ヤマビル供養に行ってきました | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

お釈迦様の命日、涅槃会が各地で開かれています。

 

私たちがヒルを捕らせてもらっている近くにあるお寺も、曹洞宗の寺院ですが、涅槃会が開かれました。

私たちは、山に入るときには手を合わせて前を通っていますが、今回は本堂の中まで入って涅槃画を拝ませてもらえるので、今までのたくさん実験に使ったヒルの命を供養させてもらおうと思いました。

 

受付で、子どもヤマビル研究会と署名させてもらい、本堂に入りました。

すごく立派な涅槃画でびっくりしました。

 

読経の後、高野山の僧侶のお説法がありました。涅槃画の説明をしてもらいました。とてもよくわかりました。(その時は、・・・・)

お釈迦様は、全ての生き物を大事にされて、人も動物たちもお釈迦様の傍に寄せて、みんなを優しさで包んでおられる絵です。

 

私は、それ聞きながらヤマビルもその中に守られているのだなあと思いました。

そして、命の話になり、私たちはいついかなる時も他の命をいただきながら生きている。肉も魚も野菜もすべて生きているものをいただいている。それは、命をいただきながら、それを私の中で十分生かしていく。それが大事だと。殺しあったり無駄な殺生したり・・・・。お釈迦様はそんな世界を喜んではおられません。

 

いただいた命をきちんと生かしていく。

 

ヒル研は、たくさんのヒルの命を頂いています。いろいろな実験の教材になってもらっています。

それをしっかり生かしていくのは、ていねいに実験研究して、それをまとめて財産としていくということです。

 

ありがたいお話を聞かせてもらいました。

ヒル研は、ヤマビルをみな殺しにしようというジェノサイドのようなことは、全く考えていません。見つけたら殺す、というようなことも考えていません。どのようにしたらヒルと共生できるかを、ヤマビルの生態研究しながら考えています。

 

知らず知らずの間に、お釈迦様の御心に抱かれていたのだと気づかされた一日でした。

これからも、よろしくお見守りください。

                     合掌