我們與惡的距離(悪との距離)10集感想 / 2019年 | 做自己 Be Myself

做自己 Be Myself

【重要 商売利用のフォロー申請は一切受け付けませんのでご遠慮ください】
ヤフーブログから引っ越してきました
大好きな台湾ドラマや映画、洋画などについて書いています
中文・英語学習中
記事を読んでコメントをくださる方は大歓迎です
よろしくお願いします

こんばんは~お月様

 

見たい~!!!!

 

と言い始めて、1年がかりで見ましたが…

見始めると…

覚悟していた以上に重いテーマに…

時間がかかりましたが…

 

やっぱり見てよかったです。

 

 

注意予告にもネタバレ部分があります。イヤな方は見ないでくださいお願い注意

丸ブルー公式サイト 我們與惡的距離

丸ブルーウィキ 我們與惡的距離

丸ブルーFB(画像はここより) 我們與惡的距離

丸ブルー《我們與惡的距離》正式預告60秒

 

 

丸ブルー《我們與惡的距離》主題曲MV-林宥嘉 Yoga Lin〈別讓我走遠〉

 

 

丸ブルー公視《我們與惡的距離》主題插曲MV-郁可唯 Yisa Yu〈路過人間〉

 

 

丸ブルー「沒人願意花20年養殺人犯」 吳慷仁.謝瓊煖一鏡到底飆戲逼哭網友|三立新聞網SETN.com

 

 

丸レッド以前わたしが書いたブログ記事

今、話題の社会派台湾ドラマ3題(追記あり)

 

 

注意感想を書く上で、ネタバレがありますのでイヤな人は見ないでください注意

 

 

見ていて苦しくて何度も途中で止まってしまっていました…タラータラー

 

最初は無差別殺人の犯人家族と被害者の話かと思っていたので…

 

絶対に 正解 はないな…

そう思っていました。

 

いくら司法で裁いて死刑になったとしても、亡くなった被害者は返ってはこない…

結局は 賠償金 という形にしかなりえない…

さらに…

もし、犯人に精神疾患があると認定されてしまったら罪にすら問えない…

 

わたしなど 普通 の人間だから…

 精神疾患 があるから 人殺し するんでしょもやもやもやもや

としか、思えないので…

この精神疾患で罪をスルーされるなんてありえないという思いしかなく…

 

ですが、このドラマを見ていると…

そんな 浅い ことがテーマなのでなく…

 

いかに 次 を出さないようにするのか??

次の犠牲者(加害者も被害者も犠牲者)を出さないためには、刑の執行を急ぐのでなく、そこに至るまでの犯人の思いや家族とのかかわり方を見て行かないといけない…

 

そこに奔走する 弁護士 の 王赦 

 

だから、ずっと…

遺族の前に自分たち家族の謝罪など到底受け入れられるはずがない…

罪の意識に押しつぶされそうになりながら、ひっそりと身を隠し息をひそめて生きながらも…

それでも 妹 だけは…

と、名前を変えてでも普通に暮らしてほしいと思う親心で 大芝 との関係を断とうとする両親だけれど…

 

遺族と向き合うことで…

 

自分の子どもの罪と、子どもを死刑で失った悲しみを受け入れながらも…

遺族の家族と向き合いながら生きていくことがこれからの人生だと考えるようになり…

 

遺族も犯人の両親と向かうことで…

 

怒りや悲しみをぶつけた後に…

犯人の家族からの償いを受け入れることが、失った家族への供養になるのかもしれないと考えるようになり…

 

どちらも、納得しているわけでもなく…

正解や解決でもないけれど…

 

でも、そこに至るまでの葛藤を経ることに意味があるのだと思えました…

 

取り返しのつかないことをしたことをなしにしたかったり…

返っては来ない人を返ってきてほしいと願ったり…

 

それを止めることは今後もできないだろうけれど…

 

でも、希望は雲の向こうにあるから…

 

最後に 亡くなった 天彦 が 母親 の 喬安 に残した言葉のように…

 

これから、大切なものを失った日々に何らかの意味を持てるようになるまでの双方のぶつかりと…

それを支える 弁護士 や 医療機関 また、相談窓口となる関係機関 や NPO法人 など社会的制度の重要性を考えさせられました…

 

ただ、そこに行きつくまでの 喬安 と 昭國 の亀裂の入りまくった夫婦関係や…

仕事に疲れた自分がちょっとの間、目を離してコーヒーブレイクを入れてしまったせいだと自分を責める母親としての気持ちや…

 天彦 のことばかり考えてしまって、決しておろそかにしいてるわけではないけれど、 天晴 の心に残った傷のことまで思い至らなくなってしまっていたりなど…

 被害者家族 の苦しさも…

 

いつの間に自分は息子を 無差別殺人者 に育ててしまっていたのだろう?

世間に顔向けできない、取り返しがつかない…

 加害者家族 の苦しさも…

 

あまりにも解決方法がなさすぎて、本当に見るのが苦しかったです…

 

そして、このドラマはそれだけに留まらず…

 

それを伝えるメディアの問題をも取り上げていて…

 

無差別殺人の犯人の弁護士だというだけでメディアからの不当な報道に 王赦 の家族までが巻き込まれることになったり…

正体のバレてしまった 大芝 は部屋を貸しているだけの 思悅 の店にまで迷惑をかけてしまうことになったり…

精神を病む 思聰 の起こした事件もあっという間にスクープの材料になってしまったり… 

 

精神疾患を抱える家族のサポートについても考えさせられました…

 

そして、世間的に見てみっともない…

と、思われるときに去っていく側の人間について…

 

正直言って、 思悅 の婚約者など よく頑張った 方ではないのかな?とすら思えました…

 結婚 となると、家族の賛成が得られない中で、どうしようもない問題もあるのが現実で…

 

そういうところも踏まえ…

 

結局は解決ではない描き方…

去っていく人は去っていく…

 

という、きれいごとでない描き方がよかったと思いますし…

 

でも、それもこれも・・・

 

やはり台湾は三権分立が確立している民主主義国家だからこそで…

同じ価値観を共有する日本としても…

 

きれいごとでなく、面と向かって考えるべき問題であるなと思いました。

もっと社会問題にも今以上に目を向けていきたいです。