こんにちは。
歴史考察とっきぃです。
天長節です。
御当今(ご・とうぎん/今上天皇)は能登半島に巡撫のご予定だそうです。陛下がお出ましになると民草の心が落ちつきます。
今上天皇の玉体(ぎょくたい)は、日本国八百万の神さまと霊線がつながっています。なればこそ、昭和天皇の全国行脚で日本人は再び立ち上がれたのですね。
昭和天皇は戦争に対する態度を巡っていろいろと毀誉褒貶がありますが、それはさておき、全国行脚で国民を蘇らせた一事だけは賞賛されてしかるべきです。
私が明治大帝の正体を深く追求しないのは、睦仁親王だろうと、大室寅之祐だろうと、日清・日露の両戦役に勝利したからです。
勿論、東宮弑逆はとんでもない大罪です。その方面はいずれ解明されるでしょうから、流れに任せます。
2022年に始まるロシアの特別軍事作戦は2024年になっても、継続しております。プーチン大統領がわざと長引かせていることがわかります。なぜなら、多くの軍事評論家が語っている通り、キエフを占領すれば一気に片がつく話だからです。キンジャール(極超音速ミサイル)一発ですむことです。しかしそれでは作戦の意味がないわけです。事実、あえて長引かせて西側のハリボテが暴露されました。
西側得意の金融的仲間はずれ作戦はルーブルの金本位制採用で、事実上無効化しました。西側メディアはロシアが苦境と盛んに盛っていますが、SNSで豊かなロシアが報じられて、テレビ離れはますます加速しました。
西アフリカでは宗主国フランスに返り忠(謀叛)を起こしてロシアについていくと諸国が表明います。
先日でしたか、中央アフリカ共和国がロシアにコンタクトをとりました。マクロン(仏大統領)は「オレは聞いちゃいないぞ」と中央アフリカ大統領に凄んで見せましたが、逆に「おめぇには関係ねぇだろう?」と突っ返されて言い返せなかったです。パリ・ロスチャイルド家は夜逃げしたので、マクロンの今の飼い主は誰なのか、気になるところです。国運を賭けて命懸けでロシアと交渉する中央アフリカの大統領と、あきんどの丁稚奉公でしかないマクロン小僧とでは、腹の据わりが違うのです。まったく、お前、ちん●ん付いてんのかよと、怒鳴ってやりたいですね。男の局部は女を泣かせるだけが存在理由ではないのです。2023年度の最貧国ワースト3の中央アフリカ共和国は国内紛争に明け暮れ、武器屋が繁栄しています。まともな指導者ならば、なんとかしたいと思うのが当たり前です。
マリ、ニジェール、ブルキナ・ファソ、ガボンはすでに立ち上がっています。モスクワの元締めがどうお捌きなさるか、見ものです。
マクロンが君臨するフランスでは、百姓一揆が燎原の火のごとく燃えさかり、豊かな大地を染め上げています。今年に入ってベルギーに北上、ブリュッセル当局を取り巻いています。ドイツでも勃発しており、ポーランドではウクライナとの国境に張り付いて穀物の流入を阻止しようと、筵旗(むしろばた)を掲げています。
「百姓ば、舐めんじゃねぇずら!」
「オラたちを何だと思っているべ!」
と、鍬(くわ)だの鎌(かま)だのではなくトラクターでDSの官僚や悪徳政治家に抗議しています。
数年前にはカナダでも起こってトルドー首相が逃げ出したのは、記憶にあたらしいところです。生産者が立てばそれっきりです。
下が支えているから上がある。そんな真実もわからないんです。
欧州連合は行き詰っています。アメリカに逆らえず、左翼に乗っ取られて、方向性もバラバラです。国際金融資本が跋扈して、札束で国民をひっぱたいて黙らせていました。
ところが今や、ハンガリーのオルバーン首相を筆頭に気骨のある指導者が自国ファーストを提唱しています。
オルバーン首相は中央銀行を潰して国立銀行を再建、高止まりしていた自殺率を低下させました。プーチン大統領の信頼も厚いです。
自殺率といえば、
日本の青少年(就学児童〜30代)は、その約三分の二が希死念慮に取り憑かれているそうです。検索すればいくらでも出てきます。
そりゃそうです。今の学校制度、スクールカースト、就職してからの奨学金返済など、日本の若者の置かれたポジションは苦しい。先が見えないからです。先が見えないというのは、先に生きているつまり本当の意味での「先生」に出会えていないからではないか。
いかなる人間でも、人生のモデルは必要です。例えば、ユリウス・カエサルはアレクサンドロス大王に、アレクサンドロス大王はイカロスに憧れています。
鳥人イカロス 東映
徳川家康は源頼朝が人生のモデルです。昭和時代のドラマ「スクール☆ウォーズ」に出てくる滝沢賢治先生みたいな熱血先生にはだいたい、お世話になった恩師がいます。
お前ら悔しくないのか〜ッ!大映テレビ
あのマクドナルドでさえ、2nd-ASS(セカンド・アシスタントマネージャー/正社員)になった理由として、素晴らしい社員と邂逅したことをあげる人が多いです。
「おいしいそれだけ」
教育に投資することは決して無駄ではありません。
ウクライナやイスラエルに出すカネがあるのなら、
本国の震災復興と教育に回すのが正解です。
国民の8割はそう思っているはずです。が、
残念ながら、自公圧勝は選挙前から保証されています。
アメリカさまのお墨付きです。
だから国民感情そっちのけで、裏金でもなんでも平気です。
まず、期日前投票というのが格段に怪しい。バイデンジャンプと相似形です。
株式会社ムサシ
