禁忌の子
禁忌の子
山口未桜
2024年12月6日5版
(2024年10月11日初版)
東京創元社(単行本)
図書館(予約)
図書館で予約していた本
3ヶ月くらい待ちでようやく手元に
なんでこの本を予約したのか、
動機を忘れてしまったけど
人気な本を読んでみたい…と思って
予約したんだと思います![]()
勝手なあらすじ
主人公・武田航は救急医
ある日搬送されてきた溺死体は
身元不明
自分と瓜二つの容姿だった
という、興味深い導入から始まる
自分のルーツを巡るミステリー
(第34回鮎川哲也賞受賞)
感想
冒頭・作者の「受賞の言葉」があり
作者が女性で医師で
子どもを出産した…という
ことを表していて
「受賞の言葉」がなければ
やや気持ちの悪い作品だな…と
感じたと思う![]()
作品としては
不妊治療、体外受精…凍結融解胚盤胞移植
と産科医の分野で目新しく
興味深く読むことができました![]()
生々しさを伴うため、
「受賞の言葉」は読んでおいて良かった
冒頭不可解だったのは
私が航だったら
妻・絵里香に
「今日の溺死体、
俺とめっちゃ似てたんだよね〜」とか
言っちゃいそうなところ
何も話題にせず、秘密にしたこと![]()
その違和感が物語の骨子だったんだなぁと
終盤で解る…
読みどころは
生島京子の救命処置で
緊迫した雰囲気は臨場感があり
固唾を飲んで読みました![]()
(処置の甲斐はなかったけど)
全体的にタイミングよ過ぎる感じで
物語が進むのでスラスラ読めました
ただ
私の頭が悪いせいで
なんで5分の3で三つ子になるのかが
よく分からなかった![]()
何なら遺伝子的な兄弟・姉妹は
もっといてもおかしくないとは思うけど
というか、絵里香が怖すぎるんだが…
中川信也含め猟奇的な遺伝子は
より強固になって継がれると思うと
戦々恐々します![]()
せめて生まれてきた子に
何らかの障がいがあれば、
それが唯一の救いになったのかも…
と思ったり![]()
ミステリー=
誰か死ぬ・殺される→犯人探し
が定義だとしても
果たしてその要素は必要だったのか
考えさせる物語でした![]()
(多分作者が密室殺人を書きたかったのだろう…)
主人公より
同じ病院で働く旧友・城崎の方が
余程主人公だなぁ…と思ったら
城崎響介シリーズとして続編が
巻末で紹介されてて若干興醒め…
私は「禁忌の子」が成長したあとの物語の方が
興味がある…