【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.30』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.30』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。

・AnBぷれみあむぅ presents 『第30回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-11455843767.html

昼の部が終わり、某ファミレスで休憩。
ここでそれなりに満腹の状態になる。

いやそれくらいの状態にならないと、夜は本当に最近もたなくなります(笑)
今回は欠席無しの11組フル参戦!
とてつもないライブになる事は簡単に予想が出来た。

だがそれ以上に……イベント史上、一つの節目となる事が容易に想像出来る状態にあった。
そしてあの日、あの場にいた全ての人がその歴史の証人となった……。

2013年開幕戦。そして「ぢゃ☆ベストテン」にとって一つの区切りとなった……。
「ぢゃ☆ベストテン vol.30」の様子をお送りします。

●開演前

会場に戻って既に行列が出来ていた。
最近では定刻通りに開場しても、すぐには入れない。
それくらい人気イベントなのだと思う。

良く考えれば、昼もそれなりの人数が来場しますが、このイベントはそれを凌駕する……本当、化け物イベントになりつつあると思います。

ほぼ満員の会場には各出演者のCM映像が流れ今か、今かと開演を待ちわびる。
途中、主宰・FICEのPVが流れて客でツッコミ入れあったりして大爆笑。
そんな様子を見ている、今回初出場の二人……昼の雰囲気との違いに目を丸くしている様子だった。

そしてテーマソング「接吻 ~ハイパーダンサボーver.~」に乗せてOP映像が流れる。
客による盛大な手拍子が巻き起こり、これからの戦いの激しさを予感させる。
「ぢゃ☆ベストテン」の文字が現れ爆発音と共に映像は燃え尽き、司会~ずの二人が颯爽と現れた。

二人による投票ルール、諸注意を経ていよいよ本編開始となる。

こうして2013年開幕戦「ぢゃ☆ベストテン vol.30」の火蓋は切って落とされた!

●本編

昇格組としてトップバッターを飾るのは、この二人組。
果たして、初の「ぢゃ☆ベストテン」でどのようなステージを見せるのか……。

・昇格組:RED★i
毎度お馴染み、アニメ「カウボーイビバップ」のOPテーマ「Tank!」に乗って「ぢゃ☆ベストテン」には初潜入!
「第29回イカすアキバ天国」優勝、RED★i、ここに登場。
一曲目はお馴染み「リリリリ★バーニングナイト」のショートバージョンで颯爽に挨拶代わりのダンスを披露してくれた。
さて昼もゲスト出演した彼女たちだが、夜では出し惜しみ無くオリジナルを披露してくる。
二曲目「HARUKAZEロード」
前回昼を勝ち抜いた時も真ん中に持ってきた、RED★iの代表曲。
二人の心地よいハーモニーが会場に響き渡る。
春はまだ遠いけど、春の暖かさを感じられるような優しい楽曲です。
カヴァーに激しい曲や、ポップ調の楽曲が多いけど、実はRED★iはこのようなスローテンポの楽曲の方が合っているかも……。
そう感じながらもラスト、こちらもオリジナルの「シグナル」
「HARUKAZEロード」とは打って変わってこちらは、アップテンポの楽曲。
正反対のタイプのオリジナルで勝負してきた。
だが共通して言える事は、二人のハーモニーが両楽曲のキモという事。
これをきれいに奏でられるかで、全てが決まってくると言っていい。
オリジナルの完成度を高める事が、即ち今後の彼女たちの運命を決めると言って過言ではない。
そんな訳でRED★i、初の「ぢゃ☆ベストテン」は終了……。
彼女たちの初陣。果たして下される審判は……でも今は初出場の喜びに浸って欲しい……。
「初出場」は後にも、先にも、今回しか無いのだから……。

