ワンルームの設計は、予想以上に、なかなか手間の掛かる仕事である。
1部屋は、ほとんどが、20㎡弱から30㎡程度までの広さである。
この中に、居間兼寝室、キッチン、洗面、バス、トイレ、洗濯、玄関、それに収納部分と、一般住宅と同じ要素を取り込まなくてはならない。
居住の中心である居間兼寝室が広いことは、誰しもが望むことであり、それを図面上で確保するのが、意匠屋の腕の見せ所である。
限られた中で、居間を広くすると、当然、水廻りに皺寄せが行く。
その結果、洗面、バス、トイレは、ホテルのように、一室にユニット化されてしまった。
しかし、最近は、日本人特有の清潔好きのせいか、洗面、バス、トイレが別々になった部屋の需要が多いという。特に若い女性にその傾向が顕著だそうだ。
私自身が振り返って見ても、ワンルームの設計は、ここ12、3年の経験であるが、この3点をユニットにまとめたことはない。洗面とバスを一緒にしたことはある。
残念なことに、設計者は、ワンルームでもファミリーマンションでも、実際に住んでいる人の意見、要望等を直接に聞く機会が極めて少ない。
デベロッパーや仲介業者の注文を基に、設計に当たることが多いのが実情である。
また、私自身に話を戻すと、4年半前からの2年間半はマンションの、そして、それから現在までの2年間はワンルームの住人である。一戸建てに長く住んでいたのだ。
マンションに住んでみて、自分のマンション設計に至らない点が多数あったことに気付かされた。申し訳ないと思う。
ところで、現在、住んでいるワンルームは、洗面、バス、トイレの3点が一室である。いわゆるホテルタイプである。
入居は、賃貸料、部屋の広さ、駐車場、ネット接続、ロケーションで決めたのであって、水廻りは結果であった。
気を付けることと言えば、トイレを使った後の入浴は、しばらく時間を空ける位のことだ。入浴と言っても、私の場合はシャワーだけだが。
歯磨きと洗面は、キッチンでしている。
しかし、利点の方が大きいことが分かった。
第一に、トイレの掃除が楽だ。シャワーを使いながら、洗えば良いからだ。
第二に、小便が容易だ。これは、大発見だった。
男にとって、あの洋便器に用を足すことは、大変な難事業である。
50cmの高さから、25~30cm余りの楕円形の穴に、周囲に撒き散らさないように、注ぎ入れるということは、はなはだ難しい。
まず最初は、どこに行くか分からないから、全神経を集中する必要がある。
途中でも、気を緩めることなく、絶えず方向を制御しなくてはならない。
終了間際も、勢いが弱くなるに連れて、体を前に移動することも重要だ。
この一連の行為を、1日に何度もやる訳である。
それでも、以上は、普通の場合である。
朝、起き立ちに、どうしても用を足したくなることがある。
そんな時に限って、“普通ではない”のだ。そうして、大失態をやらかすことになる。
男とは何という生き物なのだ、と悲嘆にくれながら、便器とその周辺を掃除する羽目になる。
その時、私は発見した!
隣に 大きな容器 があるではないか!
バスタブである。
それからの私は、用足しの緊張感から、開放された。
シャワーを流しながら、心置き無く、悠々と放水している。
「これこそ、男の特権である」、と一人悦に入っている。
* 一人悦に入っても、世間からは、非難轟々で、大顰蹙を買い、総スカンを食うか
も知れない ・ ・ ・
* 半月の間、何を措いても、それこそ仕事をほったらかしても、このブログと「あの
ブログ」 の二つを、とにかく毎日書いた。ネタは2つがダブっただけだ。しかし、そ
れなりに全部書き直したものだ。
月も変わったことだ。もう、半月、頑張ってみる。