私たちの本、「ヒルは木から落ちてこない----ぼくらのヤマビル研究記」(山と渓谷社)が縁で、滋賀県高島市朽木の小学6年生と交流できることになりました。
4月に私たちは下見にお邪魔して、とても素晴らしい研究場所だと思いました。そして、新しく入るヒル研の子にとっても、素晴らしい体験の場になると思いました。
そこで、担当者が話し合いをして、何とか両方の子どもたちがヤマビルを通して交流できる機会が作れないか検討を重ねてきました。
朽木の森やまね館を会場に、子どもヤマビル研究会員7名と朽木の子6年生有志7名で実現することになりました。
主な中身は、下記の通りです。子どもヤマビル研究会の研究員が進行しながら、一緒に体験していきます。
1日目は、午後から一緒にヒルを捕まえて、そのヒルを使ってヒルの生態を研究します。
14:00 開会式、オリエンテーション
14:20 いっしょにヒル捕りに行く
15:00 広場に戻る
飼育瓶3本にヒルを移す。 ヒル研の子の担当
15:30 ヒルの観察
① ヒルの観察で気付いたことを発表する。ノートに書く。 進行 T研究員
ヒルと仲良くなる
② ヒルは何に集まるかの実験 進行 U研究員
息の吹きかけ実験 水槽の写真を撮る
熱に寄って来る ペットボトルで実験
③ 食塩とヒルの実験・実習 T研究員
19:30 DVDを見ながら生命の繋がりの話 進行 U研究員
1. ヒルの吸血の仕方 M研究員
2. 網戸のあみをくぐり抜けるヒル M研究員
3. 卵塊から幼生が生れる様子 U研究員
4. 今研究していることの紹介 <時間調整しながら>
5. 質問タイム ヒルやヒル研のことについて
21:30 仲良くお風呂に入って、おやすみなさい
2日目は、メインイベントのストッキングはヒルの被害を防げるかについての実証実験をします。
ストッキングを片足だけはいて、ヒルの多い所に立ちます。
<実験1> 前半組が 5分間(変更有)ヒルのいる場所に静止してヒルを上らせる
安全な場所に移動して、数を数える。後半組が協力
素足の方から先に吸血されそうなものから外してフィルムケースに入れる。
「前日体験して、感覚はその時掴んだもの」
そのあと、ストッキングを上って吸血場所を探す様子を観察する。ストッキングの上から吸血するかもしれない。
素肌の上に来たら外してよい。
記録を取る。その間に選手交代して、後半組が入る。
<実験2> 両グルーブが体験したら、ストッキングを別のメッシュのものと交換する。
同様の実験を繰り返す
<実験3> みんなが持参したソックスなどをはいて、同じことをする。
私のソックスはヒルにやられないかな、という観点で
<実験4> 安全地帯で、軍手の上にヒルを乗せてみる。今回は小さいヒルの方がいい。
11:30 実験終了 その後記録の整理をする。 手の空いた子は、ピザづくりのお手伝いをする。
12:00 昼食 みなでおいしくピザをいただきましょう
13:30 終わりの会 司会進行 T研究員
この様にヒル研の研究を一緒に朽木の子に体験してもらいながら、ヒルの生態を知ってもらいます。
そして、この有志の7人を核にしてヤマビルを研究するグループが出来て、子どもヤマビル研究会が拡がっていくと素晴らしいと思います。
そして、みんなで力を合わせてヒルの本当のこと知ってもらい、ヒルを絶滅させる方法を研究するのではなく、ヒルと共生していく環境を作っていけたら、最高だとおもいます。
この結果は、8月初めにブロクにアップします、お楽しみに。