【レポート】AEY!nEY!BEY!MUSIC JUMP vol.12@神楽坂EXPLOSIN | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

※このライブイベントは2/25に行われたものです。

AnB……正式名称「AKIBA net BANK」

FICEデビュー当初・2001年のスタートから早11年の年月を数える老舗イベントである。
最近、私が取り上げている「イカすアキバ天国」「ぢゃ☆ベストテン」シリーズもこの系列であるが、俗に言う「本編」はこちらである。

ご存知の方も多いと思いますが、2010年に大幅なリニューアルが敢行されて、今年で3年目。
今まで偶数月第3土曜日の開催だったのが、第4土曜日固定と変更になりました。
そんな記念すべき、2012年初本編に久々に参加してきました。


「二ヶ月に一度のライブバトル」とはまた趣向の違った見応えのある長時間ライブイベントに仕上がっております。
そんな訳でで今回は「AEY!nEY!BEY!MUSIC JUMP vol.12」の様子をレポートいたします。


●開演前


開場が16時と早い同イベント。
土曜日とは言え最初はまばらな客の入りでした。


しかし会場に入るとすぐにFICEのメンバーが「福袋」を販売しているという罠(笑)


この福袋、値段はピンキリですが、彼女たちの使ったグッズが大量に入っているので、中には掘り出し物もあったりしてラッキーだったりする。
そんな福袋を購入してから、本編の開始をモニターから映し出される映像を見ながら待つ事10数分……。


出演者紹介のVTRが流れ、爆発音と共に本編開始と相成りました……。


●本編


・<Opening Act>がちゃぴんず
一番最初の<Opening Act>に登場したのは、がちゃぴんずの二人……。
ちゃぴんずとは「生き別れきょうだいユニット」という事で、姉がちゃぴんのあとちんと、妹がちゃぴんのおこのユニット。
司会~ずの「会」の人や、元ToLadyの青い人とは全く関係ない……はずです(大嘘)
最初に「マル・マル・モリ・モリ!」に乗せてダンスを披露。
とても無表情……もとい、楽しそうにダンスを披露してくれました。
その後、BGM「たべちゃうぞ」に乗せてショートコントを披露。
……とってもシュールな内容の数々に会場の反応も爆笑というよりは、微笑(笑)
そして再びダンスコーナーで「まっさらブルージーンズ」(℃-ute)に乗せて激しいダンスを披露。
短い手足(爆)を懸命に動かす姿がかわいらしかった(笑)
そしてラストは何故か「ミスター」(KARA)に乗せて、そのまま踊りながら退場……。

ダンスとシュールなコントで会場を魅了した、がちゃぴんずのステージでした。


その後、司会~ずの田川さんだけが登場。
しばらくしてあとちんが遅れて登場(笑)
既に汗だくだったのは何故だろう?(笑)
さてこの間、次の出演者の出番までまだまだ時間があるという事で長時間にわたるトーク(笑)
大体20分くらいの長~いトークの後、ようやく次の出演者となりました。


・<Sub Artist>ダークナースZERO
本編初出場のダークナースZERO。
この日は応援団長の方が誕生日だったという事で、冒頭に誕生日プレゼントの授与からスタート。
相変わらずキレキレのメタル系バリバリのオリジナル構成で決めてくる。
曲のノリは好きなので、自分もエアギターをしてノリノリだったのですが、それが彼女に見つかりステージに上げられそうになる(笑)
さすがに遠慮したけど、これが某地底大宴会のレベルならやっていたな(笑)
そんなZEROちん、今回の病院トークは自分で予防接種した話し(笑)
当時、インフルエンザが流行っていた経緯もあったのでこの手の話になりましたが(笑)
この話の中で勤務先の病院名と本名ばれているんですけど(笑)
まぁいいんだけどね(笑)
こうして約20分のステージはオリジナル4曲と毎度ゆる~い病院トークでまったり進行しました。
でもキャラクター的に彼女「ダーク」なところ、あんまり無いんだよね(笑)
以上、ダークナースZEROでした。


