旅のラゴス
旅のラゴス
筒井康隆
平成27年8月30日30刷
(平成6年3月25日発行)
新潮文庫
図書館
オンラインブックオフの
店員のオススメ本で紹介されていて
異世界旅行譚、久々に読むか…
と思って、図書館で予約
(図書館の予約サービス、オンラインでできるの神)
勝手なあらすじ
特殊な能力がある世界で
旅をする青年・ラゴス
彼の旅の目的は古代の遺産だった
目的地に辿り着いた
ラゴスを待っていたのは…
感想
ラゴスが
「ノルウェイの森」の主人公のようだった
リアクション少なめの知的な良市民
(やたらとモテる)
淡々と旅をして、
色々事件はあれど
淡々と歳を取っていく
ぎっしりした文面だから
単行本の薄さを思うと
思いのほか読み応えがある
だけど
章ごとに短編のように読めるから
サクサク読めました
章ごとに「この世界」や
ラゴスのひととなりを理解していく感じ
旅から帰ってきて
よりよい「世界」の
伝道師になってしまうラゴスは
ちょっとつまらなかったけど
最終的にはまた旅に出ていく…
それがラゴスらしくてワクワクしました
デーデに会えただろうか?
※
そして、
この本のタイトル…
普通なら
「ラゴスの旅」というタイトルに
してしまいそうなところ
「旅のラゴス」
私はこのタイトルに
旅をしている真っ只中のラゴス
(現在進行形)
という印象を受け
タイトルが秀逸…
と思いました
もやもやする映画みたいな終わり方でも
ラゴスがずっと旅をし続ける面影が残り
余韻が続く物語で
ふとした時に読み返したくなる本でした
あわよくば
「ご先祖」の書物の著者が
ラゴスの子孫であることを示唆していれば、
パラドクスで面白いのに…と思ってしまったけど
ロマンチックにはならないなぁ
筒井康隆作品、初読みだけど
多分ロマンチストなのでしょう(勝手な妄想
)