こんにちは。
歴史家とっきぃです。
すぎやまこういち先生が逝去されました。
心からお悔やみを申し上げます。
RPG「ドラゴンクエストシリーズ」が有名ですが、
数多くのアニメ・特撮作品へも参加されています。
「伝説巨神イデオン」の副主題歌「コスモスに君と」は名曲です。
歌っているのはご存知アンパンマンこと戸田恵子女史です。
また、「帰ってきたウルトラマン」、「科学忍者隊ガッチャマン２」の主題歌も手がけています。
プロとしての音楽家の自負は強烈なもので、その意志にふさわしい素晴らしい作品群を地上に残してくださいました。
1979東映
個人としては、保守の重鎮でした。
すぎやま先生、心からありがとう。
私たちはその美しい音楽を命あるかぎり、後世へと伝えていきます。
さて、岸田文雄氏が第100代内閣総理大臣に就任しました。
おめでとうございます。
岸田総理は、宏池会のメンバーです。
宏池会というのは、池田勇人首相が立ち上げた自民党の派閥です。
日本人の所得倍増を成し遂げた真の政治家こそ、池田首相です。岸田総理はこの池田勇人を心より尊敬しています。
参照記事：ハヤト・隼人・勇人
ハヤト（神隼人） 東映
岸田首相が目指しているのも池田さんと同じく所得倍増ですが、岸田さんと故池田首相とは決定的に違う点があります。
池田さんは重病を克服しています。それも皮膚病です。
アトピー持ちの方はわかると思いますが、皮膚病はメンタルを蝕んでいきます。患部が徐々に広がっていくのを毎日見ていると、生きていくのも嫌になります。そういうぎりぎりの崖っぷちをさまよいながら、池田さんは生還して、鉄の一念で内閣総理大臣に就任しました。自分であって自分ではなかったのではないかと拝察いたします。まさに生かされている。要するに、保身をまったく考えていないんです。
なればこそ、「貧乏人は麦を食え」などの暴言も出てくるのです。
シャルル・ド・ゴール大統領にソニーのラジオを紹介した時も、当時の日本人は恥ずかしいと感じたものでした。ですが、池田さんはなんとも思っていません。出過ぎた杭は打たれません。この頃の池田さんを真似たのか、ジャック・シラク大統領は「エアバスのセールスマン」と自虐ネタを言っています。
まずは食っていけること、「衣食住足りて礼節を知る」（『管子』）を政策として実現させた本物の政治家こそが池田勇人首相なのです。
日本には軍隊がないので、何かと足元を見られるのを悔しがっていた愛国者でもありました。
一文字隼人 東映
この池田勇人首相の意志を継ぐのが、岸田総理というわけ。
ですが、ボンボンでマイホームパパのキッシーに「池田勇人」が務まるのでしょうか、ちょっと不安です。
線が細いことは岸田さん本人が一番自覚していると思います。
今回の総裁選では、無い勇気を振り絞ってナンバーワンを勝ち取りました。どうして本命だった河野太郎や、安倍前総理イチオシの高市早苗を降せたのか、それは本気だったからです。
河野太郎も高市早苗も、小泉流「劇場型」選挙で乗り切ろうと考えていました。有力者さえ握っておけばなんとでもなると、どこかで楽観していたのでしょう。高市早苗さんの本が売れていました。
とっきぃの知人でも、高市早苗ファンが多く、岸田オシのとっきぃからどんどん人が離れていくのが寂しかったですね。
高市早苗はユリコと同種の政治家です。「いや違う、だって本を読んだら・・・」なんて言葉も高市ファンの知人から聞きました。そういえば、小沢一郎も『日本改造計画』を出して売れに売れました。橋龍もなんか出していましたね。菅義偉前総理も出していました。みんないいことを書いています。政治家の本なんてバラ色の未来しか書きません。
メディアや本ではいいことを言っていますが、知事選挙時のユリコもそうでしたね。飢餓に苦しむ空腹児童をどこ吹く風と、コロナ騒動を追い風に歌舞伎町の地上げを企むユリコの暴政を、一都民として私は許せません。二階幹事長さえ握っておけば国政復帰もカンタンなんて思っているでしょうが、時代は変わりつつあります。
キッシーは、原発容認です。高速炉へ向けてより安全で確実なエネルギーを日本に提供してください、本当は核抑止力にも踏み込んでほしいのですが、ちょっと無理ですね。まあ、いいです。
逆に、反原発の小泉純ちゃんや河野太郎は要りません。
福田赳夫の創立から一貫して清和会は新自由主義の牙城です。
もちろん安倍元総理も一員です。ただ、清和会は外交には強い。
例の「開かれたインド太平洋構想」は清和会ならではの事例です。
ですが、内政に関しては清和会は結果はもう出ています。
20年もの長きに渡り日本政府に寄生した竹中平蔵は、ついにお払い箱になりました。
岸田さんは「正姿勢」を座右の銘としています。
ですが、正姿勢は本当に難しい。柳生新陰流に合撃打ち（がっしうち）という技があります。自分の中心線を真っ直ぐにおろせば、完全無敵、100％勝てるというアルファにしてオメガの技です。
真っ直ぐにおろすというのがいかに難しいかがわかります。
池田勇人首相は、難病の克服をもって正姿勢に開眼したのでしょう。歯に衣着せぬもの言いは、虚心坦懐だからできるのです。
ほんわかマイホームパパのキッシーに正姿勢を貫けるのどうか、
きわめてあやしいのですが、ここはサンドバッグになる気持ちで、
日本を背負ってほしい。
改革はもういりません。橋本総理の「火だるま行革」から、改革至上主義で先日の菅内閣までやってきましたが、改革のたびに日本は転落しています。カンチョクトがやった太陽光発電なんて、夢想もいいところです。生活電力ならなんとかなるでしょうが、日本は工業国です。雨が降ったから、雪が降ったから、火山が活発だから、本日はラインは回りませんでは、工場が立ち行かないのです。
安定した国産エネルギー供給。これこそ原子力エネルギーです。
要は扱い方の問題です。まあ、テスラの永久機関とかの話もありますが、まずは現物を見せてください。UFOや異星人の話も一旦は置いといて、現実政治でいけば、石油、天然ガス、そして原子力です。
ちなみに、仮面ライダーも原子炉を内蔵しています（結城丈二とアマゾンは例外）。風で動くのはベルトの起動スイッチだけです。
東映
日本もようやくグローバリズム至上主義から抜け出せそうです。
虎ノ門（米国大使館）や、横田基地のジャパン州総督の意向も気になりますが、正姿勢でいけば負けないと思います。
事実、池田勇人首相は殺されませんでした。それは池田が本物の男だったからです。トルーマンやFDR（フランクリン・D・ルーズベルト）のような卑劣漢もいますが、ペリーやアイゼンハワーのような男もいるのがアメリカです。
日本の優秀な経済産業省と豊田章男には、キッシー政権に協力して、日本を再び大国に戻してほしいです。
改革で荒廃した日本の復興を八百万の神さまも、出雲大社で願っていることでしょう。今月は神無月です。
