モノを捨てる人と
捨てられない人、
分かれますよね。
過去のメールで
もう必要ないだろう、
というものを削除していて
ふと思いました。
自分は、家でも職場でも
捨てる派です。
理由は簡単で、
片づけが苦手だから。
特に立体で美しく
収納することが
できないので、
「とりあえず」で
取っておくことは
基本的にはしません。
服とか靴は、迷ったときは
来シーズン着なかったら
捨てる、と決めています。
会社でも、
ボンボン捨ててきました。
今では多くの書面が
デジタル化されていますが
入社した頃、約20年前はまだまだ
紙の書類でした。
新入社員当時、
暇すぎた(年間残業3時間!!!)ので
キャビネの整理を
していたのですが
自分が、次々に書類を
捨てていくのを、
ある先輩(基本的にとっておく派)は
「そ、それも捨てるの?」と
若干引き気味で
見ていたのを覚えています。
爽やかに、
「はい、捨てます!」
「これ、前回はいつ使いましたか?
使った記憶もないなら、
いらなくないですか?」と
バンバン捨てていきました。
持っている書類が少なくなって
よかったことは、
上司から
「あの書類どうした?」と
言われたら、
すぐに出せるか
「○○さん(上司)が持ってますよ」か
「あ、それは捨てました」と
探す時間が全くなく
回答できたことです。
「○○さんが持っていますよ」の
勝率が、ほぼ100%だったので
上司も私の回答
①私が持っている
②上司が持っている
③捨てた
を、信用してくれました。
捨ててしまって、
本当にマズかった書類
というのは、
おそらくなかったのでは
ないかと思います。
忘れているだけかも
しれませんが、
少なくとも、役員関連書類で
大問題になることとは
なかった、ということです。
自分は、
片づけができない、という
非常に情けない理由で
書類を捨ててきましたが、
「とりあえず取っておく派」の方から
「捨てるのって、怖くない?」と聞かれて、
確かに、書類を捨ててしまって
問題になった時には
自分の責任になるのですから
怖いと言えば怖いのかも
しれませんが、
一応、捨てる時には
これが必要になった場合に
どう対応するか、
なくてもいいよね、と
押し切ることも含めて
考えてから
捨ててはいました。
確かに、とりあえず取っておいて
「やっぱり取っておいて
よかった!」ということも
ありますが、
では、それがなかったら
致命的だったかというと
そこまでではなかったりします。
結果として、
書類を捨ててきたことは、
机やキャビネが片付く
ということはもちろんですが
それ以上に、
自分の行動に責任を持つ
という意識を
持たせてもらったような
気がします。
まず、自分でその書類の
要否を判断するためには
その書類が関連する業務に
どのくらい影響があるのかを
理解していなければいけません。
自分で判断できなければ
先輩や上司に聞くことで、
業務理解も深まりました。
(当時は業務を理解するため、
ではなくて、
とにかく古い書類を捨てたくて
質問していた、、、のですが)
また、自己判断で捨てた書類が
後で必要になった時には
当然対処しなければなりません。
これを、新入社員当時に
やっていたことで、
その後も、紙かデータかは問わず
書類の要否を都度判断、
万が一後から必要になった場合は
対応、
ということが習慣になり
業務処理のスピードが
上がったような気がします。
なぜ捨てるのが怖いのか。
なぜとりあえず取っておきたく
なるのか。
それは、責任を負いたくないから
なのかもしれません。
それほど責任が重くない
新入社員時代に
捨てることが習慣になったことは
とてもありがたかったことです。
これからも、責任を持って
書類を捨てていきたいと思います。
【今日のまとめ】
勇気をもって捨てると
片付くだけでなく、
責任感も身につく。