280数社ある氷川神社の総本社「大宮氷川神社」に行ってきました | 総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ

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2000年以上の歴史を持つと言われ、~大いなる宮居~として埼玉県「大宮」の地名の由来にもなった「大宮氷川神社」に行ってきた。
★「武蔵一宮 氷川神社」ホームページ
http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/
  
・・・と言っても、関東以外の方は、聞いたことがない神社かもしれない。
実は280数社の「氷川神社」のほとんどは、東京・埼玉近辺に集中している。
  
今回行った「大宮氷川神社」は、「武蔵一宮」として関東一円の信仰を集め、正月三が日の初詣の人出が全国9位にランキングされる。
★参照サイト
初詣人出ランキング
  

▲大宮氷川神社 三の鳥居

  
  
これ以降、「大宮氷川神社」を「氷川神社」と表記する。
  
氷川神社の鎮座する地は大宮台地の上にあり、その中でも鼻のように高く突き出た位置にあるため、一帯の地名は「高鼻町」と呼ばれている。
  

▲由緒(ホームページより)

  
  
氷川神社を事前に調べてみると、入り口に「三の鳥居」があった。
  
・・・という事は、当然「一の鳥居」「二の鳥居」があるはずと思って、更に調べてみた。
  

▲氷川神社境内案内図(ホームページより)

  
  
すると今まで疑問に思っていたことが解決した。
  
JR大宮駅とさいたま新都心駅の間で、電車から鳥居が見えていた。
しかも、鳥居の下を車が走っているし、何であんな所に鳥居があるのだろうか?と疑問に思っていた。
  

▲旧中山道から右斜め方向に一の鳥居

  
  
実は、これが「一の鳥居」であった。
  
境内に入るのに、「参道」という通り道があるが、この氷川神社の参道は実に2kmもあり、直線の参道としては日本一長いらしい。
  
これを立体的に見るため、わざわざ「Google Earth」をダウンロードしてみた。
それが次の写真である。
  
写真左上に大宮駅、左下にさいたま新都心駅があり、並木道が並ぶ参道が、その横に見え、さいたま新都心駅近くから氷川神社まで続く。
  

  
これを部分的に拡大すると次のようになる。
  
写真の順番は、上が北側(氷川神社)、下が南側(一の鳥居)になっている。
  

    

わ~い、昔の人の気分になって、一の鳥居から歩いてみよう!と行く前からわくわくしていた。
氷川神社自体は、最寄りの駅はもっと近いのだが、さいたま新都心駅で下車する。
  
一の鳥居に行くには、改札口を出て東側(Cocoon City側)の右斜めにあるエスカレーターを降りて、左側に行けば近い。
  

  
だが、滅多に下車しないさいたま新都心駅、今回あえて西側(埼玉スーパーアリーナ側)を通って、「大宮ほこすぎ橋」を渡った。
  

▲さいたまスーパーアリーナから大宮ほこすぎ橋を見る

▲大宮ほこすぎ橋を渡って、さいたまスーパーアリーナを見る
  
  

尚、アクセスは電車でも十分だが、車でお越しの方は、もちろん氷川神社にも駐車場はある(無料)。
  
だが、一の鳥居から歩きたければ、旧中山道をまたいで反対側にも駐車場はあるが、止められる台数は少ない。
ただし50mほどさいたま新都心駅寄り(南寄り)に、Cocoon Cityの巨大駐車場があるので、そちらを利用すると良い(有料)。
  

  

  

また一の鳥居入り口に入る前に、食事をするのも良いであろう。
  
ちなみに、2kmの参道途中には、食事のできるお店がいくつもある。
ついでに歩き疲れた人のために(!?)、整体のお店もある。
  

  

▲一の鳥居
  

さて、「一の鳥居」からスタートして、並木道の参道を歩く。
  
途中の「平成ひろば」からは、歩道と車道が完全に分かれていて、地元の子供たちも遊んでいる。
  

▲一の鳥居~二の鳥居間の参道

  

▲平成ひろば入口

  
  
「平成ひろば」の終わり頃に、「二の鳥居」に到着。
ここは、大宮駅から近いので、初詣の頃は、このあたりから人出が多くなるらしい。
  
「二の鳥居」は明治天皇とゆかりの深い氷川神社にと、明治神宮より寄贈移築されたもので、現存する木造の鳥居では関東で一番大きいらしい。
・・・と書いたが、昭和41年に明治神宮で落雷破損にあった鳥居がいらなくなったため、昭和51年に移設されたそうだ(#^.^#)
  
★参照サイト
明治神宮に行く前にチェック!絶対外せない見所まとめ。
  
下の写真ではわかりにくいが、その奥には「三の鳥居」が見える。
  

▲二の鳥居

  
途中で右側に、「氷川だんご」が売っている。
2本で200円である。
  
土日ともなれば、並ぶ人が多いらしい。
  

▲氷川だんごを食べている自撮りの図!(^^)!

