おはようございます。
今週は雨続き。
そろそろ青空が見たいです。
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仕事相手にぶっちゃけることができるか?
ということで思い出すことがあります。
かつての上司の話ですが、
他部署との打ち合わせ中に
キレたことがありました。
その打ち合わせの直後、
上司が
「オレすぐ逆上しちゃうんだよね」
と若干の照れ笑いをうかべながら
言いました。
逆上すること、
しかも上司が仕事で逆上するのは
決してよいことではありません。
しかし、こうやって
自分が逆上しやすいことをわかっていて
つい逆上してしまったことを認めて
さらに、
それを他の人、
しかも部下に言えるということは
よいことだなと思いました。
仕事を一緒にやるメンバーであっても
仲が良いというほどではない、
ましてや
目下の相手に対して、
自分のネガティブなことをぶっちゃける
ということが
できない、考えたこともない
という方もいるのではないでしょうか。
しかし、ぶっちゃけられた
相手からしたら、
相手に共感し、身近に感じたり
ましてや、上司からの
ぶっちゃけであれば、
ぶっちゃけてもらえて嬉しい
とすら感じることもあるものです。
逆上、ということではなくても
たとえば
さらに上層部から理不尽なオーダーが
きたときに、
われわれ部下への指示を出す前に、
「役員から、こんなオーダーがきた。
前に言ったことと違うし、
そもそも現実的じゃないし、
困るよねぇ」
と、自身の思いを話してくれた
上司がいました。
仕事をしていれば、
多かれ少なかれ
上司からの理不尽と思われる指示にも
対応しなければいけない
ことがあると思います。
これに対して、
「困るよねぇ」と言ってくれた上司には、
部下として、共感してもらえている、
同じ立場、チームとしての一体感を
感じることができますし、
一方、
もしこの上司が「困るよねぇ」を言わず
ただわれわれ部下への指示を
出すだけだったら、
共感や一体感を感じないばかりか、
「『上』だけを見て仕事をしている上司」
というレッテルを貼ってしまった
かもしれません。
自分自身のネガティブな点や、
ネガティブな意見を
仲が良いというわけではない相手、
ましてや目下の相手に
正直に話すことは、
上司の威厳やプライドなどの
理由からか、
なかなか難しいということが
あるかもしれません。
ただ、部下としては
ぶっちゃけてもらえると
相手のことをよっぽど嫌っていない限り
上司の人間性を身近に感じたり、
共感できたりもするものです。
そうすると、
「仲間」として
上司が逆上した際には
その場を収拾させよう、とか
上層部からの理不尽な指示にも
やれることはやってみよう、
とポジティブに関わろうという
意識が生まれるのではないか
と思います。
よっぽど嫌われてはいない
ということが前提にはなりますが、
上司のみなさんは
自身のネガティブなところを
部下にぶっちゃけてもらえると
チームビルディングにも
役立つのではないかと思いますので
ぜひ、ぶっちゃけてもらえたら
と思います。