……という事で昇格組、RED★iのステージを終えて、いよいよここからランキング。
まずは10位の発表の前に……。

・11位:美弥乃静
前回、欠場の影響で4ランクダウンで脱落が決定。
当日のランキングでも名前が読み上げられませんでした、記録上11位になるため記載します。

そして今回の10位は……。

・10位:小泉千秋
前回より2ランクダウンで崖っぷち。
小泉千秋ちゃん登場……しかし出てきた瞬間、会場から上がった声は……「(スナックの)ママ」(笑)
……うん、確かに(笑)
髪の盛り方とか、あのシックな白いドレスといい……ママだわ(爆)
客層の皆様に「ママー!」言われて、千秋ちゃん激怒。
しかしそれを後輩の中嶋ありさにも指摘されているので、無碍に否定できず(笑)
そんな千秋ママ(爆)の一曲目は「mistress」
いやSEから入って、カッコイイんです。拳をきかせて歌っていたのでカッコイイんです。
でもママなんです(爆)
ただ本当にここまでママ言われるという事は、本人の意思とは別に衣裳はとても似合っていたという事です。
その点は誰一人、否定は出来ないと思います。
さて「mistress」でカッコよくスタートした後、客のいぢりにも負けず(爆)二曲目「秋桜」(山口百恵)
……語弊があったらごめんなさい。
本人の当初の思惑とはずれていたかもしれませんが、本当にこの一瞬は「スナック千秋」状態!(爆)
衣裳と選曲のマッチングが非常にいい。
ちょっと客側で茶化しすぎて笑いは起きていたのが若干残念ですが、笑いの要素抜きにして観ると実は良く練られています。
実際、歌い終わった後の拍手なんて、スナックの酔っ払った客たちの拍手そのものだったからなぁ……(笑)
だけどこのような状態を作り出せた千秋ちゃんが、実は凄いと感心したりしました。
(これが意図的だったのか、思惑とは違ったかは別として)
さてそんな千秋ママをいぢっていた客たちも、ラスト「I LOVE YOU」(尾崎豊)では今までの笑い声が嘘のように黙ります。
バラードを歌わせたら、今「ぢゃ☆ベストテン」に出演しているメンバーの中でも屈指だと思いますので、ここは千秋ちゃんの貫禄が垣間見えました。
こうして千秋ママ……もとい、千秋ちゃんのステージは終了。
まさにこの瞬間だけは、神楽坂EXPLOSIONが「スナック千秋」になった瞬間でした……。

・9位:まかべまお
前回より4ランクダウン。まおまおことまかべまおの登場。
流石にこのランクダウンは驚いた客層も多かったらしく、「ここまで下がるか……」という声もチラホラ。
そんなまおまおのこの日の衣裳は、右肩がはだけた和服系の衣裳。
……これを観て、大和撫子に紛れて違和感無いと思った方は多々いるはず(笑)
一曲目「モノクロームシンパシー」からスタート。
まおまお、いい気合の入り方していました。
固定客層もまだ発表されて日が浅い楽曲にも関わらず、かなり良い感じで盛り上げていたように思います。
MCでは今回の衣裳が、昨年12月のワンマンで着用したものである事。
そして今回の楽曲は全て……昨年12月発売のアルバム「まかべすと2012」から三曲披露という事を高らかに宣言!
気合入りまくりのまおまお、二曲目「Addicted LOVE」にそのままなだれ込む。
……まだ歌いこみは正直足りないかもしれない。
しかしそれ以上に楽曲の良さには衝撃を受けた。
まだアルバムを手にしていない自分ですが、アルバムを手にした方から名曲揃いと評判が非常に高いにも頷ける楽曲です。
そしてラスト「TRIANGLE」
これもまた良曲。
特にアルバムの中でも人気の高い楽曲を、今回は送り出したとの事。
しかし……今回披露した三曲が全部アルバムに収録されている事を考えると、相当化け物レベルのアルバムをまおまおは作ったという事になりますねぇ……。
今回の順位は残念だったまおまお。
だが強力なアルバムが出来た事で、オリジナルの幅が広がったのは非常に大きい。
そしてそれをお披露目出来た今回……俄然、次回以降のランキングが気になるが果たして……。
以上、まかべまおのステージでした。

・8位:ゅん((・∀・))ゅん
今回が初ランクインとなった、ゅん((・∀・))ゅん。
8位という位置からのスタートとなりました。
一曲目は「ふ・り・て・んLOVE」からスタート。
白湯の拳がききすぎです(笑)
なんだろう……本当に前回、あんなに感動的なシーンを演出した人と同一人物とは思えなかった(笑)
なおこの日の衣裳は紫色のTシャツ。
何故、紫かというと、二人のイメージカラー、赤と青の中間で紫との事。
まぁこれなら、どっちのファンとか、いちいち着替えるとかしないでいいので効率的という理由で作られたそうな(笑)
そんなこんなで二曲目「maniac☆shooter」
ゅん((・∀・))ゅんのノリのよさが前面に出る隠れた名曲。
ここでの白湯、マイク強奪も名物(笑)
「ぢゃ☆ベストテン」はまだ2回目なのに、まるでベテランの貫禄(爆)
……いや!確かにこの業界では大ベテランの部類だけど(笑)
もうすっかり「ぢゃ☆ベストテン」の雰囲気に慣れていると感じます。
さすがこの点はベテランならではのなせる技といったところでしょうか。
そしてラストは「りせっとっ! 」という流れ。
安定感抜群のステージ。観ていて安心出来ました。
しかしMCで語っていましたが……なんと3月は白湯欠席確定的!?
次回はなんとみりんタソ一人でのステージになる……。
果たしてゅん((・∀・))ゅんの次回はいかに……。
以上、最後の最後で若干不安が残る発表があった、ゅん((・∀・))ゅんのステージでした。

