民王 シベリアの陰謀:池井戸潤 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 あの父子が帰ってきました。

 未知のウィルスが蔓延する世界。

 ウィルスの出所を調べるとロシアに行きつきます。

 ウィルスの解毒薬を開発してからウィルスをばら撒こうとするモノたち。

 解毒薬によってひと儲けを企むなんて。

 ウィルスはずっと以前に発見されていて、それを見つけた研究者は自殺していた。

 遺児が見つけたメモにあった言葉。

 ウィルスはもう一種類あったのだ。

 陰謀論に操られた群衆。

 総理大臣武藤泰山とその息子翔。

 おバカキャラの翔の成長と、泰山の心意気に感動するラスト。

 現実のお江戸では今都知事選真っ盛りですが、こういう志のある政治家が出ているといいなと思いました。