  
  
ところで、この参道には、例えば浦和の蒲焼屋さんのような老舗のお店がない。
  
これは大宮が「門前町」、すなわち寺院・神社の周辺に形成された町ではなく、「宿場町」として栄えた町だからである。
旧中山道から、右斜め方向にある参道を通ると、旧中山道を通るのに対して遠回りになってしまうため、宿泊者以外の一般人は、あまり通らなかったようである。
  

▲浦和の蒲焼(山崎屋)

  
  
「三の鳥居」前で一例をして、鳥居の左側から入場する。
  

▲三の鳥居

▲三の鳥居から中に入って、振り返った写真

  

「手水舎(ちょうずや)」で手洗いをし、1つ1つの神社をゆっくりと見た。
  
まもなく「神橋」という朱色の欄干がある橋が見えてくる。
この下は「神池」といって見沼の名残りのもの。
  
もともと氷川神社は見沼の水神を祀ったことから始まったと言われていて、このあたりはかつて「見沼原」と呼ばれていたらしい。
  

  

  

▲神橋及び神池
  

「神橋」を渡ると、こちらも朱色が鮮やかな「楼門」がすぐに見えてくる。
  

▲楼門
   


▲楼門から舞殿が見える
   

ここを入ると「舞殿」が中央に。
  

▲舞殿
  

▲舞殿の奥に拝殿
  
  
更に奥には「拝殿」があり、ここで心を込めて参拝してきた。
尚、更に奥には「本殿」があるが、通常は立ち入り禁止である。

  

▲拝殿

▲拝殿の中から見た本殿

  

  
ちなみに「拝殿」と「本殿」の違いを説明すると・・・
  
・拝殿
人のための御殿であり、神さまへの祭祀、神職による祈祷、正式参拝もこの拝殿で行われる。
  
・本殿
お祭りしている神さまのご神体(神霊が依りつく「依り代」)が安置されている神聖なる場所であり、神さまの御殿。
  
通常、「拝殿」の奥(後ろ)の方に「本殿」がある。
どっちが先か忘れそうなら、「ひふへ」と覚えればいい・・・ひどい覚え方だ((+_+))。
  
  
参拝客の中には、七五三の季節が近い事もあって、家族連れで来られている人もいた。
  

  
ある程度の大きな神社になると、他にもいくつも摂末社(摂社+末社)という、別な名前の神社がいくつもある。
  
これは神社本社とは別に、その神社の管理に属し、その境内または神社付近の境外にある小規模な神社の事である。勉強になるな~(^^♪
こちらも、それぞれ参拝してきた。
  

  

  

▲摂末社

  

境内自体は約3万坪とそれなりに大きいが、これだけでは物足りない私は、引き続き隣接する大宮公園を歩いてみた。
ここには野球場、競輪場、そして大宮アルディージャの本拠地のサッカー場が隣接している。
  
大宮公園は桜の季節になると、一面満開になるらしい。
  

▲大宮公園

  
子供たちの遊具のそばには、遊園地跡の「飛行塔」が残っている。
  
これは、40年以上前に作られたものらしい。
この近くに住んでいた人は、子供の頃に乗ったのではないだろうか?
  

  

▲遊園地跡の飛行塔

  
公園内には、大正時代に皇后さまが氷川神社にお立ち寄られた事を記念した記念碑もあった。
  

▲皇后陛下行啓記念碑

  

▲ボート池
  
  

ボート池の周りをぐるりと歩いていくと、通りの反対側に、『埼玉県護国神社』があった。
  
こちらは予定にはなかったが、ここでも今日本が一応平和でいられる事に感謝を込めて参拝してきた。
  

▲埼玉護国神社
  

  

  

▲渡辺美智雄氏の名前が入っている
  
  

以上が、今回のルートである。
  
我々は近場にある所って、いつでも行けると思い、逆になかなか行かないものである。
また歴史がある古い神社は、車で行かないと最寄り駅から遠すぎる場所も多々ある。
  
その一方で、この大宮氷川神社のように、電車だけでも容易に行くことができる場所もよくある。
神社は、忙しくてストレスが多い社会からいったん離れる事ができる。
みなさんも、たまには近場の神社へ心を清めに行くのもいいかと思います。