◆高齢者には福音か?高血圧治療法の進化
●知らなかった。腎臓と脳の交感神経が血圧をコントロールしてるなんて・・・腎デナベーション ・・と言うのだそうだが、交感神経は腎動脈の表面を通り、血圧を調整する信号をやり取りしているだそうだ。1930年代から腎臓と脳を結ぶ交感神経を切断すると血圧が下がることは解っていたんだそうだ。・・が他の神経を痛めてしまうことや、詳細な仕組みがわからず、特段の治療法にはなっていなかったらしい。●何でも太ももの動脈から腎動脈までカテーテルを通して、先端から高周波電流を流し、加熱して交感神経を数箇所遮断する。すると血圧が下がることが確認された。実は欧州ではこの手法進んでいて、過去3年の実績では副作用がほとんどなく、効果的だという。半年後に平均30も血圧が下がった例もあるらしい。しかし4千例以上の治験では、10%の患者には効果がなく理由もわからないことや、効果が有っても投薬も必要な人もいる・・と言う課題もあるらしいが・・・人体の妙は尽きない疑問の連続だ。●日本では推定4千万人以上が高血圧症で、患者数が最も多い。脳卒中・心筋梗塞の主な原因となる。 特に最高血圧が、利尿剤を含めて3種以上の降圧剤を飲んでも160以上の重症患者には画期的な治療法になる可能性がある。●医師の視点から見れば、 降圧剤に頼る従来の方法と比べ、次元の違った理想的な手段になる可能性があるそうだ。重症者でなくても、自治医科大学などが進める治験により、高血圧の初期患者にもメカニズムの解明が、福音を与えるかもしれない。●医療費給付が40兆円にもなろうとしている日本では、高血圧の克服は糖尿病・ガンなどと並び、財政赤字の克服の視点からも、この方法の進展が望まれるところだろう。