こんばんは~
YouTubeで見られたので見ました~
比較的最近の 台語 のドラマです
「青春18×2」のジミーパパ・媽媽両方が出ていましたが、相手は違っていました
台湾では実力派の俳優さん、 台語 もできる方が多いですよね~。
わたしは 台語 はほぼわからないので(耳だけだと聞こえるものもありますが)、中文字幕で見ました。
48歳、結婚生活の曲がり角…がテーマです
いろいろ考えさせられました~。
公視台語台 FB(画像はここより)
【婚姻結業式】長版片花|3/13起 每週日 20:00-22:00
感想ですが、ネタバレもありますので、イヤな人は読まないでください
高校の同級生の 卒婚式 で、30年ぶりに会った当時仲良しの同級生 6人組 …
それぞれに家庭を持っているが、それぞれに問題を抱え…
再び 6人 で集まるうちに 卒婚式 に刺激を受け、 48歳 という年齢に、人生の残りを悔いなく生きたい…と思うようになり、高校時代の初恋に火がついて…
というのが、ざっくりした内容なのですが…
この6人が
甄心(郁方)
吳奉達(梁赫群):高校時代からの同級生で唯一夫婦になった二人。この二人だけが、何の問題もなく結婚生活を送っていると思っていたけれど、思わぬ落とし穴が…甘かった~
趙丹丹(何如芸)
劉大偉(馬力歐):有名弁護士の奥様 丹丹 と 金馬奨受賞者の有名俳優 大偉 。実は、夫からの卒婚を望む 丹丹 。彼女が高校時代の初恋の人だった 大偉 は、 丹丹 を全面的に応援するが、彼女の夫は 離婚 は望んでおらず…
悪いけれど 丹丹 は、今まで 有名でリッチな夫 の 名声やお金 を使いたい放題で、今更 卒婚 はあまりにも虫がよすぎだと思う~。さらに 夫 が、 卒婚 などない、ことを荒立てれば 法廷 で決着することになり、 離婚 になる…みたいなことを言ったのが、さすが 弁護士 だけあって、説得力が半端なかった
結局、経済力のある 夫 の 手のひら で 自立ごっこ をしていただけだった 丹丹 …。
同窓会で思いついただけでは、自立はまあ無理だよね~と思うけど、多分、 不満 がありながら、経済的にどうしようもなくて、結婚生活を続けている人には響いたかもしれないです…
夫 は、さすがに 世慣れている だけあって、同級生グループの男性や夫とも上手くやっていけるんですよね。
それで、情報を仕入れて 丹丹 をコントロールできてしまうから、 丹丹 は息苦しくて仕方ないんだろうけれど…
年齢的に上過ぎて 丹丹 への愛を上手く伝えられないのが、年下の妻には不満なのかな~…
わたしなら、あれだけお金に不自由がなかったら、 卒婚 までは、受け入れてくれているんだから、割り切って好きにするかもしれません~www
最後にこのドラマの主人公二人
黃美惠(張本渝)
駱誠(謝祖武):お互い高校時代の初恋の人同士。だが、マジック部の部活動での誤解がもとで、別れてしまい、別々の相手と結婚、どちらも子どもがいるが、30年ぶりに出会い、お互い残りの1/3の人生を一緒に過ごしたいと考えるように…
これは、辛い…
まず、二人とも 美貌 が衰えていないまだ、 男 と 女 として、生生しいんですよね。だから、あと何年かわからないけれど、最後の炎を燃やしたい…と思ってしまうんでしょうね、しかも二人とも両想いで、いい思い出しかない、さらに高校時代はプラトニックなんですよね
では、どうして別れてしまったのか❓というと、これが 後輩 にして、今の 阿誠 の妻、 小雪(夏如芝) が原因
二人が所属していた マジック・クラブ で事件があり、 小雪 が大ケガ、 阿誠 はそれが 美惠 のせいだと思ってしまったが、彼女には身に覚えのない話…
阿誠 に信用されていない…と思った 美惠 は彼と別れ、 阿誠 はケガの責任を取る形で 小雪 と結婚…
だけど、30年経ってみると、当時のよかった思い出だけが蘇り、やり直したいとしか思えなくなり…
しかも、二人でちゃんと話し合ってみれば、当時の事件は 小雪 の陰謀では❓と言うことになり…
もうそうなると 美惠 もただただ子どものためだけに、無職の夫と別れずに毎日働いている自分に 焦り しか感じられなくなり…
これ、本当に難しいですよね
上手くいっていなくて、子どものために 惰性 で続けている夫婦関係、そこに高校時代の初恋の人が、まだ のまま現れたら…
だけど、やはり ブレーキ になったのは 子ども で…
二人の子どもは、同じ高校の1年生同士で、連絡を取り合うんです。
しかも、 美惠 の旦那さんも、めっちゃ反省して、自分の意に染まない仕事を始めるし、 美惠 のことを気遣うようになるし、子どももそんな パパ が大好きだし…
さすがに 阿誠 と 美惠 も 父親 母親 としての自分と 男 女 としての自分の間で揺れます~。
それに 子ども はやっぱり 親 の味方に付きますよね。
いくら、学生時代の 小雪 がひどくても、子どもにしたらそんな自分が生まれる前のこと、どうでもいいですよね~。
阿誠 の高1の男の子は、 媽媽 の味方で、ホントに頼もしかったです。
ただ最後は、 阿誠 と 美惠 が二人の思いだけで 暴走 しそうになって…
だけど…
ということで、二人の出した結論は差し控えておきますね。
ここで、本筋から逸れて2題…
阿誠 の高1の男の子は、全然見たことないと思っていたら、このドラマで見てました。
でも、見た目も演技も、このドラマの方がず~っとよかったです。
前から何度か言っていますが、BLが悪いと思っていません(むしろ見る方)が、すでに台湾では 同志戀 については、「普通のドラマ」の中でき「キャリアのある俳優さん」が演じるのがデフォルトになっていますので、新人の登竜門として否定するものでありませんが、日本の配給会社は、新人さんのものばかりでなく、キャリアのあるみなさんのドラマも入れてほしいですし、ファンの方にはそちらも見てほしいです。
それと、このドラマでは 美惠 の実家が 果樹園 で、仕事も夢も 果物関係 なんですが…
前から思っていましたが、 台湾 での 果物 の皮の向き方って、日本とは逆向きですよね。
これはどうしてなんだろう❓すごく不思議です。このドラマでも、 美惠役 の 張本渝さん は、内から外に向かって向いていて、見ていて怖かったです。でも、もしかして台湾の人には日本のように自分に向かって向く方が怖いのかも❓ですが…
ここから、ドラマに戻ります~。
このドラマの面白かったところは、なんと高校時代も 本人 が演じているところ
どう考えても50前後のみなさんの 制服姿 はおかしいんだけど、本人なので、高校生当時の俳優さんを結び付ける手間がなくて、わかりやすくてよかった
さらに、最初は違和感があっても、慣れるともう何とも思わなくなるという…
周りのその他の同級生も、この6人に合わせて30代ぐらいの人が多かったように思いました~。
実は、このドラマは、昨年 2 が放送されていて、ぜひ 2 も続けて配信してほしいです~
(あの終わり方では、 2 がないともやるので~)
40代後半から50代前半の このままでわたしの人生いいんだろうか❓ の説明できないもやもやや焦燥感は、夫婦仲に限らず、誰にでもあると思うので、よければ見てくださいね。(ただ、 台語 なので、ますますおススメしにくいですが…)