・7位:FICE
前回より2ランクアップ。何気に中位まで巻き返したFICE。
さすが主宰!貫禄を見せた……と言いたいところですが「却って7位、8位の方が危ないんだよ!」と安心していない模様(笑)
さすが主宰!(笑)9位、10位などの下位より7位などの中位の方が、点数がやはり集まり憎い傾向にあるのをご存知です(笑)
実際、前回脱落したのは、欠席の影響があったとはいえ7位の美弥乃静ちゃん……油断大敵なポジションです。
そんなFICEの一曲目「伴奏」
おお!ガチで勝負を挑んできた!
この時はそう思いました。
……しかしその考えはこの後、あっという間に覆ります。
二曲目の前のMC。
昨年末から着ぐるみダンサーズの一員となったかなっぽ☆……なんだか崇められる対象になるとかならないとか(笑)
サビのところでサイリウムのウルトラオレンジを、かなっぽ☆のポケットに備えようとか(笑)
かなっぽ☆の髪の毛に神社の鈴のようなものつけようとか(笑)
かなっぽ☆完全に遊ばれています(笑)
そしてそんなかなっぽ☆が遊ばれた楽曲が二曲目「魂唄」
……なんでこんな感動的な歌で!(爆)
……あぁ……昨年の「FICE10周年」の感動がどんどん遠くなっていく……(笑)
そしてかなっぽ☆の着ぐるみのポケットにウルトラオレンジがどんどん挿されて行く(笑)
まぁ……感動的な楽曲でも、面白おかしくしてしまうのもFICEならではの特徴なんですけどね……良くも悪くも(笑)
かなっぽ☆をいぢって、ここまで笑いが取れたなら、FICEの思惑通り……なのか?(笑)
ラストは「上等!!」
会場全体「やっちまおうぜ!」の大合唱!
悪ふざけのように見えて、このように最後はしっかり締めるところは、さすがFICEと言ったところ。
ここ数年、上位にいってないので、そろそろ上位になっても面白いかもしれない……。
そんなFICEのステージでした。

・6位:森永まみ
前回と同ランクキープ。
何気に中位で安定してきたまみぴょんこと、森永まみ。
前回脱落した美弥乃静が「安定の美弥乃静クオリティ」と呼ばれてのを彷彿とさせるような中位の安定っぷり。
まみぴょんもそれになりつつあるのか?それとも……?
一曲目、久々の「コンピューターおばあちゃん」
久々だけど、固定ファン層を中心に安定の盛り上がりを見せる。
……やっぱり「安定」のクオリティだなぁ(笑)
彼女の場合、期待を決して裏切らないところ……安定的な応援スタイルがあるのがやはり強味。
ポジティブに考えるなら、これが今の彼女の強さの一つだと思う。
さてこの日の衣裳はロリータ調のロングスカートのワンピース。
最近は「正義のアイドル」的な衣裳が多くて、近未来的なイメージがあったので、これはこれでお人形さんみたいでかわいらしかった。
そんなまみぴょんの二曲目は「16歳」
これもなかなかいいよねぇ。
でもまみぴょん自身は「LV.25」(笑)
……まぁそんなツッコミはさておき、彼女はどんな曲歌わせても、最近物になるようになった印象があります。
またそれ以上に固定ファン層の熱心な盛り上げが素晴らしいと思います。
どんな曲でも、しっかりと盛り上げてくれるし、観ている側も非常に安心出来ます。
そしてラストは「トルネード」
定番中の定番。
長い間、これだけ歌われ続けて、またファン層にも愛されている楽曲も珍しいだろう。
そんな訳でまみぴょんのステージは終了。
果たして安定のクオリティを下地に上位を狙えるか……注目が集まる。

