本年度最後の研究発表会でした | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

本年度最後の大きなイベント、三重生物研究発表会に参加しました。

F研究員が「ヤマビルの脱皮の研究」というテーマで12分間熱弁をふるいました。

少しでも聞いている人にわかりやすくを考えて、なん度も練習してきたので、グラフの説明もわかりやすかったです。とても上手に発表できていました。

環形動物のヤマビルが脱皮をすることを去年見つけ、今年はその証拠集めを頑張ってやりました。

ヒルは吸血すると体を大きくする(体長を伸ばす)ことが起こります。2週間で体長の1.6倍くらいに急激に伸びます。そのため、脱皮しないと大きくなれないようです。ほぼ毎週脱皮するものもあれば時々脱皮するものもあります。でも、脱皮することは確かです。

10月に藤原岳自然科学館の発表会でここまで発表しました。

今回はこれにつけ足して、いつまで脱皮するのかということを付け加えて発表しました。資料をまとる時期になっても脱皮が続いているものや止まったものがあらわれ、脱皮が止まったヒルは吸血しにやってくるようになります。そのようなことを見つけて発表に付け加えました。

しかし、見つけた中身は新しい事実ですが、サンプル数が少なく科学としては不十分なものになっていました。でも、時間との兼ね合いで無理やりまとめ上げたところがあり、来年仕切り直しという評価になりました。

でも、F研究員はとても熱心にまじめに頑張っていたので100点ですが、科学としては証拠不十分という判定だったと思います。

それでも、F研究員の努力に対して三重テレビ賞をいただきました。ありがとうございました。

今回はコーディネータが大いに反省しないといけない発表だったと思います。

次年度、もう一度仕切り直して産卵、脱皮、吸血の関係を見直していきたいと思います。

みんな一緒に頑張ろうね。ヒルの不思議はまだまだたくさんあるから‥‥。

 

 

10日に