大満足の秦野イベント!!!  第1日目 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

予告通り10月7日(土)午後から、小田急秦野駅の改札前でヤマビルについての自由研究発表会が開かれました。

 

私たちヒル研は、6名体制でこのイベントに向かいました。前回と同じ行程なので、小田原駅でも慣れたもの、

予定通り、小田急に乗り替えて秦野に付いたのは11時30分。

事前に聞いてはいたものの本当に改札の目の前ににわかステージテージが作られていて、研究員も「ここでやるの??」とびっくりしていました。

昼食をいただいて13時きっかりに自由研究発表会となりました。

駅長さんにもご臨席いただき、まずは秦野市教育長佐藤様より歓迎のご挨拶をいただきました。

そして、秦野っ子の研究発表からはじまりました。

「山ビルってどんな生き物?」という題で小6の優希さんの発表です。夏の交流会で、今まで見向きもしなかったヒルとじっくり向き合うといろいろ面白いことが分かってくる、という話です。

臨時ステージを取り巻くように50人ほどの聴衆があり、みな熱心に耳をかたむけてくださいました。
「秦野の山にいるヤマビル!!って知ってる?」という題で小5の夏空くんの発表です。特にお姉さんに協力してもらって吸血されたらどうなるかのデータがとられていました。ヒルと仲良くなれました。

「ヒルが土から湧いてくる?」なんとセンセーショナルなテーマです。でも、そんなことはなく土にもぐる様子と温度変化をうまくまとめていました。

そのあと、ヒル研の子が

「ヤマビルって脱皮する?」

「ヒルはどのように人を見つけるのかⅡ」

「ヒルはカエルの血を吸っている」

の発表をして、ヒル研の高校生悠太君のまとめの話があって、表彰式になりました。

優希さんには「ヒルは不思議がいっぱいで賞」

夏空君には「ヒルの秘密を探りま賞」

樹乃さんには「ヒルの魅力を広めま賞」

がそれぞれ秦野駅長さんから贈られ、副賞もありました。駅長さんの思いがこもった賞でした。

 

皆で後片付けをして、私たちは隣の駅前に住んでおられるおばあさんを訪ねることにしていました。

このおばあさん、93歳でご健在です。私たちの行くのを首を長くして、いろいろなものを用意して待っていてくださいました。曾孫以上の年齢の研究員ですが、2019年に「ヒルは木から落ちてこない」の書籍を出版した時、本屋で見つけて読んでくださってお手紙と激励のカンパをしてくださったのが最初の繫がりで、以来悠太研究員がしばらく文通していました。

秦野駅はおばあさんのご自宅近くであること思い出して手紙を書いたら、足があまりよくないので駅までは行けないけれど会いたいというお手紙を下さって、急遽訪問させていただくことになりました。全員初対面だったのですが、暖かく家族のように迎えていただき感激しました。途中でお暇するのは心苦しかったのですが、限られた時間内なのでお別れしてきました。感動の一言です。

そのあと、夕食となり今までの総まとめの反省会となりました。焼肉屋さんに連れて行ってもらいました。

21時ころまで、いろいろお話をしてたくさん食べて、反省会となりました。

お世話いただいた関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

今夜は神奈中ホテルでいい夢を見て眠らせてもらいます。

 

この様子は、東京新聞が記事にしてくださったので、下のURLからご覧ください。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/282646