完全にコーディネータのミスです。
8月中に、本年度の研究のまとめを仕上げないといけないのに、まだ、研究員たちのお尻に火がつけられていません。
どうしたらいいのだろうと、毎晩悩んでいます。
今年手掛けている実験や観察が、すべて中途半派で停止しているのです。いま、主として活動している研究員は、入会2年目の3人です。入った時から、いろいろなアウトプット活動に駆り出されて、みんなの前で話したりする練習は、十分すぎるほどすることができました。
しかし、肝心のヒルの生態を研究するというインプットの場面は経験が薄いのです。それは、仕方ないことなのですが、先輩たちが積み上げたことを借りて話をしている部分が多く、間もなく研究員の中身は枯渇します。それを仕入れる力が、先輩のように長くやってないので身についていないのです。何度も同じことを繰り返し、その結果の信頼性を高めるという基本が身についてない。つまり、ヒルと遊ばせる時間が圧倒的に足りなくて、それが原因で基本的な力が身についてないのです。
一番ヒルと戯れることができるときに、できなかったということは、コーディネートの大失敗です。一昨年、コロナが流行った時にも同じように問題があり、研究に空白が生まれたことがあります。その教訓が生きていないということですね。
過日、藤原岳自然科学館の館長さんから他の要件で電話があった時、今年の発表会は例年より早くなっています。無理を言いますが今年も参加よろしくとお願いがありました。
私たちは、この研究会で育てていただいた恩があるので、どんなことがあっても出品させていたたかないといけないと思っています。
研究員には申し訳ないけれど、しばらく研究室に缶詰め状態にすることも視野に入れています。研究の中身に手を出すことはしないですが、ヒルがいるのは研究室だし発表の仕方の相談に乗るのもオンラインではなく直の方がいいに決まっています。締め切りの日も迫っています。
お盆を挟んで、緊急事態宣言ですね。
でも、ヒルがほとんどいなくなり、再実験となると6月の倍以上の労力を要します。
コーディネータの頭の中は、大混乱状態です。