議会制民主主義そのものを叩きつぶす方が手間がかからず、日本は出直せます。そもそも古来、民主主義とやらでうまくいった試しがありますか、古代アテネのうまくいったという直接民主主義はペリクレスの数十年に渡る独裁のもとで営まれた事実を誰も説明しません。
議会制民主主義というのは、カネはかかるが、血が流れないという理由で英国のSir. ロバート・ウォールポールが確立した政治システムです。万事、カネつながりです。
近代の宿痾(しゅくあ)といっても過言ではありません。
カネで結びついた関係ほど危ういものはありません。契約書なんて、ピストル一丁でいくらでも書き換え可能ですから。
だからエプスタイン諸島で、お互いの弱味を握っておくわけです。
LGBTQが公認されたら、幼児趣味も合法化されます。
ダライ・ラマの変態行為も「相手が求めてきた」と言ってしまえばそれまでのことです。
カネじゃだめなんです。やはり不動産すなわち富を生み出す田畠あっての人間なのです。地に足をつけた生き様こそ、信頼の根源です。遊牧民も同じことで大地から恵みである牧場の草木を家畜が食し、家畜のもたらす羊毛や乳製品、祭事の食肉で牧民が潤います。
不動産を媒体とした御恩と奉公の関係は日本では700年続きました。
武士は現場監督として開墾の指揮を取り、ピークの元禄時代までそれは続きます。土地媒介は西欧のシャテルニーと同じです。
武士が腐敗したら一揆が勃発します。やっぱり生産者は強い。北陸では武士を追い出して共和政を断行した事跡もあります。心の支えになったのは蓮如上人からの励ましメールでした。現代でも北陸の昔からの家には「見せるための総金張りの大仏壇」が残っています。この大仏壇の前で人々は話し合いを行っただろうと拝察します。
現代の日本の百姓はカネに敏感で、補助金大好きです。
「銭っ子いくら、積むべ? ん?」
役場の職員採用から、教員採用、土地売買までぜんぶこれ。
異論のあるやつはご存知、村八分。
ローカルライフに憧れて、退職金はたいて移住したものの、「銭っ子」を渋ったがために、いじめられて撤退を余儀なくされた都会の老夫婦とか、まことに気の毒です。
一旦、減反政策の補助金に染まれば、家業はパチンコ通いになり、今さらコメ作れだの野菜つくれだの言われても、篤農精神を取り戻すのは難しい。もっとも、自然栽培などで実績を出している本物のお百姓さんはいます。或いは炭を埋めることで大地を蘇らせるとか、素晴らしい篤農家もいます。ビジネスマンを辞めてスマート農業で軌道に乗っている若い人たちも検索でいくらでも見つかります。頑迷固陋な土百姓(いわゆる膿家)は新しい時代には要りません。
さて、小麦です。
個人的には、百均で売っているチェニジア産やトルコ産のパスタが好きです。なぜか、顔が痒くならないからです。
日清の「ママー」は体が反応してしまいます。どこの小麦を使っているんですかね。やはり、(欧州を除く)先進国産の小麦ですかね。
日本の小麦はうどん向けらしく、パンには向かないと、故木村尚三郎先生の著書に記載がありました。政府肝いりで「食料・農業・農村基本法」を立ち上げた頃の話です。
故木村尚三郎先生は西洋中世の日本における泰斗です。
『フォルメン』全盛期の頃に、「中世農村、実は農民のほうが力関係は上だったんじゃないか」と唱えていた本物の先生です。
『フォルメン』(独:Formen)というのは、カール・マルクスの『資本主義生産に先行する諸形態』(独:Formen, die der kapitalistischen Produktion vorhergehen)の通称です。
奴隷制度の次に農奴制があり徐々に自由度が高くなって資本主義の労働者が生まれるという社会的進化の過程を描写した著作です。
要するにマルキシズム全盛の頃、流行った本です。
ソ連が崩壊したら、単行本(1959大月書店)も文庫(1963国民文庫)も「化石」と呼ばれて古本屋にいっぱい並びました。
マルキシズムでは、上部構造すなわち統治階級はワルですから、百姓は虐げられた可哀想な人たちでなければなりません。
民衆を押し上げる歴史家も、統治階級をボロクソにけなします。
ルイ十六世など、チビ・デブ・オタクの上に、あそこは短小包茎とまで叩かれました。現在、かなり修正されていますので、原作・アニメ「ベルばら」ファンは要注意です。
百姓一揆が本格的に勃発したEUに未来はあるのか、
生産者がいてはじめて役人や王様は存在できるという、
簡単な真実にどうしてDSは気が付かないのか、ただのアホなのか、
答えは歴史の法則が出してくれます。
今回、故木村尚三郎先生の話をしました。
日本と世界の未来を語る上で、充分な道しるべになります。
木村尚三郎先生の『耕す文化の時代』(PHP文庫)はバブルの頃に出された本(1988ダイヤモンド社)ですが、読みやすい本です。続編の『美しい農の時代』(1998ダイヤモンド社)も面白いです。
土に生きることと、お祭りの重要性を説いておられます。
上級編が『農の理想・農の現実』(2000ダイヤモンド社)です。
中村靖彦氏と共著です。
例の「食料・農業・農村基本法」のいろいろも記載されて、とても重要なことを語っておられます。
まずは、最初の一品、『耕す文化の時代』をご照覧くださいね。
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新しい中世のなんたるやが、なんとなくわかります。