カンニング問題 | Happiness Only Real When Shared

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保護犬りんごと日々の出来事

先日ネットニュースで見かけたこの記事

 

 

 

 

私は高校のテストセンターでテストを監視する業務もあるのですが、カンニングって残念なことに本当に存在するんですよね。

 

 

私自身はカンニングをしようと思ったことが全くないので、実際は日常的に起きていることだと知ってショックを受けました。

 

 

逆に生徒の間では普通のことで大したことない、という認識を持っている子供が多いのも確か。 注意しようものなら、逆に殺害予告とか普通にあります😅  帰る時、車ボコボコになってたらどうしよーとかたまに思いますね。 ああ 超めんどくせー

 

 

生徒の中でも一度注意したら罰の悪そうな顔をして次からはしない子もいますし、注意されても開き直っていて次回も普通にしてくる子もいます。←こういう子に限って、口がうまく人当たりが良かったりするんですよ。 

 

 

そしてカンニングする子が座る席は大抵決まってます。 一番多いのはドアに近い一番後ろの席。 ここに誰かが座ったら、監視官同士みんな目を合わせて頷き合います。 ドアに近い、いわゆる廊下側の一列は全体的に要チェックですが、その中でもこの一番後ろ、真ん中(ちょうど前に座る監視官から45度ぐらいの角度になる場所)、そして意外にもこの列の一番前の席のカンニング率は80%超えますね。一番前の席は股の間に何かを隠してる場合が多く、近くを通ってみて足をスッと閉じたらほぼ確実です。 

 

 

しかし! 股の間なので、覗き込むわけにいかないじゃないですか。一応そこにあるのわかってるよー、と言ってプレッシャーをかけることはできますが、あとは担当の先生に報告して先生の判断に任せます。 

 

 

他には監視官の真正面の列の一番後ろ。ここは前に人が座ると見えにくいからだと思いますが、ここもかなりの高確率。

 

 

逆に低いのは前から2、3番目ですかね。 一番前より2、3番目の方が低い気がします。

 

 

テストセンターと言っても、ここは公立高校。 IEPのある生徒(学習障害などの理由で、テスト時間の延長や計算機の使用など、なんらかの対策を許されている生徒)がテストを受けたり、単に病欠でテストをミスった生徒たちがメイクアップでテストを受ける場所なので、ごく普通のローテクな教室です。なので、メガネにカメラが仕込まれてたりしたらもうお手上げですね。 

 

 

スマートウォッチやら、スマホやらとは毎日のように戦ってます。チェックインの時にスマホを提出させますが、持ってませんー、って言われたらそれまでですし(持ってませーん、はカンニングほぼ確実ですがね。 スマホを持ってない生徒はうちの学校にはいない。)、スマホなんて、3台ぐらい仕込んでくる子供もいますし、もともと裕福な家庭が多いエリアなので私の知らないような高価で高性能のなんらかの機器を隠し持ってるかもしれません。 スマホ見つけて取り上げるとまた違うところから出てきて、昭和のドリフのコントかよって思う。

 

 

最終的には、自分の勘が頼りです。1週間も監視していると、教室に入って来た瞬間「何か変な感じ」を感じるようになりますよ。

 

 

ま、大抵の場合、カンニングしても終わったあとざっとテスト見てみると、これ全然できてないんじゃね?ってのが多いので、まあ要らん余罪を増やしていること、って思うのですが、カンニングがセカンドネイチャーになってしまっている生徒が多いからこそ、やっぱりちゃんと注意しないといけないなと思います。 

 

 

そして、カンニングを注意することが、人間の粗探し、もしくは偽善者活動、と勘違いしている子供がかなり多いので、なんでダメなのか、という話もしないといけない。  

 

 

人間の考え方ってほんっと、それぞれですね。 私も反省ですよ。 普通って認識が大きな勘違いでした😆

 

 

ただちゃんと説明すると、不満そうでも納得してくれる生徒も結構いたりします。なので、やっぱり諦めちゃいけないんだな。 

 

 

大切なのは、フェアであること。 私が全ての人に対してフェアな行動をとっているか。  その辺を特に生徒は見ていますね。

 

 

近年の高校生のメンタルヘルス問題は深刻ですが、その中で最近生徒からよく聞く原因が、真面目にやっているのに報われない、という感情によるもの。 特にカンニングしている子が注意も受けずに真面目にやっている自分より良い成績を取ってるのをみると悲しくなる、という話を聞きます。 先日各教科の先生から、そういう生徒たちからのテストセンターへの苦情が今年は激減したと聞き、私自身も報われたな、と嬉しく思います。

 

 

さて、冒頭の大学入試の不正についてのニュースについて思うことですが、まずアメリカの大学はテストの点数や、学校の成績のみでは大学の合否は決まりません。州立大学などではそれしか見ないところもありますが、ある程度の基準は存在するものの、その基準は毎年違いますし、絶対的なものでもありません。

 

 

近年の合否結果をざっと見ての私の個人的な感想ですが、「高校時代に積み重ねた課外活動から垣間見える、やりたいことに対するパッションを形にする力」そして、それがその大学の方向性に合っているか、といったところを近年、特にコロナ以降は審査されている気がします。 決して学力や能力がましてや人柄が優秀な生徒が合格するわけではなく、その個人が「今」大学の求めているピースに合っているか、それだけなんじゃないかな。

 

 

だからもし一番入りたい大学に今合格しなくても、あなたが他の人より劣っていたわけじゃないから、落ち込まないで!って思う。なんなら、その大学に今行かないことがあなたのユニークな能力を十分に生かすには大切だったとわかる日が来るはず、って。 ←ほんっとうに綺麗事じゃなく心の底から思っています。

 

 

これって、受験する側としてはすごく厄介ではあるんですが、ある意味すごいシステムで、例えばすっごく行きたい大学には行けなかったとしても、結局行くことになった大学は後で考えてみると自分に一番合っていた、ということが多いですね。 

 

 

まず「行きたい大学」ってのが、本当に自分の行きたい大学なのか、ってのがね、高校生に見極めろってのも難しいところなんで

よね。 自分軸で見てない場合がとても多いからね。

 

 

さて話は変わって、今週末はメモリアルデーウィークエンドで三連休。 朝、何かいつもと違ったものが食べたいなーと思って、久しぶりに朝イチでTrader Joe'sに行ったら日本人のキャッシャーさんが仲間入りしていて普通に話をしながらお会計してたのですが、もうね、「Trader Joe's愛」がバンバン伝わって来て、こちらも嬉しくなりましたよ。こういう人がTJで働くべき!って思いました。 

 

なんかタイミングを失って英語で会話してたのですが、次回は日本語で話してみます。私、こういう日本語と英語との切り替えタイミングが苦手で。 相手が日本人だと分かっていても、途中でいきなり日本語で話していいのかな?とか迷います😅 

 

 

わんぱくな朝ごはん(一人分440Kcalですってよ)↓ 

よくあるカスタードを包んだデニッシュ。オーブンで焼いてパイをサクサクにすると美味しい。ちっちゃく綺麗に切れるのが食べやすくていいですね。 

 

 

そして、冷凍キンパが美味しくて便利なので、新しく見たこれも買ってみた:

 

 

今日はパントリーアイテムの豆の缶詰やナッツや布巾から野菜やバナナやスモークサーモンなどのグロッサリーを買い物かごにいっぱい買って、$64ぐらい。 やっぱりちょっとお高くなりましたね。 日曜朝のT Jは空いてて良かったです。

 

 

 

 

 

今週は夫が日本へ休暇で行っていて留守なので、暇すぎるりんご