経営コンサルタントの中野です。
先日、あるK社長から相談がありました。
「従業員からお金を貸してほしいと頼まれることが多いんです。」
「他の従業員にも貸しているので、あなただけダメですよとは言えないんです。」
そんな内容でした。
皆さんは、どう思われますか?
困っている従業員を見ると、
助けてあげたいと思うのが人情です。
特に、中小企業の経営者は面倒見の良い方が多く、
ついお金を貸してしまうことがあります。
しかし、私は基本的にはおすすめしていません。
なぜなら、
お金の貸し借りは、人間関係を壊してしまうことが
少なくないからです。
最初は感謝していた従業員も、
返済が苦しくなると会社に来づらくなったり、
社長に会いづらくなったりします。
場合によっては、
退職やトラブルにつながることもあります。
また、一人に貸せば、
「なぜあの人だけ?」
という不公平感も生まれます。
結果として、
職場の雰囲気が悪くなることもあります。
もちろん、
本当に困っている従業員を見捨てる必要はありません。
貸すのではなく、
公的な貸付制度や福祉制度を紹介したり、
家計の見直しを一緒に考えたりする方法もあります。
経営者の役割は、
従業員を助けたい気持ちはわかりますが、
従業員が安心して働ける環境をつくることです。
目の前の問題を解決することよりも、
同じ問題が繰り返し起きない仕組みをつくることが
大切です。
皆さんの会社では、
従業員とのお金の貸し借りについて、
どのようなルールになっていますか?
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。