問合せ対応が楽しくて仕方ありません。
コンプライアンスの業務をしていると
社内の全部署に出す依頼事項があります。
するとそれに対する質問が出てきます。
しかも依頼する相手は部長層以上の方
になるので、厳しめの問い合わせが
くることも多い。
正直なところ、最初の頃は
あー、また問合せかー、
面倒くさいなー、と
思っていたこともあります。
ですが、ある時ふと気づきました。
細かい質問をしてくる人ほど
それだけこちらの資料を読み込んで
くれているのです。
ただただ重箱の隅をつつくだけの
人は、まずいません。
それに、さーっと読み流していたら
理解していなくても、
質問が出てこないことも
あると思います。
そう考えると、面倒くさい問合せほど
ありがたいと思えなくもない。
問合せの内容によっては、
返信を書くのに30分かかることも
あります。
しかも、コンプライアンスの領域は
明らかに白黒の判断がつきにくい
ことも多くあります。
だからこそ、問合せがくるわけですが。
必要に応じて上司の確認も
とった上で回答しますが、
その場合でも自分で回答案を
作成しますから
時間がかかることには
変わりありません。
それでも、問合せがありがたいと
思えるようになってから
心を込めて回答ができるように
なってきた気がします。
それが表に現れているかどうかは
さておき、意識上は現れています。
それまでも決して雑に回答していた
わけではなく、
メールの冒頭に
「お問い合わせありがとうございます」
と書いてはいましたが、
淡々と回答していました。
でも、今は本気で
「お問い合わせありがとうございます」
と書いています。
「！」をつけたりはしないので
見た目には同じテンションかも
しれませんが、
気持ちの部分では違います。
と言っても、伝わっていなければ
意味がないとは思いますが。
まぁ、伝わるかどうかは
相手によるところもあるので
何はともあれ、まずはこちらが
本気で思っているということが
大切なのだと思います。
問合せが楽しいと思う日がくるとは
思いませんでした。
嬉しい誤算です。
【今日のまとめ】
面倒な問い合わせ程、
しっかり考えてくれている
ということでもある。