ショートショート美術館:太田忠司・田丸雅智 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 ひとつの同じ絵からインスピレーションを得て作家がショートショートを競作する。

 どういうことかと思ったら、とても読み応えのある作品でした。

 絵のモチーフがなんであれ、画家の想いが込められていると思えば、その思いを言語化するし、そこから全く異なる物語を紡ぎ出すのは、世界の広がりを感じます。

 同じ絵から感じ取れることのバリエーションが無数にあるという可能性を感じながら、今度はここに選ばれた絵画を観に行きたくもなりました。