もう今年も残り3か月。
今年は、これまでよりも
日々のことや
自分に対して
意識を向けてきました。
コロナによって
生活が一変した、という
ことも
毎日への意識を
高めた理由のひとつ
だったかもしれませんが。
これまで無意識だった
いろいろなことに
意識を向けることが
できたことによって、
過去を振り返った時に、
できていたと思うことと
できていなかったと思うことが
明確になり
以前よりも
「今年も何もしないまま
一年が終わってしまう」
という焦りが少ないような
気がしています。
果たしてどれだけ
できているか、という
ことはさておき
自分としては
以前よりもできるように
なったと思うことがある、
ということは
ひとつには、単純に
できるようになったという
結果に対する
喜びがありますが、
それ以上に
やろうと意識を向けて
やってきた、
というプロセスに対する
喜びもあります。
しかも、それは
やろうと思ってやってみて
すぐにできてしまったことよりも
やってみたけど
なかなかうまくいかない、とか
できるときと、できないときがある、
ということを
乗り越えてきたことの方が
大きな喜びを
もたらしてくれます。
このことは、
子どもの頃の逆上がりとか
縄跳びとかを思い出すと
パッとできてしまったものよりも
何度も練習して
ようやくできるように
なったことの方が
できたときには嬉しかったし
今でも覚えているほどだ、
ということと同じです。
今自分が取り組んでいることは
他者とのコミュニケーションに
おける姿勢や
そこから生まれる
行動の変革であって、
逆上がりや縄跳びのように
誰の目にも明らかに
できるかできないか、
判定できるというものではないので、
「結果」ということでも
「プロセス」ということでも
過去の自分と比べて
比較的できるようになった、という
自己満足でしかありません。
そして、それは
意識することがなければ
絶対に変わっていくはずはなく
しかも一日一回の意識では
足りなくて、
常時意識することを
目指しながら
思い出したり、忘れたり
を繰り返して
少しずつ習慣化を目指す
という非常に地味な作業の
繰り返しです。
しかも、外部からは
見えない作業なので
できた時には褒めて、
出来なかった時には反省して、を
一人で繰り返す、という
やはり地味な作業です。
この地味な作業を
やり続けていると、
いわゆる「できる」「できない」
という能力は
関係ないのではないか
と思わされます。
まず、スタートポイントとなる
自分がこうなりたい、と
思うことは
自分の願望なので
能力は関係ありません。
そして、自分の行動に
意識を向けることも
誰でも、できないことはない
と思います。
こうなりたいと思う人の
行動の分析の精度には
能力の差は出るのかも
しれませんが、
やろうと思って
できるかできないか、
ということでは
誰でもできることだと
思うのです。
そうすると
やるか、やらないかの差
ということになるのですが、
この差は何か、
過去の自分を振り返って
思うことは
そのことに対する動機の強さ
だろうということです。
やった方がいいのは
分かっているけど
やれない、とか
始めてみたけど
続かない、ということは
どうしてもなりたい、とか
このままではまずい、という
感情が少なかったのです。
今、やろうと思って
継続できていることは
いずれも
どうしてもなりたいと思うし
このままでは本当にまずい、
と思うことしかありません。
さらには、
一度にいくつものことを
やろうとすると、
これまた続かないような
気もしています。
今自分が継続できていることも
わずかしかありませんし、
意識してそうしたわけでは
ありませんが、
一度に始めたのではなく
なんとなく、あることが継続できる
ようになってきた時に、
別のことを始めていました。
自分を変えたい、と思うと
焦ってしまって
あれも、これも、と
なりがちですが
この地味な作業を
同時にいくつも続けることは
少なくとも自分にとっては
できないことでした。
今年、まだ3か月ありますが
貴重な毎日を焦らずに
ひとつずつ継続して
積み重ねていくために、
振り返りをしてみました。
【今日のまとめ】
まずは、ひとつのことに
意識を向けて
できた、できないを
繰り返しながら
少しずつ積み重ねていく。