・5位:Ma:rchen-holic*
前回より1ランクダウン。
ベスト5に留まる事に成功しためるほりことMa:rchen-holic*。
この日の衣裳は和服っぽいもの。この日は新年一発目という事で、やや和服率が高かったか?
さてそんなめるほり、一曲目から度肝を抜く。
一曲目……「マトリョシカ」
これに反応したのが、みく16歳近辺!(笑)
前回、みく16歳がラストに持ってきた同曲。これを持ってきてしまうとは……非常に驚いておりました。
しかしご存知の通り、ダンスで魅せるみく16歳とは違い、圧倒的歌唱力でアプローチするのがめるほりの魅力。
この様子を拝見したみく16歳、及びそのファン層の驚きとも、圧倒されたとの取れる表情が彼女たちの凄さを物語っておりました。
本人たちの思惑は別にして、みく16歳に真正面から……喧嘩を売った形になりました(笑)
そんないきなり奇襲とも言える一曲目を経て、二曲目以降はオリジナル構成。
二曲目は久々「幼芽と幻有と~A certain infant」
お馴染みの「ソーランソーラン」の合いの手と、振り付けで会場が左右に揺れる。
ここで一気に盛り上げてきた感があります。
しかしながら……このセットリストは凄いなぁ。
ここに来て、ますます成長している感がある。
歌唱力の成長もそうですが、前回といい、今回といい「ぢゃ☆ベストテン」での戦い方を熟知しつつあります。
とにかくセットリスト……特に構成が良くなっている。
ラストは「Unlimited-World」
この締めは素晴らしい。
他にも数曲、ラスト、締めの楽曲は候補があったと思いますが、幾つか候補があり終わり方の印象操作出来るのも彼女たちの強味。
本当に出場を重ねる事にこの編のまとめ方がうまくなっているのが分かる。
今回は1ランクダウンとは言え、想定の範囲内のランクダウンだったのではないだろうか……。
以上、恐るべき速度で成長を続けるMa:rchen-holic*のステージでした。

・4位:ひゞかな
なんと前回10位より6ランクアップで脱落圏内脱出どころか、過去最高位更新!
初の4位となった、ひゞかな。
「5位の壁」を遂に突破しました。
さてそんなひゞかな、今回は新衣裳での登場。
山賊風の衣裳でワイルドでカッコイイ響己……そして「ぺっぽー」としか声援をもらえない奏っぽ☆(笑)
なおこの衣裳は響己がデザインして、殆ど製作。多少、奏っぽ☆も手伝ったらしい。
結局、この新衣裳、響己ばかり声援をもらっていたが……。
でもここだけの話……奏っぽ☆も似合っていましたよ(照)
肩が露出して、かわいらしさの中に、セクシーさもあって……うん(照)
多分、あれだ。奏っぽ☆が「ぺっぽー」としか言われないのは客の皆様の照れ隠し……か、単に奏っぽ☆を誉めても面白くないだけだ(笑)
(恐らく十中八九、後者なんだが)
さてそんなひゞかな、今回は一曲目「思い付き現象」からスタート。
この楽曲もお馴染みの楽曲。
後半の「1、2、3、ダッー!」→「ひゞかな!」コールも健在(笑)
続いて二曲目は「再生」
相変わらず不思議な旋律の楽曲である。
そういえばゾンビロマンスじゃなくなったんですな(笑)
さてそんなひゞかなのMC。
奏っぽ☆の話題は、響己の昼挑戦について。
やはり相方としては、響己がソロとして夜の部に勝ち上がったら、自分が見捨てられるのではないかと戦々恐々していた様子。
そんな響己の返答は「お客様が決める事」と意に介さなかった模様(笑)
実際……響己がソロで夜に上がったら、響己かひゞかなで争うという、ちょっと奇妙な現象も起きうる訳で……。
でもその時は奏っぽ☆に実力で勝負……つまりひゞかなの方がいいと思われるよう頑張ろう……というメッセージにも取れる訳ですな。
ラストは「夜桜お七」(坂本冬美)で締めて終了。
ひゞかなテイスト満載のステージでしたが、前回が新曲あったり、奏っぽ☆のMC短めだったりしたのに比較して「いつも通り」の展開。
そんな響己の一言。
「これでランキング落ちたら、奏っぽ☆がしゃべったせいにしよう」(笑)
果たして次回のひゞかなのランキングはいかに……。

