見たら手首とブーツの紐がキラキラ光っている……。
実はこの楽曲に合わせて作られたのだとか……。
三曲目「イルミネーションworld」
……おお!って思いました。
今までのLiarに無い、ちょいカッコイイ路線。
イメージとしては、ちょっとだけPerfumeみたいな。
個人的にこの楽曲、気に入りました。
これからの彼女たちにとって、大きな武器になるかもしれません。
続けて四曲目が確か「ホントノキモチ」(一曲目と逆かもしれない)
既存の楽曲については安心して見られますが、ところどころ上達の跡が垣間見えます。

そしてラストに「君がくれたもの」
今のところLiarのキラーナンバー。
この楽曲のサビ付近が一番、ファン層も盛り上がるし、気持ちが一つになっている感があります。
「イルミネーションworld」を極めつつ、この楽曲を大切にしていけば当面、Liar楽曲の二枚看板としてやっていけると個人的には思いました。
それくらいやっぱり客層には認知されている楽曲だし、これからも大切に歌って欲しいと思いました。

こうしてLiarのゲストステージは終了。
前回の優勝は伊達じゃなかった!
俄然、夜の部が楽しみになる、素晴らしいステージでした。

●投票結果→ED

ゲストコーナーの間に集計が終わりいよいよ結果発表。
全出演者が拍手の中、ステージの上に集合。

司会のFICEによると今回は意外と一つ、一つの順位に点差がついているとの事。
そして読み上げられる優勝の点数は驚愕の1万点超え!
読み上げられた優勝者の名は……。

・森永まみ

……その瞬間、彼女は顔を両手で覆った。
そして彼女の大きな瞳から、一筋の涙が頬をつたっていた……。

まみぴょん、見事な一発返り咲き!
大歓声に包まれて、自身2個目のトロフィーを受け取った……。

トロフィーを受け取った後のインタビューでは、最初こそ涙ぐんでいたが、徐々にいつもの笑顔が戻っていった。
「嬉しすぎて具合悪い」という迷言(笑)も残し、最後はラスト一曲前のMCでお馴染み、光線銃でお客様を撃つところを、トロフィーでお客様を撃っていました(笑)
本当にこの一連のやり取りだけでも、今回に賭けたまみぴょんの想いがヒシヒシと伝わってきました。

続いて2位の発表だが、ここでもどよめきが起きる。
実は今回の2位、なんと約7,500点!
優勝との点差もさる事ながら、普通なら優勝しておかしくない点数を取って2位に入ったのは……

・デカシャツ喫茶

前回に続き連続2位。
これで2回目の2位なので、司会のFICEからも次取ったら「シルバーコレクター」との声も(笑)
しかし2回続けて上位に食い込んだ実力は誰の目から見ても本物。
優勝したまみぴょんと共に500点をかき集めた事も語られている。
2位だけど、度肝を抜いた2位であった事は間違いなかった。

そして3位だが、2位とは3,000点の差がついている……。
完全にこの点差でまみぴょん、デカシャツ喫茶の引き立て役になってしまっているが、そんな中3位に入ったのは……

・石戸なつみ

司会のFICEの言葉を借りるなら「夜の部経験者と、前回の準優勝者がいる中」での3位。
この超強力なメンバーがいて3位をもぎ取ったのだから、評価されていい3位だと思います。
ただ心無しかなーこの表情は、喜びとか、悲しみとかもなく、ただ呆然としていたように思えました……。

