こんにちは。
歴史家とっきぃです。
とっきぃ講座のご案内が記事本文の後に続いております。
次期アメリカ大統領はトランプ氏に決まりました。
国際金融資本イチオシのクリントン女史を下し、見事に勝利を勝ち取りましたね。
未だに信じられないです。
これまで無敵無敗を誇ってきた国際金融資本が初めて敗北を喫したのです。時代の流れはもう決定的なのですね。
これが昨年であったら、もしかしたらヒラリー・クリントンさんの勝利だったかもしれません。今年は21世紀の元年です。いよいよ時代は変わります。
思えば、前世紀は「総力戦」の時代でした。
1914年の第一次世界大戦から20世紀は始まったのです。国民を盛り立てていく必要から宣伝活動に力が入ります。
慧眼のヒットラーは宣伝省と宣伝大臣を設置して、天才ヨーゼフ・ゲッベルスを就けました。そして、ポルシェ博士やシャハト博士達を駆使して四カ年計画を成功させドイツを見事に復活させたのでした。
その手法をジーッつ見ていたのがスターリンとFDRです。FDRというのはフランクリン・D・ルーズヴェルト大統領の事です。JFK(ケネディ大統領)と同じくらいの教養ですので知っていたほうがいいかもしれません。
宣伝というのは大変な効力を発揮して、各種メディアが発達します。
心理学的テクノロジーと提携して、意識の識閾下(しきいきか)に訴えるサブリミナル効果も採用されました。
アニメ「シティハンター」に麻原彰晃の写真が刷り込まれていたとか騒ぎが昔ありましたがアレの事です。
80年代のプレジデント誌の表紙も酷かったものです。有名武将の太刀の柄が陰経そっくりに描かれたり、あまりに露骨なのでこの路線は消えていきました。
サブリミナルの詳細についてはウィルソン・ブライアン・キー教授の『 メディア・セックス』(集英社文庫)を読んでくださいね。個人的には『 潜在意識の誘惑』(リブロポート)がオススメです。
というわけで、巧みに気づかないうちの大衆を誘導するのが「総力戦」の極意なんです。逆に言えばこの手法は闇から闇におこなわれるから力を発揮できたのであって、白日のもとに晒されてしまえばそれまでなんです。
ネットの普及が命取りでした。それまではタックスヘイブンなんて単なる「陰謀論」でしかなかったのが実はあった、世界は大企業有利になっていた、政治家はパペットだったとか、ゾロゾロ出てくるわ出てくるわ。
20世紀の生き方すなわち「総力戦」は確実に制度疲労をおこして、その役割は終わっていたんです。
だからどういうことになるのか?
24時間戦ってきた企業戦士が壊れていくんです。
自他ともに認める最強エリートがある日突然うつ病に罹患する。もう日常的になりつつある風景です。業界を問いません。特に深刻なのが自衛隊だそうです。下園壮太退役一佐(陸自)の著作がかなり参考になります。
企業でも同じです。毎日のように人身事故でビジネスマンが命を散らしているのもそうです。自殺率について政府だけでなく、我々庶民も真剣に考えなくてはなりません。
エリートというのは体調管理も仕事の一部と考えていますから肉体にはあまりしわ寄せはいかないんです。
精神にいくんです。こっちの方面では彼らはタフを自負していますから、裏で進行するバグに気がつかない。気づいても希望的観測をフィードバックする大脳新皮質に騙されて、敢えて見て見ぬふりをするんです。そしてある日突然カタストロフィーがやってくるというわけ。
そういえば、電通に当局の手が伸びました。ある意味タブーだったマスコミ帝国に手が入っただけでも仰天です。時代の流れが変わった証左の一例です。
今世紀の生き方はフランスモデルが参考になります。
この国では「お客様は神様で」はありません。スーパーのレジでも本屋さんでも素っ気ないです。CS(顧客満足)なんてこれっぽっちも考えていません。それでいてお客さんがやってきたら例えば本屋さんでは裏方から主人がやってきて「どのようなジャンルをお求めで?」と問いかけてきます。それまでは後ろで事務仕事をやっているという具合です。あと、東洋経済オンラインで国末則子さんの記事を読みました⇒☆。勉強になります。「おフランス」だけの国ではないんですね。どうやらフランス人は自分の居場所をちゃんと確立しているようです。ル・ペンさんの躍進に期待したいです。
「客は二の次」で十分。お客様は神様です。お客様のためならいつでも命を散らせます・・・、というのは卒業する時期に来ています。でないと、ますます優秀な人材が壊れていきますよ。
余談ですが、壮大な企業理念を謳っている会社の現場は酸鼻を極めるブラックです。
壮大なドイツ観念論をこしらえた19世紀のドイツ社会は悲惨そのものでした。相似形です。
現在の企業人(はたらく人全般)は視野狭窄になっています。いつも何かに怯えています。何を恐れているのか、上司からのフィードバックに他なりません。でも自分の居場所がそこしかないんです。帰宅しても居場所はたぶんないでしょうから。
解決策、それは自分の生き方を再定義することです。
そのためには自分の弱さ醜さと向き合うこと。
「精神の排泄」をしっかりとやっていくことです。
感情は信号です。生じたら素直に感じましょう。
とっきぃ講座を開催します(^∇^)。
12月11日(日) 10:00から2時間。
場所:
〒110-0015 東京都台東区東上野3丁目37−9 かみちビル5階
やよい軒東上野店が1階にあります。
★JR上野駅の浅草口からまっすぐ進めば浅草通りに出ます。
横断歩道を渡ってドトールコーヒーから右に横断歩道を渡ると、
やよい軒があります。
10人規模の会議室です。
周知通り、0人でも開催します。中村天風さんは上野精養軒前で0人からスタートしました。お釈迦さまのセミナー最初のお客さんは鹿でしたよね。
空気が最初のお客さんでもとっきぃはやります!
概要
歴史家とっきぃが主催するおはなし会です。
徳川将軍のお話、ご存知アントワネット王妃のお話、
果ては健康記事のお話などいろいろ考えております。
参加資格はですが中学生から御老体まで老若男女を問いません。
参加料
二十歳未満は1000円、オトナは2000円プラス缶ビール1本です(笑)。
お菓子その他はご随意に。
本当は無料にしたいのですが、無料だと粗略に扱われるのが歴史の鉄則!
あえて有料にしました。お小遣いで来られる金額と自負しております。
ご質問があれば、メッセージにてお受けいたします。
※1 アメブロ登録者以外の方は historianus33★gmail.com (★⇨ @)
※2 中傷誹謗と判断した場合スルーしますので予めご容赦願います。
とっきぃ拝