前回の続き。
それにしても、サプリ騒動は簡単には収まらない。ついには政府が全てのサプリ全体を総点検させるとの発表。
何万種類の商品の中のたった1商品に予期しない成分が入っただけで総点検だってさ。それがどれだけの費用がかかるか分かっているのか?。
ただでさえ、サプリ業界は売り上げが落ちると言うのに。
国外からすると、石橋を叩いても安全性を求める日本人に、病的な潔癖さを思う事だろう。
小林製薬に関してはここまでとする。
さて、サプリに関して私見を述べる(添付画像は私見とは無関係)。
小林製薬の塩麴サプリはコレステロールを下げるものらしい。こんなサプリで安易にコレステロールを下げようとするおそらく肥満体の者に言いたい。
まず、食事を見直してカロリー制限しろや‼️、運動ができない身体でもないのに運動習慣をつけろや‼️と言いたい。
サプリは基本的に「補助食品」である。何らかの病気を持っていたり、あるいは胃腸の状態が悪くて、食事から十分に栄養を摂れない人が飲むべきものである。
ちなみに私もサプリやプロテインを飲んでいるが、それは少々強めの運動習慣があるため、筋肉をつけると言うより食事からだけでは栄養が足りていないから飲んでいる。
また、推奨サプリは薬か食の代わりと思い込んでいるネットワークビジネスがある。こういう集団には、高額サプリを売りつけるために医療・食批判をしている売れない個人事業主が多い。
「ネズミ講」と言われているA社は、ある人が学生時代の同級生に自宅での食事に誘われて行ってみると、後でサプリを説明する知らない人がやってきて、説明を始める。商品を拒否すると怒りだし、結局同級生とも関係が悪くなって縁が切れるような話がよくあるようだ。
旧M社のサプリの説明会に行くと、その内容ときたら『○○先生はこんな事を言っていた』と医療を否定する内容。実はそれらの医師はいわゆる「トンデモ系」。標準治療を一切無視して、ある病気に対して推奨品をどれだけ飲めばいいのか?と会話し合うような、グループページの地獄絵図。
医療や食のみならず、害虫や自然毒対策など一切無視して「農薬」否定。食中毒やADI(一日摂取許容量)も無視(と言うより、ADI事態を知らない)して「添加物」否定。
ネットワークビジネス会員の大半は、病的な潔癖症の集まりなので要注意である。
さらには、精神疾患を低栄養に結びつけて、サプリに月々30万円くらいもかかるオーソモレキュラー療法なる自由診療のクリニックもある。
確かに一部低栄養の人がいるのは事実だが、サプリ全体で病気を克服するだけのエビデンスなどない。だから、オーソモレキュラーは保険診療にならないのである。
また、今回の小林製薬を利用して、自分が推奨するサプリは副作用がなく安全だと言い放つ医師もいる。
実は、どんなサプリにも調べてみると肝機能障害などが起きた事例はある。まあ、自分の推奨サプリも影響を受けるかもと思って、焦っているんだろうけど。
くれぐれも、サプリビジネスに騙されないようにしてほしい。
あくまでもサプリは「補助食品」である‼️