日々の生活、旅先での出逢いや思いを、俳句、写真、文にした徒然日記です
くずるるを 知るや端正 泰山木の花 仙台堀川公園にて
日のみつる ひかりあふるる 金糸梅 仙台堀川公園にて散歩の途中で、太陽エネルギー、生命力、明日への意欲を感じた。
姫檜扇 ふと立ちとまる 散歩道 仙台堀川公園にていつもの散歩道だが、初めて気づいた。とても小さい。名はヒメヒオウギ(姫檜扇)。
風薫る 鰻かかせぬ 成田山 豊川にて
新緑に 平和の塔の あらはれぬ 成田山平和大塔を望みて戦争を行う人間の愚かさが 現実となっている現世。生命力あふれる新緑の隙間から 平和大塔が見えた時、人の不条理にやるせなさを感じつつ、 平和を祈った。
緑風に 折経の音 走りけり 成田山大般若会にてこの五月、大般若会に初めて参列した。折りたたまれた経典は、折本(おりほん)又は折経(おりきょう)と言われる。大般若経典は600巻とのこと。僧侶の転読の声と共に、折経の開き流れる音が走る。
新緑や 濠にうつろふ 櫓影 江戸城 桜田巽櫓 皇居の散策は、 自然と 江戸の風情を 味わえる。
連休や お野菜すこし 値のさがりじゃがごぼう 「新」につられて 二つ三つ イオン南砂店にてゴールデンウイークに買い物に行ったが、買い物客がいつもより少ない感じ。鮮度が売り物のお野菜は、需給関係に敏感か?札に「新」の字が付いたものに、ジャガイモ、玉ねぎ、ごぼう、ニンニクがあった。さすがにニンニクは一個だけにしたが、他の新物(しんもの)は、奥さんの注文より多く買ってしまった。
花小物 店にひろがる 春しづか 那須塩原 日本料理・松本 店の入り口には花手水。 店に入ると小花と京陶人形。 演出は店の母さんらしい。
小花より 春の気ひろぐ 膳間かな 那須塩原 日本料理・松本にて 妙雲寺の隣にある小料理屋さん。 料理は美味で、 四季折々のさりげない飾り付けも、 また、よし。
紫木蓮 ひかりをやどし うかびをり 那須塩原 妙雲寺にて
トンネルを 出づや芽吹きの 光満つ 那須塩原 猿岩トンネル この瞬間、小説「雪国」の 「トンネルを抜けると・・・」 が浮かんだ。
春の川 遠く釣り人 立ちつづけ 那須塩原 箒川の橋より 山笑う中の川に入り、 ひたすら中(あ)てを待つ、 この方の釣り果が気になった。
新緑のあはき明りの寺小径 那須塩原 妙雲寺にて
石楠花の 一輪と気の 合ふやうな 那須塩原 妙雲寺にて
「我思ふ」 花も思ふや 春の滝 妙雲寺にて ふと、デカルトがよぎった。
新緑や 湯に奥深く 映りをり 那須塩原温泉にて
躑躅蕊 天にのびゆく いのちかな わがマンションの前にて 毎年見ていた躑躅(つづじ)だが、 白い雌蕊(しべ)が目にとまった。 近づくと それを囲む黒い点の雄蕊。 みな、整然と天を仰ぎ見ている。 いのちのつながりを思った。
花叢や 綿毛一つの 風をまつ 仙台堀川公園にて このタンポポの花が咲いていた時、 山吹の葉も花も無かったはず。 ふと目にとまった綿毛は、 風に乗って この囲いから旅立てるのか、 気になった。
吊り橋や 山の笑ひに 溶け入りて 那須塩原 もみじ谷にて