さてここからはベスト3!
前回とベスト3の面子は全く同じになりましたが、果たして順位は……!?
そしてまず発表される第3位は……。

・3位:みく16歳
前回より2ランクダウンで連覇が止まった、みく16歳。
さてこの日はいつもの3人に加え、もう一人登場。
彼女こそ新メンバー・りん14歳。
実は翌日のみく16歳主宰ライブから正式メンバーになるのだが、この日はお披露目となった。
……というより、最初で最後のこの4人のステージと言った方が過言では無い。
前述のみく16歳主宰ライブにて、この時はるか20歳の中の人・鈴木櫻嬢が脱退する事が決まっているのだ。
更にめいこ姉さんの中の人、かんな嬢もめいことしては翌日までで、二代目・るか20歳になる事が決定している。
つまり……これまで共に戦ってきたメンバーでの最後の「ぢゃ☆ベストテン」となった。
そんなみく16歳、(当時の)現行メンバーラスト前のライブ。
衣裳は本家本元と同じコスチューム。
いつも通りのナンバーである「みっくみくにしてあげる」→「ルカルカ☆ナイトフィーバー」→「-Meiko Paradise-」のコンボからスタート。
いつもより多少短めのバージョンで駆け抜けていった。
しかしこれももう見納めかと思うと、感慨深いものがある……。
特に「ルカルカ~」と「-Meiko Paradise-」は……。
さてそんな中、この日はこのショートバージョンにしたのには理由があり、翌日の主宰ライブ「みく16歳・葱畑収穫祭 vol.01」では、活動開始から約5年の楽曲をほぼ全て披露するため予習がしたい……。
……という事で、多くの楽曲をショートバージョンにして盛り込み、詰め込みました(笑)
ええ、ここまで来るとセットリストは覚えていられません(笑)
まぁ覚えている事としては「ロマンスが欲しいの」ではMIX入れるタイミングが計れなくて、微妙なMIXになってしまった事くらいでしょうか(笑)
そんな感じで盛り沢山でお送りした、みく16歳のステージ。
ラスト2曲は、この日2回目の「マトリョシカ」(笑)
やっぱり今思っても、めるほりはみく16歳に喧嘩吹っかけたと思いますよ(笑)
もっともみく16歳も負けていなかったとは思いますけどね。
(ただし勝負するポイントが全く異なる・笑)
そしてラストは「ワールズエンド・ダンスホール」
相変わらず、この楽曲の破壊力は非常に凄まじい。
大いに盛り上がるナンバーである。「ロマンスが欲しいの」と並ぶ2枚看板。
この楽曲と共に、みく16歳はここまで勝ちあがってきたと言って過言ではない!
そして現行メンバーラストの「ぢゃ☆ベストテン」はこうして大盛り上がりのうちに幕を閉じました……。
ステージ終了後……るか20歳こと鈴木櫻嬢のラストを知っている客層からは、盛大な手拍子が送られました。
万感の表情を浮かべ、初代・るか20歳……鈴木櫻嬢は「ぢゃ☆ベストテン」のステージを降りました……。

こうしてみく16歳の連覇が途絶え、残されたのは2組。
そして2位に名乗りを受けたのは……。

・2位:大和撫子
前回より1ランクアップで大和撫子。
芍薬抜きで臨んだ前回はメドレー構成で仕掛けてきましたが、見事に順位を上げてきました。
この日の大和撫子は正装とも言える、和装で登場。
……さてこの日の大和撫子、今回もまず全曲のセットリストから見てもらいましょう。

「桜撫子」
「大和万華鏡」
「RUN RUN GIRL」
「咲き誇れ撫子」
「大和魂~日本の力~」

全5曲。
大和撫子のオリジナルソングが5連発でした。
これをフルコーラスで歌いました。

……ノンストップで。

もう一度言います。
上記5曲をMC一切無しのノンストップで歌いました。
恐らくこれで一曲でもMCが入っていたら、驚きもしません。
MCの内容でも挟みつつ、レポートしています。
でもノンストップです。
セットリストを紹介して、これをノンストップでやり切ったと説明する以外、説明がつきません。
でも5曲連続で休みもせず、ひたすら歌い上げる姿は圧巻そのもの。
ステージも序盤より中盤、中盤より終盤と終わりに近づくにつれ加速度的に熱気を帯びているのが分かりました。
最後の会場全体を巻き込んだ盛り上がりは、凄まじいものがありました。
下手な説明は本当にいらない。
ここに来て彼女たちの本気に触れたと言いますか……久々に震えました。
さすがに優勝7度を誇る「女王」大和撫子……ここでは立ち止まる気配、全く無しです。
以上、圧巻のステージを見せた、大和撫子のステージでした。

