【埼玉県】ランキングと情勢分析 | 高校サッカーをもっと!

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県別第7弾は埼玉県!

埼玉県のランキングと情勢分析

 
【ランキング】
 
① 実績ポイントランキング 
1    昌平    66
2    西武台   52
3    成徳深谷   38
4    正智深谷   36
5    武南     34
6    浦和南    25
7    聖望学園  23
8    浦和東    20
9    埼玉栄    12
〃    立教新座   12
11   武蔵越生   10
12    西武文理   8
12    国際学院   8
14    浦和学院   7
15    細田学園   6
16    市立浦和   5
17    浦和西    2
〃    本庄第一   2
〃    本庄東    2
〃    ふじみ野   2
〃    埼玉平成   2

 
  ※実績ポイントとは
  近3年間の公式戦(選手権、インターハイ、新人戦、関東大会、リーグ戦)の実績をベースに、
  管理人が独自の計算式で算出したオリジナルのポイントです。
  あくまで過去の実績のため、現時点での強さを計るものではありませんが、
  その都道府県内での強豪どあいを表すものとしてご理解いただければ幸いです。
  なお、近3年の県内大会でベスト8以上のチームを集計対象としてます。
  また、各県ごとに計算式を変えているため、全国共通のポイントではありません。
 
 
② 全国大会出場回数 
(近10年の選手権・インターハイ) 
 
1 昌平  7
2 西武台  4回
〃 正智深谷 4回
4 武南  3回
〃 浦和東 3回
6 浦和南 2回
7 浦和西 1回
〃市立浦和 1回
〃西武文理 1回
〃聖望学園 1回

 
 
③ 選手権県大会優勝回数ベスト10
(現存校のみ)
※カッコ内は全国大会での最高成績
 
1 武南  14回 (優勝)
市立浦和 14回 (優勝)
3 浦和南 12回  (優勝)
4 県立浦和 6回 (優勝)
5 浦和東 5回 (3回戦)
〃 大宮東 5回  (ベスト8)
7 浦和西 4回 (優勝)
〃昌平   4回 (ベスト8)
9 西武台  3回  (ベスト8)
〃 正智深谷 3回 (ベスト8)
 
全国優勝は武南・市立浦和・浦和南・県立浦和・浦和西が達成
 
 
   
【情勢分析】
 
①歴史と現況
 
高校サッカー選手権で全国制覇したことがあるチームが5チーム、県合計で13回の優勝があるサッカー強豪県だ。
 
昭和時代は公立高校の百花繚乱の時代。
1950年代は県立浦和が強く、1954-55年は選手権全国を連覇。
1960年代には市立浦和が強盛し、1959-64年に6年連続で選手権全国に出場し、この内3回の全国制覇を達成した。
1970年代は浦和南が隆盛。1975-76には選手権全国を連覇している。
1980年代に私立の武南が頭角を現し、1981年には選手権で全国制覇。
武南は1988-93年に6年連続で選手権全国に出場し、このうち5回がベスト8以上という成績を残し、全国に強豪校としての名を知らしめた。
 
以後しばらくは武南が埼玉県の王者として君臨し、それを大宮東浦和南、市立浦和、浦和東ら公立校が対抗する構図が続いた。
 
2000年代に入ると、私立が次々と勃興。
まずは西武台が隆盛し、2010年代には正智深谷昌平が強盛し、武南に取って代わった
 
ただし、近年は全国でやや苦戦しており、1981年に武南が全国制覇して以来、優勝はしていない。
また、1993年以降は、選手権ではベスト4以上に入ったチームがないというのが現状だ。
サッカー強豪県の復活が待たれている。
 
 
②2021年の展望
 
2020年の新人戦・選手権県大会の県内2冠(インターは中止)の昌平は、県内唯一のプリンスリーグの参加チームでもあり、埼玉県では頭一つ抜けつつある。
上記実績ポイントランキングの上ではそこまで突き抜けた存在ではないが、下部組織のFC LAVIDAからの一貫育成体制も固まりつつあり、次々とタレントがあらわれてくる現状を見ると、今後埼玉県で1強となっていく感がある。
また、昌平のテクニカルなパスサッカーは、観戦する者にダイレクトにサッカーの面白さが伝わるため、、昌平の知名度は全国的に急上昇し、ファンも急増している。
 
県内で昌平の対抗一番手は2019年インターハイ県予選優勝の西武台
ただし、昌平との近3年の公式戦(選手権、総体、関東大会、新人戦、リーグ戦)対戦成績は、7戦で5敗2分と分が悪いので、対昌平対策がカギだ。
 
他には、19年関東大会県予選優勝で復活を期す伝統校の武南、18年新人戦と関東大会予選を制した成徳深谷、16年選手権全国大会でベスト8入りした正智深谷、新鋭の聖望学園、、18年選手権全国に出場した伝統校・浦和南らが昌平に対抗しうる力を持つ。