●ともあれ一時の安堵・・ということだろう。
消費者の立場から見れば、いずれ定価の1.1倍のお金を払わなきゃならないのだから,良いわけは無い。欧州などの20%も払ってる国の感覚はどういうものなんだろうね?
しかし・・それにしても
●民主党内のごたごたはもうごめんだ。マニュフェスト違反だといって、それにこだわり、
代わりの対策さえ示せないで造反してるのは、選挙対策と言われてもしょうがないだろう。
●もっと大きな視点で見れば、消費増税で世界の日本を見る眼はかなり変わるはずだ。
何の対策も示さないで、GDPの2倍以上の政府債務が放置されれば、日本売りは進むだろう。スペインの二の舞になることは十分予想される。
●国債消化が日本の金融機関に買われているといっても、すでに銀行は長期債を売却してる。愛国心で買ってるわけではなく、経営効率で買ってるに過ぎない。
欧州危機もあって、海外からの買いも8.7%台になってきた。貯蓄率が低下してる中で、国内勢が国債を買い支える保証は無い。今のところ、貸付先が無いため、とりあえず国債を買ってるに過ぎないからだ。あくまでより投資効率が良い対象があれば、預金で得た資金はそちらに向かう。
●ひとたび 何かがきっかけで、国債価格が崩れ金利が上昇すれば、設備投資も影響を受け、利払い費もかさむ。金融機関の既発債の含み損も増えれば、体力の無い地銀などペイオフの可能性だって有るんじゃないか?
海外の投資家も低い金利の国債など買ってはくれず、国債消化は難しくなる。
●日本の対外純資産は251兆円あり、今後企業の海外移転や燃料費の高騰で、貿易赤字は増えても、経常収支は海外からの上がり・所得収支で埋め合わされ、しばらくは黒字が続く、
仮に貿易収支の赤字が大きくなリ、ひいては経常収支が赤字になりそうな時期が来ても、海外の資産を取り崩すことで当面の経常収支は、そう簡単には赤字にならないだろう。
●日本国債が、格下げにもかかわらず、いっこうに売られず、利回りも低いのは、世界の投資家がこの対外純資産と、消費増税の担税力が十分あることを良く見ているからだと思われる。
●政府債務は 国債や借入金等で1100兆円 対し特別会計などに積み立てられた政府金融資産は473兆円、625兆円の債務超過だ。
さらに、金利が1%上がれば、国債の利払い費が1.6兆円も増えると予想されてる。発行残高が、増加してるのに何とかなっていたのは、ずっと低金利が続いていたからに過ぎない。
財務相あたりの本音は、あまりデフレの克服が進むと 利払い費の増加が急になるのを心配してるのではないか?
●社会保障費も103兆円ほどになり、毎年給付費用が1兆円も増えてる現状を見てれば、政局にうつつを抜かすような暇は無いはずだ。国会議員というのは選良?と問われる状況が日本を暗くする。