こうして最後は「愛鯛」まみぴょんバージョンで締めて、「第32回イカすアキバ天国」は無事終了と相成りました。

●総括

まみぴょんの強い想いが炸裂した今回。
しかし敗れはしたものの、デカシャツ喫茶の戦いぶりが素晴らしい回でした。

まずは優勝したまみぴょん。素直に「おめでとう」と伝えたい。
見事、史上2組目の「返り咲き」を決めた今回のステージ。
「何が何でも勝つんだ!」という執念を感じる一方で、自分の根本を見直し「楽しいステージ」を目標に掲げて臨んだ事が伝わってきました。
まみぴょんの理想が現実として姿を現し、そして結果が結びついた見事なステージでした。
表彰式では一瞬涙を見せたけど、でもその後の笑顔を見れば、彼女自身が本当に今回嬉しくて、そして楽しかったというのが分かります。
とにかく今回のステージ、本当にまみぴょん自身、相当考えて臨んだというのが伝わりました。
OPのナレーションも「脱落」という事実をネタにして笑いに変えていたし、非常にポジティブな印象を受けました。
「勝ちたい」という想いだけでは、悲愴感に溢れていたかもしれない。
だけどそこから這い上がって前向きになれたからこその今回のステージであると思います。
そして結果「楽しいステージ」を実現した。
……本当に「脱落」をバネに、また一回り大きくなって、まみぴょん勝ち上がった……そういう印象を受けました。
史上2組目の「返り咲き」手放しで賞賛していい!本当にお見事でした!
でも本当に伝えたい言葉は、二ヵ月後まで取っておきます。
二ヵ月後「ぢゃ☆ベストテン」のステージに戻ってきた、その時、きっとその言葉は皆が言ってくれるでしょう……。
だけど敢えて言おう!「トルネードは再び舞い上がった!」と……。

そして優勝したまみぴょんと同じくらい賞賛したいのが、今回2位のデカシャツ喫茶。
通常、2位になった出演者には何かしら敗因というものが浮かぶのですが、今回に限っては……特に無し。
本当にまみぴょんが凄かった。だから結果的に点数がまみぴょんほど集められなかった。
まみぴょんがいたから優勝出来なかった……ただそれだけ、それだけしか言えないんです……。
敗因というには、あまりに本人たちに非が無い……それだけデカシャツ喫茶のステージは素晴らしかった。
優勝したまみぴょんとは確か3,500点くらい離されたのかな……この点差だけ見れば惨敗かもしれません。
それでも7,500点取って、3位以下に3,000点離している……。
普段の回なら7,000点も取れれば、十分、優勝圏内です。
ステージの様子は既に書いてある通り。鳥肌が立つくらい素晴らしい楽曲の数々と、二人の奏でる絶妙なハーモニーが最高でした。
今回だけは仕方ない。だけどデカシャツ喫茶はまみぴょんの前に敗れた訳じゃない。
まみぴょんが勝った。デカシャツ喫茶がその次に評価された。ただそれだけの事実。
アキ天史上「最も誇るべき2位」と言って過言ではない。

そんなまみぴょんとデカシャツ喫茶、実はお互いが、お互いののステージを見ている姿はチラっと見ていました。
特にまみぴょんがデカシャツ喫茶のステージを目を輝かせながら、楽しそうに見ていた姿は印象的でした。
そして表彰式の前、まみぴょんはデカシャツ喫茶のシノンさんと手を繋いで登場したのも見逃していません(笑)
その姿に競い合うライバル以上の、友情にも似た清々しい関係みたいなものを感じました。
まみぴょんも「楽しいステージ」を今回目標に掲げていたけど、デカシャツ喫茶も「楽しい歌を届ける」をコンセプトにしている。
特に今回はお互いにどこか通じるものがあったのかもしれない。

森永まみと、デカシャツ喫茶。
この2組には本当に感謝したい。
こんなに素晴らしい2組が同じ回で見れた事は、この上無く幸せでした。

そしてデカシャツ喫茶は早くも次回参戦が決まっている。
次回はどうなるか分からない。
だけど願わくばデカシャツ喫茶には、いずれ夜に上がって、まみぴょんと楽しみながら再度、ライブバトルを展開して欲しいと思います。

さてまみぴょんとデカシャツ喫茶でかなり総括を割きましたが、他の出演者も見所十分でした。

まずは3位の石戸なつみ。
まみぴょん、デカシャツ喫茶の陰に隠れたものの、初出場で3位は立派です。
今回のメンバーの中では盛り上げ方が上手かったし、この結果も見ていて納得です。
ただ2位のデカシャツ喫茶と3,000点の差があった事実は忘れてはいけない。
この上位との差を、どうやって埋めていくかが今後の成長の鍵になると思います。
これを機に次回以降、更に上へ……まだ挑戦は始まったばかり。期待したいと思います。