そして今回の優勝……。
誰もが喜び、そして誰もがほんの少しの寂しさを感じた……そんな優勝でした。

彼女たちの名前が読み上げられた瞬間の歓声、そして登場するまでの盛大な手拍子が誰よりも彼女たちの優勝を待ちわびていました……。

・1位:noisy
前回より1ランクアップ。
vol.21以来、約一年半ぶりの優勝を飾ったのは……今回が最後の出演と決まっているnoisyでした。
昨年末、今年2月いっぱいの解散を明言したnoisy。
今回の「ぢゃ☆ベストテン」が泣いても、笑っても最後の舞台でした。
いつものOPSEの後、颯爽と登場したnoisyの二人。
衣裳は今となっては、ちょっと懐かしい「KISSの℃」の頃の衣裳。
しかしその手には……なんとネギ(笑)
最後の最後でまさか原点回帰!?と客層を一瞬、驚かせてくれました(笑)
そして一曲目「Amour de la tromperie」からスタート。
始めから会場の空気はnoisy一色だったと言っても過言ではありませんでした。
会場全体が彼女たちの作り出す世界に魅了され、「ぢゃ☆ベストテン」最後となる「女王の舞」を一瞬でも見逃すまいと、全ての方の視線がステージに向けられていました。
前方は客が、そして後方には共に出演した数多くのライバルたちが、彼女たちのステージをじっ……と、見つめていました。
一曲目が終了しMC。
ここで本人たちの口から2月での解散、そして……今回限りの「卒業」を明言しました。
良く考えたら、ブログやTwitterなどの媒体では、今回が最後というニュアンスは使っても、この瞬間まで「卒業」は明言しませんでした。
もしかしたら彼女たちは自分たちの口から、きちんと「卒業」する事を伝えたかったのかな……そう思います。
ルール的にもこの「卒業」宣言で以て、彼女たちの「卒業」は明確なものとなり、次回脱落者が発生しない事となりました。
そんな訳で続いて二曲連続でカヴァー曲。
二曲目は「創聖のアクエリオン」
これも一時期は良く歌っていたカヴァー曲。
noisyのアニパラとしての地位を決め付けた一曲と言って過言では無いでしょう。
しかし原曲が人気かつ、すごい有名なのに、ここまでnoisyテイストに仕上がったカヴァーとしての「創聖のアクエリオン」は他には無いでしょう。
続いて三曲目「LOVE&JOY」
この楽曲も元々は木村由姫の楽曲で、noisyが歌う以前から実はパラパラ愛好家では名曲として名高い楽曲です。
だけどこのインディーズアイドルの業界にこの楽曲を広めたのは間違いなく彼女たち。
実は知らない人はこの楽曲がnoisyのオリジナルだと勘違いしている人ももしかしたらいるかもしれません。
それくらい歌いこまれて、愛されたカヴァー曲だと思っています。
こうしてあっという間に3曲が終了しました。
さてここからMCになります。
長い、長いMCです。
語っても語りつくせない、彼女たちの思い出話が詰まっていました。
ただ最後の出演だからと言って、お涙頂戴の感動の話は殆ど無く、むしろ笑い話のオンパレード(笑)
あんな事もあった。こんな事もあった。
会場皆が本当に大笑い。爆笑の渦に包まれていました。
だけどそんな話が尽きないのも、彼女たちが初出場した「第七回イカすアキバ天国」から数えてちょうど丸4年の月日もの間、本当にこのイベントを愛して、そして何よりも楽しんだからこそ出来る話だと思いました。
とにかく話は尽きなかった。
でも……お別れの時は刻一刻と近づいてきました。
最後の曲の前、立花さなは一言、4年近い年月の感謝を言葉を述べ……それから手に持っていたネギを二人して前方にいた客に本気で叩きつけました(笑)
そして流れた最後の一曲……

「KISSの℃」

noisyが「ぢゃ☆ベストテン」での快進撃が始まった、ちょうど2010年4月頃発売されたこの曲。
まさに彼女たちを象徴する、超がつくほどの名曲です。
この楽曲が発売された前後のnoisyの凄さは、今でも覚えています。
でもあれから3年近く経とうとしている、この瞬間でも、あの時の輝きは失われるどころか、ステージの上で燦然と、あの時以上の輝きを彼女たちは放っていました。

まさに「絶対女王」

このステージを観れた事、そしてこの場に立ち会えた事を、全ての客、そして共演した出演者が誇りに思ったでしょう。

こうしてnoisyの19回目にして最後の「ぢゃ☆ベストテン」のステージは終了……。
そして彼女たちを送る花道の両脇から、自然発生的に起こったnoisyコール……最後の最後まで、その場に居た全ての人が彼女たちとの別れを惜しみ、そして盛大に送り出しました。

「ありがとう、noisy」……と。



こうして2013年開幕戦「ぢゃ☆ベストテン vol.30」は、noisyの有終の美で幕を閉じました。
そして……一つの時代が終わった瞬間でもありました……。

●総括

2013年開幕戦という位置づけではありますが、それ以上に一つの時代が終わったという印象が強いです。
イベント史上でも、ターニングポイントとなる回として、歴史を刻む回になるのではないでしょうか……。

