ITエンジニアにとって「ITパスポート」本当に意味がない? | IT転職のHitobito-ITエンジニアのスカウトアプリ

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こんにちは、ITエンジニア限定転職サービスHITOBITOのカトウです。
今回のテーマは「ITパスポート」です。 

 

ITエンジニアにとって資格取得はキャリアの重要な一部ですが、
「ITパスポート」に関しては一部からは高く評価される一方で、取得しても意味がないとの声もあります。

では、ITパスポートの本当の価値はどこにあるのでしょうか?
ここでは、その背景やメリットについて考察してみましょう。



ITパスポートとは?
ITパスポートは、国家資格である情報処理技術者試験のひとつです。
国が、学生・社会人を含めた全ての人に受けて欲しいとしている資格です。

 

事務系、技術系、文系、理系を問わず、ITの基礎知識、情報リテラシを持ち合わせていなければ、企業の戦力にはなれない時代です。
社会人としての常識を身につけるために受けたい試験です。

受検者の多くは10代20代の若者ですが、社会人の受験者も年々増えています。
しかし、ITパスポートの評価は業界内外で異なります。

IT業界内の評価
ITパスポートはあくまで基礎的な知識を提供する資格であり、すでに専門知識を持つエンジニアにとっては特別な価値を持ちません。
多くの場合、深い専門知識や経験が重視されます。
そのため、IT業界内では、ITパスポートを持っていても差別化や特別扱いは期待できないかもしれません。


IT業界外での評価
一方、IT業界外では、IT知識を持つ人材がますます需要が高まる中で、ITパスポートを持つことはポジティブに評価される傾向があります。
特に、IT業界外の企業や団体でITパスポートを持つ人材は、ITの基礎を理解していると見なされ、歓迎されることがあります。

また、入社前や採用後にITパスポートの取得を促す企業も少なくありません。

ITエンジニアにとってのメリット
先に、ITパスポートはIT業界では特別な価値を持たないと書きましたが、ITパスポートを取得するメリットもあります。

1. 経営戦略やマネジメントも学べる

ITパスポートの出題範囲は幅広く、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系に分類されます。

ストラテジ系

企業活動、法務、経営戦略、技術戦略、システム戦略など
マネジメント系

プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査など
テクノロジ系

コンピュータの基礎、データベース、ネットワーク、セキュリティなど

単にITの技術知識だけでなく、ITを活用した経営戦略やマネジメントなどについても、エンジニアとしてだけでなく、ビジネスの視点からも問題を解決できる能力が身につきます。


2. 未経験者の基礎固め
IT未経験者がエンジニアを目指す場合、ITパスポートは基礎知識を身につけるのに役立ちます。

現場でスムーズに適応できるようになります。

3. 上位試験の準備
IT業界に就職すると、入社後に「基本情報技術者試験(FE) 」など、さらに上位の情報技術者試験の受験を会社側から求められることがあります。
基本情報技術者試験はアルゴリズムやプログラムの問題なども深堀されているため、未経験者が合格するにはITパスポート以上に高い壁となります。
仕事しながら勉強となれば、それこそ大変な日々になることもあります。

ITパスポートはこの「基本情報技術者試験」の前段といえる試験でもあり、共通する部分もあります。
したがって入社前にITパスポートを取得しておけば、基本情報技術者試験の勉強もスムーズに進められ、負担も軽減できます。

ITパスポートは、IT業界内外で評価が異なりますが、ITエンジニアがキャリアを築く上で無駄な資格ではありません。
特に、未経験者やキャリアの始まりにおいては、基礎知識を身につけるための有用な手段となります。
 

ではまた

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