11月に読んだ本
青い壺
有吉佐和子・文春文庫(新装版)
「青い壺」
再注目されているようで
(何で再注目されているのかは知らないけれど)
作者の「恍惚の人」を以前読んで
衝撃を受けてから
図書館で予約して
ようやく手元に来ました
(買ってないんかい)
魔性の壺を生み出してしまった陶芸家・省造
手放した壺が12人の持ち主の手元を渡り
巡り巡って
また省造の目の前に現れるまでを描いた
短編連作小説
青い壺の持ち主が1話毎に代わっていく
バトンリレーならぬ
青い壺リレー![]()
壺の形がまた経管ケイカンという、筒状なのが
よりリレーっぽい…ザ・壺じゃないのね
青い壺持って走らないけど
青い壺=青磁の経管形の壺を
モチーフにしたのが
本当に素敵だと思いました![]()
壺の印象が明確で
偶然よく出来上がった壺が
デパートで2万円で売られて
お礼に品になり
思い出の品になり
盗品になり
3千円になり
景品になり
お詫びの品になり
色々な運命を辿るサマに
次はどんな持ち主の手元に置かれるんだろうと
期待して読みました![]()
あと
戦前戦後の時代の
ハイカラな人たちの生活感が
品があって
ユーモアがあって
時代錯誤な部分もあるけど
昔の日本の古き良きを感じました![]()
(マナーは大切)
NHKで連続ドラマになるような
シチュエーション
青い壺を手に取るハイカラな人たちの
ゆるやかな時間の流れと
同じペースで読みたかったですが
早くこの本を図書館に返却して
次の読者に貸出してもらわなければ…![]()
と焦り気味で読みました
図書館の本も
青い壺のように
巡り巡って色々な読者に
読まれているんだろうな…と
不思議な気持ちになりました![]()
(大切に読まなければ)
作者の手元にはいかないとは思うけど