さて出演者の総括ですが、今回は順番を前後して述べさせていただきます。

まずは2位の大和撫子。
あまりにも圧巻の5曲連続でした。
失礼な言い方かもしれないですが、前回までの大和撫子はどこか他の客層の心まで掴み取るまでには至っていなかった。
昨年は連覇している中にも、どこか「揺らぎ」みたいなのが見え隠れしていました。
その結果、昨年はみく16歳が登場して以降、優勝から遠退く結果となっているように見えました。
しかし今回、その一番足りなかった「心を掴み取る」部分が全力で出来ていたように私は見ます。
いや……出来ていたのではなくて「掴み取りに行った」という表現の方が妥当でしょうか。
今回のようなライブをしたら、あの場にいた人間であれば、大抵の人間は心を揺さぶられます。そして心は動きます。
伊達に優勝を7回飾っていない……「女王」の底力は見せ付けてくれたと思います。
もし課題があるなら、次回以降もこのようなステージを続けられるかと言ったところでしょうが、果たして……。
最後にnoisyの前で「女王」として貫禄あるステージを見せた姿は絶賛に値します。

続いて4位のひゞかな。
まずは「5位の壁」突破、おめでとうと言ったところ。
前回のライブが非常に良かったので、この結果も納得の範囲内かと。
しかし今回はまた(奏っぽ☆のトーク含め)平常運転に戻ったように見受けられるので果たしてどうか……と。
元々、順位の変動が激しいタイプなので、次回は下位でもおかしくない気がします。
でも当面の目標はベスト3圏内目指して頑張って欲しいと思います。

5位のMa:rchen-holic*。
前回より1ランクダウンですが悲観する内容では無いと思います。
むしろ一曲目に「マトリョシカ」という選曲が最強すぎる(笑)
この手の投票制ライブで、あのように特定の相手を潰すような楽曲があっていいと思うんです!
本人たちが狙った、狙わなかったにしても、かなり堪能させていただきました。
全体的にセットリストも良好。上位狙える位置だと思いますけどねぇ……。

6位・森永まみ。確実に「安定」のクオリティが発動!?(爆)
2位を一度取った後から7→7→6→6はまさに「安定」のクオリティ!
まさかここで美弥乃静の後継者が現れるとは……驚いた(笑)
ただし本人としてはもっと上を目指したいところ。「トルネード」に続くもう一つ……刺激が欲しい。
次回昼に挑戦する、事務所の後輩・ソラ豆琴美が刺激剤になるか?要注目。

7位・FICE。実は主宰が一番恐れる順位(笑)
そりゃ気持ちは分からないでも無いですけどね(笑)
ただ実際問題、着ぐるみダンサーズは今後増加傾向にあるようですが、遊ばれる人は今後も増えるのでしょうか!?(笑)
恐らく当の本人たちは次回以降、どんな順位でも常に心は「死亡遊戯」の心境で楽しむものと考えられます。
そんなFICEクオリティが実は一番、恐ろしかったりするんですけどね(汗)

8位・ゅん((・∀・))ゅん。いきなり正念場!
今回のステージもあまり悪く無いけど、次回、白湯抜きは結構キツイ気がする……。
この大ピンチをどうみりんタソが切り抜けるかが注目される。
メンバーが一枚落ちしても上位になった例はいくらでもあるので、頑張って欲しい。

9位・まかべまお。新曲ラッシュがいい!
オリジナルの楽曲が増えた事はやはりデカイ!
無理にカヴァーを交えずに、自分だけの色を出せるようになった事に大きな意味があると思います。
もっともまおまおの場合、元からカヴァーに定評があるタイプだったので、オリジナルが若干少なくても苦にしなかったと思いますが……。
次回、どの位置につけるかが非常に注目されます。

10位・小泉千秋。「ママ」はいいけど、過小評価な気も。
ちょっと勿体無いような気がするんですよね。「スナック千秋」の雰囲気は良かったけど、客層に茶化されたのは痛かったかなぁ。
だけど今回の衣裳と、選曲に彼女浮上のヒントが隠されているような気がしてなりません。
実は「ママ」の千秋ちゃん、結構きれいだったし、多分見せ方次第では大化けする要素が散りばめられているのでは……。
もう少しいぢられ方が適度になり、締めるところがもっと締まるようになったら……意外といくかもしれないですね。

昇格組・RED★i。初出場おめでとうと言ったところでしょう。
ただ本人たちも恐らく感じたでしょう。昼とは全く別次元のライブバトルがここにはあると……。
そういう意味では昼勝ち抜いてきた事と、あまり変わらない構成だった今回のステージ。
多分、これを頭ひねって変えていかないと、あっという間に飲み込まれてしまう可能性も……せっかく上がったから頑張って欲しいです。



