おはようございます~
最近とても忙しくて、なかなかドラマにも入り込めず、どんどん録画がたまってきてます…
最近、昔のドラマや映画も面白くてちょっとはまり気味です。
昭和 が懐かしいお年頃です…
今回の 華岡青洲の妻 は、この間視聴した 新源氏物語 の 市川雷蔵&若尾文子 の再共演になります
新源氏物語 の方がデジタルリマスター版でカラーだったので、新しく見えましたが、実はこの映画の方が後だったんですね
【公式】BS松竹東急@BS260ch X(旧ツイッター)より
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— 【公式】BS松竹東急@BS260ch (@BS260_official) March 28, 2024
開局2周年記念 🎊
生誕100年 高峰秀子特集
『華岡青洲の妻』
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📺きょう夕方5時53分放送
美しい姑に憧れて嫁いだはずが、姑との間で凄絶な夫の奪いあいが始まる―。https://t.co/g0YMEKkyNv
簡単な感想ですが、ネタバレがありますのでイヤな人は読まないでください
華岡青洲 と その母親・妻 についての話は、小さい頃に本で読んで知っていましたが、今回は 有吉佐和子原作の映画化 で有吉先生が本を書かれているのは、全然知らなかったですし、映画も知らなかったです。
加えて、 日本初 の 麻酔による外科手術成功 なのは知っていたのですが、 世界初 だったんですね
これは、知らなかったです、しかも、もちろん外科そのものは西洋医学からだけど、 麻酔 に関しての研究、臨床は 西洋医学 とは違うアプローチだったのも
麻酔 もないどころか、何もない同然の時代の 外科 は、診療所の様子もすさまじすぎて、怖すぎました。
身内の女性は否応なしに 看護師 のような役割を果たさなければならないわけで、それは 青洲 の信念を 身内 として、助けるという意思や気力なしには、到底出来えなかったことかと思います。
姑 と 嫁 の確執が、その 献身 を押し上げる力であるように描かれていましたが、これは作者の創作もあるようで、そうでなければ 人体実験 とも言えるものを「我先にと争うように志願」できる 原動力 にはならないと筆者が判断したのかもしれない…と思いました。
逆に 先に使ってもらえる=より愛されている って…
あまりにも 壮絶 で、 白黒映画 のままで、カラー化されないのもわかりました。
まるで 戦場 のような 診療所 の様子や、 麻酔なし での手術の様子 は、想像しただけで卒倒しそうな 壮絶 なもので、あれに色がついていたら、見られなかったと思います。
今ならば、特殊メイクがもっと発達しているでしょうが、それでも 傷 や ガンに侵された乳房 などの再現は、時代を考えればとてもリアルでしたし、手術で、患部を切除・縫合する様子もとても リアル に見えました。
これも、画像が鮮明でカラーだと、余計な部分が見えそうだし、恐ろしいし、白黒映画のままが、ちょうどいいように思えます。
特殊 と言えば、もうひとつビックリだったのが 特殊撮影
実験動物 としての ネコ の撮影が、とても リアル に見えました。このあたり、 ネコ をどのようにしていたのか、ひょっとして、今だと大いにグレーゾーンだったかもしれません。(何も知らないので、あくまでも想像です)それでも、それをもう一度、屋敷や庭に背景をはめて映しているのはすごいと思います。それも含めてやっぱり 白黒映画 のままでいいです。
映画では、 華岡青洲 は 母親 と 妻 への愛情や感謝を露骨に見せるシーンはありません。
最初の結婚までの経緯と言い、 青洲 は 医療 以外のことは、興味はないのか❓とすら、思っていたのですが、それは大間違いで、あくまでも 江戸時代 の人なんですよね。
行動 や 母親への言葉がけで妻への愛情、逆に妻への言葉がけで母への愛情 がくみ取れるような、そんな表現になっていました。結局 母親 へは強い麻酔は使わなかった…と 妻 にだけ、話すその様子、母親への思いを言いながらも、妻にだけ打ち明ける…この複雑な愛情表現が何とも言えなかったです。
昭和 の時代、そういう描き方で十分 青洲 の人間味が伝わったし、 雷蔵さんの魅力 も伝わったのではないかな…
でも、 今 の時代、あの描き方だと、そんな愛情表現に物足りなく感じる人がいるように思います。
どっちがいい悪いでないけれど、 青洲 の医者として、家人としての魅力が、時間が進むにつれ、じわじわきたので、わたしは昔もよかったよな…と思いました。
現代医学の恩恵を受けたものとして、今の医学があるのは、勇気ある先人のおかげだな…とつくづく感謝します。