4月1日撮影。
それにしても、2024年の桜まつりは、企画者泣かせになった。
1月は冬らしからぬ温暖の日が続き、例年よりソメイヨシノの開花が早かった昨年よりも、もしかしたら更に開花が早い可能性もあった。ところが3月に入って冬の寒さに戻り、結果開花宣言が例年以上に遅くなり、土日の桜まつりの予定日から2週間ほど後の開花宣言の所が多くなった。
さて、新年度初日のこの日はさいたま市岩槻区にある岩槻城址公園へ。
「岩槻」の地名の始まりは、室町時代の1457年に岩槻城が築かれてからである。
この辺りは豊富にあった上質の銅と人形頭の塗装に使用する胡粉の溶解・発色を良くする重要な水にも恵まれており、現在も約3000人もの人々が人形作りに携わる日本一の「人形の街」として栄えている。
この日の岩槻城址公園も、ソメイヨシノは三分咲きと言ったところ。
公園内には屋台が幾つもあるが、来園者は多くはなく、おそらく1週間先が満開と思われる。全国の桜のお楽しみもこれからのようだ。