そして今回でお別れするメンバーがいるところについて……。

まず3位のみく16歳。連覇がここで途絶えました。
でも悲観しても仕方ありません。1/20の主宰ライブも成功したと聞いておりますし、この勢いに乗って次回からまた一から頑張ってもらいましょう。
そして今回は敢えて中の人の名前を中心に出しますが……。

まずは今回限りで卒業となった、初代るか20歳の鈴木櫻嬢、本当にお疲れ様でした。
みく16歳といえば、長らくみく16歳(荊城チカ)、めいこ姉さん(かんな)、そして櫻嬢のるか20歳のイメージが定着していたので今回の脱退はそれなりに長く拝見していた身としては寂しい限りです。
でもこの3人で挑んだ「第26回イカすアキバ天国」での「リベンジ」は見事でしたし、「ぢゃ☆ベストテン vol.28」での初優勝も印象深いです。
確実に櫻嬢はみく16歳の初代るか20歳として、このイベントの歴史に名を刻み、そして活躍したと思います。
この3人でのみく16歳がもう観れないのは残念ですが、櫻嬢がるか20歳として駆け抜けた時を私は決して忘れません。
本当にお疲れ様でした。

また2代目るか20歳を襲名する事になった、めいこ姉さんことかんな嬢。
あなたがめいこ姉さんとしてセクシーと愛嬌を振りまいた事、決して忘れません。今後は2代目るか20歳として頑張ってください。
今回が初出場になったりん14歳の本山由乃嬢。「ぢゃ☆ベストテン」へようこそ。これから頑張ってください。
そしてみく16歳の中の人、荊城チカ嬢。……今までも、これからもみくとして頑張れ(笑)



最後に有終の美を飾ったnoisyのお二人。
本当に長い間、お疲れ様でした。
今回のステージについては、もう自分からとやかくいう事はありません。
最後の一瞬まで楽しく、そして明るく、あなた達らしくやっていければいいんじゃないかと思っています。
それが今回のステージでもきちんと出来ていたと思うし、とてもnoisyらしい素敵なステージだったと私は思っています。

でももう気がついたら、あなた達が初出場した四谷時代から出場を続けているメンバーは主宰のFICEと、ゅん((・∀・))ゅんしか残っていません。
そして芝浦で勝ち抜いた出演者も、あなた達が抜ける事によって、遂に大和撫子のみとなります。
ずっとイベントを観続けていたけれど、気付いたらそんなに時は経っていたんですね……。
本当に寂しくなりますねぇ……。

よく考えたら、noisyの最初のライバルは荻上トモちゃんだったような気がする。
続いて響己(現・ひゞかな)、おこ擁するToLadyが現れて凌ぎを削った。
その二組が去ったのを見届けてからも……大和撫子が現れて、女王の座を競い合った。
更に最強の歌姫、うさぎのなみ平(現・三上ナミ)、そして友としてお互いを認め合っていた、YUIMINO……。

こんな素晴らしい共演者たちと常に一線級で争い続け、更に神楽坂になってから「イカすアキバ天国」を勝ち抜いた出演者たちとも凌ぎを削り続けた事……本当に誇りに思っていいと思います。
正直言って、noisyの存在自体が、ある意味このイベントの歴史だったと言っても今では過言ではありません。
もしこの言葉を否定できる人がいるとしたら、恐らく……FICEの二人以外いないでしょう(笑)
でもそんなnoisyの全力を「イカすアキバ天国」時代も含めて、4年近く間近で見れた事、私も一人の客として誇りに思います。

もっと思い出話を私も語りたいのですが、これ以上語ったらキリが無いのでこの辺にしておきます。

・優勝回数:7回(歴代1位タイ)
・出場回数:19回(歴代4位)
・平均順位:2.67位

ありがとう、立花さな。
ありがとう、はるかぜらんらん。

ありがとう「ぢゃ☆ベストテン」第七代女王……noisy。

このイベントにnoisyという、最高の女王がいた事を決して忘れない……。



こうして「ぢゃ☆ベストテン」の一つの時代が幕を閉じました。

だけど惜しんでばかりもいられない。
二ヶ月後には再び、神楽坂でライブバトルの火は切って落とされる!

大和撫子、久々の戴冠なるか!?
新メンバーで挑む、みく16歳の動向は如何に!?
そしてnoisyが抜けた後、三強の一角に入り込むのは果たして……!?
一方、下を見るとすぐに脱落の危険が待っている!?

次回、「ぢゃ☆ベストテン vol.31」……2013年3月16日!
「サクラサク」のか、それとも「サクラチル」のか……!?