期待といえば、トップバッターだったカンペキ猫娘主義。
デビュー2回目のライブであのクオリティは素晴らしい!
これが順調に期待通りの成長曲線を描いたら……と思うと、今からワクワクします。
ただ「2回目にしては」と見られている事実も忘れてはいけない。
キャリアを積み重ねて成長が見られなければ、評価も同様にそこで止まってしまう。
最もアイドルを始めたのが最近であって、もっと厳しいダンスや舞台の世界で鍛えている方たちなので心配は無いと思いますが……。
そういう意味では早々に次回参戦が決まっているので、正念場は次回かも。
やはり期待したいし頑張って欲しいと思います。

今回、急遽出場が決まったは~ちゃんこと藤堂はな。
準備期間が短い割りに毎回良いライブしています。前回も出場は比較的急だったし……。
自分の世界観を作る術に長けているのは、前回でも実証済。
今回もまみぴょんの後という出演順で、良くやったと思います。
本当に次回出演時は、綿密に準備して頑張って欲しいと思います。
また話は前後しますが、彼女は今回、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」を最後まで見ていきました。
彼女自身、何か感じるものはきっとあったと思います。これを糧に伸びて欲しい……そう思います。

トリを務めたちゅちゅぶらんか。今回は厳しかったか。
メンバーも確かに強力だったけど、ふわふわしている印象だから意外と印象には残らなかったかも……。
彼女たちのキャラクターはもしかしたらトリ向けじゃないかもしれません。
出演順が違えば、もう少し違ったかもしれないですが……。
厳しい事ばっかり言ってますが、ただユニットとしての完成度は高い部類。
何かこれだ!という武器でもあれば、変わる可能性はあるので、また次回楽しみに拝見したいと思います。

そして5月が引退の中嶋ありさちゃん。お疲れ様でした。
今回のステージ、点数で計れるようなものではなかった。
何故なら今回のステージ、ありさちゃんの、師匠・小泉千秋に対する感謝の表れとも言えるステージだったから……。
単純に良かった、悪かったで白黒付けられない。
ただ見ていて、師匠に対する愛情は伝わってきたし、君が辿り着きたかった終着点は小泉千秋だったんだな……そう思いました。
これを書いている時点では、まだ残りのライブが残っていると思うけど、お疲れ様でしたと声をかけたい。
少なくとも自分はこの日のありさちゃんのステージは決して忘れない……。

ゲストのLiar。
今回見れて、本当に良かった(笑)
前回の優勝見れなかったから、本当に見たかったー!(笑)
でも確実に成長している跡が分かるステージだったし、新曲も良かった!
前回優勝者として、実に堂々とした30分のステージでした。
これで「ぢゃ☆ベストテン」初陣に向けて弾みがついたかな……?
そう思えるステージでした。



こうして「第32回イカすアキバ天国」は、森永まみの返り咲きで幕を閉じました。
まみぴょん復帰の「ぢゃ☆ベストテン vol.33」が今から楽しみでたまりません。

そしてデカシャツ喫茶、カンペキ猫娘主義は早々に「第33回イカすアキバ天国」参戦決定!
次回、勝ち上がるのは誰なのか……これもまた楽しみになってきました!

しかし昼が終了する頃には、なーんとなくいつもより空気が薄くなっているような気がしました。
昼は大抵大丈夫なんですけどね……。
そしてこの空気の薄さが、夜の部の死闘に繋がるとは……。

この時、誰も予想していなかった……。

昼に負けず劣らず大激戦!
夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.32」の様子は……。

後日(笑)

※前回の優勝者にして、今回のゲスト!

Liarの三人。前回優勝時の写真が撮れなかったから、無理言ってエアトロフィー(笑)

※今回の優勝者!
 

見事返り咲きを決めた、まみぴょん。栄光のトロフィーと共に……!