・<Sub Artist>☆ぴよひな☆
こちらも久しぶりに拝見します、☆ぴよひな☆嬢。
一曲目に「コンプレックス・イマージュ」(彩音)からスタート。
カバーから盛り上げていこうというステージで、二曲目もカバーでした。
三曲目に「H・D・D」が入り、後半はオリジナル構成でした。
MCでは3月19日に控えているバースデーライブの宣伝をしておりましたが、主催のFICEの出演も発表。
ここで初めて当日行われるボイスドラマのFICEの配役を発表。
その役とは……「赤外線」と「ブルートゥース」(笑)
まぁ彼女の脚本するドラマだから……そういう路線なのは理解出来ないでもないけど(笑)
一体、どんなドラマになるのか気になるところではあります。
その後、ラスト一曲交えて無事終了。
以上、☆ぴよひな☆嬢のステージでした。


ここまでで<Sub Artist>が2組終わり、いよいよ一組目の<Pick up Artist>登場。
まず登場したのは……。


・<Pick up Artist>大和撫子
……出ました!2011年「ぢゃ☆ベストテン」年間女王!
(勝手にタイトル授与したけど、実際、2011年の「ぢゃ☆ベストテン」の年間最多勝は彼女たちです)
現在、業界No1の3人組ユニットと言って過言じゃないでしょう!
カッコイイ、紹介VTRの後に颯爽と三人が登場。
まずは白のブラウスにチェックの柄のネクタイ&スカートのスタイル。
一曲目「アノネ ~まみむめ☆もがちょ~」(水樹奈々)からスタート。
続いて二曲目「RUN RUN GIRL」という流れ。
ここまではいつもの明るくて元気で、どこかかわいらしい三人のスタイル。
その後、三人は一言も言葉を発しず……いや厳密にはパントマイムのように話しをしている振りはしているのですが、そのまま楽屋に戻ってしまう……。
そして再び流れる映像。
しかし冒頭は某有名番組「グー○ンヌーボ」のOPまんま(笑)
そんな訳で映像は某「グータ○ヌーボ」よろしく、大和撫子の三人が都内某所のレストランで会食するところの隠し撮り(?)になる……。
その何気ない会話の中に衝撃的な内容が……。


「新メンバー加入」


「え!?」
会場に居た誰もが、目も耳も疑った。


この三人にもう一人!?
どんな娘が加わるの!?
ただ一つ分かっているのは、百合ちゃんと同じAB型という事だけ……。
そしてVTRの終わりには「あなたは今夜、歴史的瞬間を目撃する」と締めくくられる……。


VTRが終わり、次の瞬間……ステージに出てきたのは……四人目の新メンバーを加えた大和撫子の姿だった。
この時点で彼女の名前も素性も一切明らかにされていない。
しかし相当、念入りに練習はしてきたのであろう。お披露目となった初のステージでも臆する様子は無く非常に堂々としていた。
そんな訳で大和撫子新メンバー……楓はこうして颯爽と我々の前に登場した。


その後は二人ずつのカヴァーソングメドレータイム。
最初が牡丹+百合、次が牡丹+芍薬、ラストが芍薬+百合……だったような?(笑)
(もう結構前だから忘れちゃったよ)
でも相変わらずここは二人編成になってもうまくまとめるとは思う。
逆に三人個々の能力の高さもあるからこそ、四人目が加わっても、それに対応できる柔軟性があるんじゃないかと思ったりなんかして。
とにかくここは今までの彼女たちらしい、臨機応変な部分が見られたところだと思います。


このメドレーの後、いつもお馴染みの和系の衣裳にチェンジ。
新メンバーの楓嬢も衣裳チェンジしていたけど、ベースカラーは青。
初々しい感じがとても新鮮で、多くのファン(主にチームぼたた・笑)が早速、楓ファンに乗り換えていました(爆)
そんなこんなでここからは、オリジナル構成。
「桜撫子」「大和万華鏡」と言った、三人でお馴染みの楽曲の数々を四人バージョンで披露。
これまでと立ち位置や、細かい振り付けにも変化がみられ、まさに別バージョンとして生まれ変わっておりました。
ここでもどうしても楓嬢に目が行ってしまうのですが、振り付けは若干の窮屈さを感じつつも、歌唱力は問題なし。
すっかり馴染んでいる印象がありました。
こうしてオリジナルもラストまで進み、ラストは「大和魂~日本の力~」で締め。
最後は日本酒を会場全体に振舞って、大騒ぎのうちに終了となりました。


