耕三寺と母
財をなし 母への謝恩 寺造り 初代住持の 心を思ふ 耕三寺初代住持の思いを偲んで 生口島にある耕三寺(こうさんじ)は2018年以来の再訪で、古の幾つかの名刹を現在に再現している不思議なお寺です。浄土真宗本願寺派の寺院で、技術者で実業家の耕三寺耕三氏が母親の死後、母への報恩感謝の意を込めて自ら僧籍に入り、菩提寺として昭和10年よ り30年余りの歳月をかけて建立したお寺とのことです。 写真の建物と模された名刹との関係は以下の通りです:・上段左の「山門」は京都御所・紫宸殿の御門・上段中の「孝養門」は日光東照宮陽明門・上段右の「五重塔(大慈母塔)」は奈良・室生寺五重塔・中段中左の「至心殿・信楽殿」は京都・法界寺の阿弥陀堂・中段中右の「本堂」は京都宇治平等院鳳凰堂 下段の「潮聲閣」(ちょうせいかく)は耕三寺氏のご母堂の隠居所として建てられたものです。 7年前に訪れた時は、何かごちゃごちゃした感じがしましたが、爾来、私の心もこの寺院も7年の齢を重ねたせいか、今回は落ち着いた自然の雰囲気の中で境内を巡りました。耕三寺氏の俳句も素直に心に染み入りました: 世の母はみな観世音花の春