【強豪校特集7】昌平(埼玉県) | 高校サッカーをもっと!

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昌平(埼玉県)

 

【チームデータ】 

(2020年データ)

 

場所   : 埼玉県杉戸町

創部   : 1979

員数  : 168人

OB    : 原田虹輝(川崎)、松本泰志(福岡)、針谷岳晃(北九州)、鎌田大夢(福島)、佐相壱明(長野)

監督   : 藤島崇之

実績   : 選手権全国大会4回出場 

        (最高成績 2019年・2020年 ベスト8)

        インターハイ最高成績 (2018年ベスト4)


【近3年成績】

2018年 インターハイ県予選優勝、県リーグ1部 1位   

2019年 新人戦優勝、選手権県大会優勝、県リーグ1部 1位

2020年 新人戦優勝、選手権県大会優勝、プリンスリーグ関東3位

 

 

実績ポイントランキング 埼玉県1位 詳しくは↓のページで

 

 

 

 

 

【歴史と現況】

2006年に元青森山田中学サッカー部監督の藤島崇之氏を招へいし、サッカー部を強化。

2013年の選手権県大会では県ベスト4。

2014年の新人戦では初優勝同年の選手権県大会では初優勝を成し遂げたが、全国大会では初戦で敗れた。

2015年にはまた、念願のプリンスリーグ関東への昇格も果たした。

2016年にはインターハイ全国大会に初出場を果たすと、大会2連覇中の東福岡や静岡学園などを下してベスト4に進出した。

2018年の総体では青森山田や大津などを下して2大会ぶりにベスト4に進出した。

2019年は選手権全国大会ベスト8に進出。

2020年は新人戦と選手権県大会の県内2冠を達成。

この年の3年生は、須藤直輝(鹿島)らプロ内定者4人を擁し、選手権全国大会では優勝候補と目されたが、ベスト8で敗退した。

 

埼玉県では、平成時代に入ってから、武南の一強時代が長らく続いたが、2000年代中ごろから、武南に加え、市立浦和や浦和東・浦和南といった公立の伝統校や、西武台や正智深谷といった新鋭の私立校が入り混じった混戦状態であったが、2010年代から一気に隆盛した昌平の勢いはすさまじく、完全に頭一つ抜けつつある。

 

昌平は下部組織のFC LAVIDAからの一貫育成体制も整い、毎年のように特徴のあるタレントが出てきている。また、その特徴的なサッカーは、中学生や小学生の憧れとなり、全国大会での活躍を目の当たりにした下の世代の優秀な選手たちが、関東一円から集まってくるという好循環が生まれている。

 

チームのスタイルは、卓越したテクニックとパスワークによるポゼッションサッカー

 

 

【2021年展望】

 

今年も県内では頭一つ抜けた存在だ。

MF須藤・芝・小川やFW小見らがプロ入りしたメンバーが抜けた穴は小さくないが、MF荒井や平原の成長もあり、相変わらずタレントは豊富。

去年の選手権全国大会出場の経験や、昨夏に参戦したアルティマリーグでの全国トップクラスのチームとの対戦経験は今年活きるだろう。

 

県内の最大のライバルは西武台だが、近3年の公式戦(新人戦、関東大会、インターハイ、選手権、リーグ戦)の対戦成績は、昌平の5勝2分負けなしと圧倒している。

その他では、強豪の成徳深谷、正智深谷、浦和南なども、県大会では昌平対策をしてくるだろう。

 

リーグ戦では激戦区のプリンスリーグ関東を制して、プレミアリーグ昇格を狙いたい。

選手権では、全国ベスト8の壁を乗り越えたいところだ。

 

埼玉県は、これまで選手権で全国制覇したことがあるチームが5チーム、県合計で13回の優勝がある。

しかし、近年は全国でやや苦戦しており、1981年に武南が全国制覇して以来、選手権優勝はしていない。また、1993年以降は、選手権ではベスト4以上に入ったチームがないというのが現状だ。

サッカー強豪県の復活は昌平にかかっているといっても過言ではない。

 

 

【注目選手】

 

・荒井 悠太(MF・新2年)

 1年生で日本高校選抜に選ばれる。

 鋭いドリブル突破からのパスやシュートは一級品。

 フィジカルの強さも併せ持っており、ターンなどの体の使い方もうまい。

 

・平原 隆暉(MF・新3年)

 確かな足元のテクニックがあり、ボールキープ力が非常に高い。

 視野も広く、センスのある配球も素晴らしい、

 

・本間 温士 (DF・新3年)

 俊足を活かしたスピード感抜群の縦の突破とオーバーラップが魅力。

 運動量も豊富で、攻守のかなめとなる。

 

 

 

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