こうしてまさかまさかの新メンバーを加えた、大和撫子。
果たして今年も勢いのままいくのでしょうか……。
そんな彼女たちの新たな挑戦が垣間見える、ステージでした。


・<Sub Artist>YUIMINO
まずなんで大和撫子の後にここ!?(笑)
この出演順にどうしても主催側の悪意を感じてならないのですが(笑)
そんな訳でYUIMINOの登場。
そして私は何故か、久々に最前に(笑)
(この日、いなかったらからなぁ……)
OPでダンスを颯爽と披露したところで、一曲目「FREEDOM」からスタート。
久々だったけど相変わらず、いい歌です。
そして二曲目には今、話題のアニソンという事で「逆光のフリューゲル」を披露。
これ元歌歌っているのが、水樹奈々と高山みなみって……そりゃ話題になるわなぁ。
しかしむしろ本番はここから(笑)
三曲目「Re:Birth」
つい十数分前、日本酒飲んだばっかなのに今度はワインが振舞われるという地獄絵図(笑)
だからどうしてもこの順番、悪意を感じずにはいられないんだって……(笑)
こうして客がグロッキーになったところで、ラストは……バラード詐欺(笑)
今回は小田和正を歌う……と言っておきながら、「Replay」(笑)
計算のうちです(笑)計算のうちですが、酷かったです(笑)
以上、YUIMINOのステージでした。


さて大和撫子、YUIMINOのステージでもうボロボロの観客たち。
そんな中、次の出演者がもたらした意外な癒しとは……。


・<Pick up Artist>小泉千秋
60分枠で続いて登場したのは小泉千秋ちゃん。
しかし冒頭のVTRの映像……いや千秋ちゃんらしい、エロくてセクシーな映像だったんだけどさ……。
水着にエプロンして調理とか、なんのイメージビデオだよ……(笑)
そんなツッコミどころは抜きにして、OPSEから一曲目「mistress」からスタート。
続いて二曲目「あなただけ見つめてる」(大黒摩季)と続く。
さてこの後の千秋ちゃん、なんとバラード系四曲連続で歌うとの事。
これには疲れていた客、大喝采(笑)
普段言いもしない「千秋ちゃん、かわいー!」などと叫ぶ客もチラホラ(笑)


そんな訳で別名「休憩タイム」なバラード連発でしたが、これがなかなか素晴らしかった。
「最後の雨」(中西圭三)→「I LOVE YOU」(尾崎豊)→「YOU」→「ノーザンクロス」(May'n)の順番。
前半二曲は男性ヴォーカルの楽曲だけど、しっかり歌って居たし聴かせる事も出来ていたと思います。
オリジナルの「YOU」は相変わらずの安定感。
そしてバラードラストの「ノーザンクロス」は徐々に客が立ち始めて、最後はオールスタンディングで喝采を受ける形。
いつもセクシーさばかりが目に行ってしまう千秋ちゃんですが、歌唱力もなかなか。さすがでございます。


その後は「愛の病」(aiko)の後、「God kows...」(平野綾)で畳み掛ける千秋ちゃん。
ここの切り替えもさすがであります。
そしてオリジナル代表曲二連発。「Shake It!」→「DRIVE ME CRAZY」と連発。
なんだかんだ言って、この二曲の盛り上がりが一番いい。
やっぱり千秋ちゃんは、オリジナルのクオリティの高さがあってナンボです!


そんな千秋ちゃんの60分のステージもあっという間にラスト。
最後はダンス披露という事で、ヒールからブーツに履き替え「メグメグファイヤー★エンドレスナイト」→「ルカルカ★ナイトフィーバー」でダンス披露。
こうして最初から最後まで時間を持て余す事なく、千秋ちゃんの魅力全開で60分のステージは無事終了しました。
伊達に経験が長くないね。
これかも頑張って欲しいと願っております。


