バッタを倒しにアフリカへ


バッタを倒しにアフリカへ

前野ウルド浩太郎

2017年5月20日初版

光文社

図書館




新聞に児童書版の宣伝が載っていて

図書館に他の本を返却する折に

発見して、パラパラめくり

バッタは正直苦手だけど(複数写真あり)

冒頭の

「私はバッタアレルギーのため、

バッタに触られるとじんましんが出て

ひどい痒みに襲われる。」

の文言で、バッタ研究する人が

そんな状態でどうやって研究するんだろう?

と気になり過ぎて、借りて読んでみました本



勝手なあらすじ


幼少期に『ファーブル昆虫記』に感銘を受け

将来は昆虫学者として生計を立てたい

(バッタに食べられたい願望のある)

前野浩太郎氏の

アフリカ・モーリタニアでの

サバクトビバッタの実地調査・研究&

現地の生活をまとめたルポ小説

(現地にてウルドのミドルネームをもらう)



感想


アフリカで周期的に発生するバッタ大発生

その被害を食い止めるために

(という大義名分で)

アフリカの地に降り立ち、

子供の頃からの夢「バッタに食べられたい」

という個人的な目標を叶えることに

奮闘する筆者


バッタは苦手だけど

筆者の不運とバイタリティに

いつの間にか応援してましたにっこり


確かに

言語も分からない、食文化も違う…

実地調査は"砂漠"という過酷な環境で

バッタを追いかけることは

並大抵の熱量じゃないと成し遂げられない驚き


筆者の語り口だとユーモアに溢れて

深刻に感じづらいけど

研究者…昆虫学者として生計を立てるのは

なかなか大変なことで


滞在中に論文も何本か書き上げ

研究するための援助金を工面するために

アフリカから

日本の支援事業に応募したり

帰国して

京大総長の面接を受けたり(英語の面接)…


それなりの学識があっても

…その分野の専門家になって

収入を得るのはなかなか狭き門なんだなぁ

と現実を見せつけられました真顔


バッタ大発生より

筆者の行く末にハラハラしてしまうという滝汗


最終的にティジャニとバッタの大群を追いかける様子は

さながらトレジャーハンター

アフリカ・モーリタニアはヤギという印象


ただ

何かを熱心に試行錯誤して

やり遂げようとする人って素敵だな…

と、素直に思えるルポでしたにっこり


そういう人は周りにも恵まれる

(とりわけティジャニ、ババ所長、

京大総長がいい人で本当に良かった)

一生懸命な人を妬むではなく、

応援できる人に私はなりたい(宮沢賢治ぽ)