1076回目:成功の裏の苦労話を、当事者意識をもって聞く | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

先日たまたまテレビをつけたら、
高校生クイズ優勝が決まった瞬間でした。

ゲスト出演していたQuizKnockの山本君の
言葉が印象に残りました。

正確ではありませんが、次のような内容です。

「クイズの早押し問題は一瞬で決まるけれど、
その裏には数千時間の努力がある。」

それを聞いて、
『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』などが
ヒットに至るまでにも、3年、5年かかったと
編集を手がけた佐渡島庸平さんが
『僕らの仮説が世界をつくる』で
書いていたことを思い出しました。

同じく編集者の方で、
『人は話し方が9割』の上江洲さんも
100万部(現在110万部)に至るまでの
道のりの長さを語られていました。

どの話も、聞けば心が震える。

成功の裏にはやっぱり努力や
苦労があるのだと、勇気づけられる。

一方で、
自分がその世界にいくまでに
同じような努力や苦労ができるか?

そのまえに、努力や苦労をしよう、
してもかまわないと受け入れられるか?
というと、

その覚悟はありません……。

さらには、成功の裏に大きな苦労が
あるものだとわかっていてもなお、

また新たな成功事例を見ては
自分も簡単に成功できたらいいのに
と思ってしまったり、

たまたま有名タレントがSNSで
紹介したからだ、と
妬んでしまったりする。

実際には、おそらくその成功の裏にも
自分が別のところで感動したような
苦労話があるにもかかわらず、です。

感動はしたいけれど、
自分がそれと同じことをするのは嫌。

しかも、それぞれの場面において
そのことに気付いていませんでした。

NHKの「プロフェッショナル」や
AERAの「現代の肖像」など、
さまざまな自伝にあたるときには

ある種エンターテイメントとしての
感動を求めてはいるけれど、

当事者意識を持って自分事に
置き換えてみるという意識は
なかったのです。

自分勝手なものだと呆れつつも、
そんなものかもしれないとも思いました。

まずは、自分勝手だと気付いてよかった。
そして、そんなものかもしれないと
思えてよかった。

「自分勝手ではない!」と
思い込んでしまったら、
自分の思考は変わることがないでしょうし、

「そんなものかもしれない」と
思わなければ、
「そんなもの(自分勝手)」である
自分を受け入れられません。

自分の現状を受け入れられなければ、
そこからどうすれば抜け出せる
可能性があるのかを
考えることができません。

何事も、現状を正しく認識することが
第一歩ですよね。

自分の目標に向かって、
すでに成功した方たちのような
努力や苦労をすぐに受け入れられる
自信も覚悟もありませんが(汗)

それでも、自分勝手さに気付けたことは
他者の物語を聞く時に
「当事者意識を持っているか?」と
自問するきっかけになったと思います。



【今日のまとめ】

成功の裏の苦労話に感動する一方、
自分でその苦労を受け入れる覚悟はない
という当事者意識のなさを認識する。