やっと大きなヒルをゲット(第19回ヒル研) | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

毎週大きなヒルを求めて探し回りましたが、数匹程度しか見つからなくてこまっていました。実験が進まない。

緊急事態ということで、いつものヒル捕り場の上の方まで登ることにしました。

最近相当強い雨もあり、ヒルが流れて来てもいいはずなのに、なかなか見つかりませんでした。

小さいヒルや生まれたての幼生クラスは沢山見つかり、靴下の間にもぐりこまれて吸血されます。

 

でも、僕たちが欲しいのはおおきいものです。産卵実験には、大型が欲しいのです。

雨あがりの中、自原のいつもの場所に出掛けました。ヒル捕り場に行くまでにも、林道上で何匹か発見。幸先良いようで希望が膨らみました。

ヒル捕り場に着くと、さっそく大きいのをゲットできました。お腹を空かせているようで、とても元気よく突進してきます。

8匹位は特大が捕れました。

そのあと、数年前に発見してヒルスポットと名付けたヒルが沢山いる場所に向かいました。

ちびビルが沢山上がって来ます。それを捨てながら、大きいのを狙いました。結構たくさんいました。10匹は捕れたでしょうか。

そのヒルスボットの上にも登りました。ここは、さすが大きいものがすうひきいました。中くらいのものと合わせて50匹位捕まえて下山しました。

でも、下山後車の前でちびビルが付いているので、丁寧に外しました。こんなにたくさんやられたのは久しぶりです。

研究所に戻り、仕分け作業をしました。

吸血用特大ビルは、20匹以上捕れました。これでストックができて、吸血実験が継続できます。よかった。

 

今日は、ヒル捕り優先にしたので帰りが遅くなり、昼食は1時ころになりました。それで午後の予定がずれ込み、カエルの実験の後始末から始めました。

このヒル、カエルの血を沢山吸って満腹状態ですね。先が少し黄色になっているので、このまま飼育しようということにしました。

そのあと、滋賀県獣医師会の一般公開講座の発表練習ミをしました。時間内で余裕で終れるので、ハッキリ話すことを目標に練習です。もう、三重県環境学習情報センターの講座で十分練習したので、余裕がありますね。こんどは、対面での発表ですので、足がふるえるかな・・・・?

 

夜は、学校の宿題タイムになりましたが、F研究員は大きな仕事が待っていました。それは午後、産卵を終えたヒルを入れている集合瓶の中に死にかけているヒルを見つけたので、解剖することにしました。

脱皮の失敗かと思いながら引っ張りをかけて解剖皿に張り付けたところ

何やら、白い球が見える。

そこをめがけてお腹全体を切り開いていくと、プチっと丸いものが飛び出してきた。仁丹位の大きさの粒。

どこから出ているのかが気になり、球を切らないように開いていった。その結果、下のような姿になった。

これって、U研究員が知りたがっていたことじゃないの?

U研究員にまずみてもらって、それからにしよう。解剖中の動画もとれているはずなので、・・・・・

僕ではよく分からないので…‥と、F研究員