人類の祖先は皆一緒
人の元は 一つその後は 枝分かれ 多様の今も 和は貴しやたまたまに 日本人と 生れしも 他国の人と 生まれしやもし 様々な差別と偏見、 ガザ、ウクライナなどの紛争地を思ひて 現代人の直接の祖先(現生人類・ホモ・サピエンス)は、約20万年前にアフリカで誕生し、その後世界中に移動を開始したという「アフリカ単一起源説(Out of Africa theory)」が、自然人類学・分子人類学の分野での通説とのことです。 そして、現代人の肌の色は多様で、例えばヨーロッパ人は白色ですが、化石化した古代ヨーロッパ人の骨の最新の核DNA解析研究によると、約5,000年前のヨーロッパ人(約200年前以降、ヨーロッパから移住した今のアメリカ人の祖先でもある)の多くは、濃い肌色(褐色〜黒色)をしていた可能性が高いとの学説が有力になっています。 人類の起源とその後の歴史に関する最新の学問研究の成果を踏まえると、現代人の肌の色や骨格、体形などの外見も、そして言語も、文化も多種多様ですが、元をたどれば皆一緒だったように思えてきます。 社会の分断化が顕著になりつつある今日、「和を以て貴しとなす」の精神、「彼の地の人、彼の境遇に置かれている人は自分であったかもしれない」というものの見方の大切さを改めて思うこの頃です。 私の体内には、20万年から今日まで、アフリカを出て、地球の様々な地で生活をして生き延びき来られた祖先の血と遺伝子が受け継がれている。また、私が、今、ガザやウクライナの地で生活している可能性はゼロではなかった。 私は仏教哲学の門外漢ですが、以上の文脈の中では、「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう」、「山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)」、「輪廻転生(りんねてんしょう)」という言葉が心に響きます・・・