・<Sub Artist>あさくらはるか17
最後に登場した<Sub Artist>はあさくらはるか17嬢。
重鎮の登場です。
いつもの事ですが、セットリストは「17」尽くし。
一曲目「17×2=だーりん」からスタート。
二曲目の「アイコトバ ハ ジュウナナ!!」は何気に久々に聴いた気がする。
三曲目「Septendecuple!~17倍のパワー~」は……これが初めてだったかもしれません。
さてそんなはるか17嬢、4月に誕生日ライブが控えているとの事です。
先ほどの☆ぴよひな☆嬢もそうでしたが、誕生日はやはり特別なものです。相当気合が入っている模様です。
そんな彼女がこの日ラストにもってきたのは「永遠の17歳」
さすがです!
何年経っても「17」!
いつまで経っても「17」!
10+7=17!(笑)
彼女のライブは17さえあればいいんです!(笑)
そんな訳で、相変わらずの「17」テイスト全開だった、あさくらはるか17嬢でした。
ちなみに自分は3月で33になります(爆)


……こうして長いようで、短いようなAnB。
ようやく主催の登場となりました。
ほぼフルメンバーで勢揃いしております!
トリの登場です!


・<Host Artist>FICE 座 RAINBOW
主催、堂々のバンド形態での登場です。
メンバーもほぼフルメンバーで完璧に近い。
そう唯一足りないとすれば……最近、めっきり見かけなくなったあの方なのだが、これは後に意外な形で補完される。


最初から飛ばすFICEの面々。
一曲目が「伝承」だった……はず(笑)
いきなり三曲連続でノンストップで開始となる。
まぁ個人的には久々のFICE 座 RAINBOWでしたが、相変わらず激しい(笑)
でもこの激しさがいい。


中盤、初めてFICE 座 RAINBOWでやった楽曲として、FICEデビュー曲の「帰還」をもってくるなど相変わらず挑戦的な姿勢も忘れず。
また「猫癒」は日に日にドラムのテンポが速くなって、曲の速さがおかしな事に(笑)
全てはふっきぃとあとちんの対決って事で(笑)
そしてこの日は久々に「着ぐるみさん」が現れた!


……代理だけど(笑)
それは「妄想」での事だった。
マット&着ぐるみさんのラップの部分で、マットがある人物を見つけてステージに上げた。
その人物とは……がちゃぴん(笑)
そう既に出番を終えてダンスしていた、がちゃぴんずのおこ様が着ぐるみさん代理を務めたのだ。
でも……同じ緑だし、思ったより違和感が無かった(笑)
ってか、しばらくFICE 座 RAINBOWの着ぐるみさん、おこ様でいいんじゃね?(爆)


そんな冗談はさておき、バンド形式の激しいナンバーの数々もあっという間に終盤。
ラストは出演者全員、ステージの上に上げて「コンチ音頭 ~びんびんバージョン~」で締めて終了となりました。
あっという間の60分。
さすがFICE 座 RAINBOWでした。




 


こうして怒涛のように、AEY!nEY!BEY!MUSIC JUMP vol.12は終了致しました。


●総括


久々の本編堪能しました。
確かに私自身「ぷれみあむぅ」シリーズを中心に楽しんでしますが、本編もまた違った魅力に溢れた楽しいイベントである事を再認識しました。


<Host Artist>のFICEは言うまでもなく、<Pick up Artist>に抜擢された小泉千秋ちゃん、大和撫子のお三方……いやお四方のステージも60分という長時間をフルに、また持て余す事無く使い切った感はあります。
<Sub Artist>の皆様も20分と、他の出演者に比べると時間は短いものの、使い方も非常にうまいし、本当に見ていてレベルの高さが伺えます。
<Opening Act>のがちゃぴんずについては……これぞ前座かな。という典型的なステージだったかと(笑)


でも今回、一番驚いたのは大和撫子の新メンバー発表ですかね。
大和撫子は三人だからこそ取れていた、絶妙なパワーバランスがあったと思うのですが、これが一人加わる事によってどうなってしまうのか……。
今回見ただけでは結論は出そうにありません。
当面の間、新メンバー・楓嬢はサブメンバー的な扱いみたいですが、今後、彼女が大和撫子にどういう影響を与えていくのか……。
これからの彼女たちにはどうしても注目せざるを得ませんね。


また小泉千秋ちゃんはさすがと言った感じですね。
今年はワンマンもしたいみたいな発言をしていた以上、今回のステージは彼女にとって試金石にもなったと思うし、十分に可能性を感じさせてくれました。


後はYUIMINOの「バラード詐欺」にはもうだまされません!(笑)


まぁそんなところでしょうか。
久々に純粋に楽しい、長時間イベントでした。