新会員、初の解剖練習は・・・・? | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

宿泊の朝、4時半から起きてきた子どもたちは、早朝散歩意欲満々でした。ても、隣近所のことを考え、6時まで許可しませんでした。

6時なったので、私と一緒に畑に出掛けて野菜の収穫をしました。

なすとキュウリを採って帰りました。今日のお昼の食材になります。

 

ヒル研の昼食は、暖かい時期はシリアルとなります。今日も、シリアルとウインナーとホウレンソウ、卵豆腐です。

いつも食べるのが遅いのが、F研究員。おいしそうに口をもぐもぐさせてしっかりかんで食べています。優秀児です。

ワイワイと楽しい朝食が終り、8時半から二日目の予定が始まりました。

まず、観察の練習です。

 外から見てわかることを沢山書くことにより、解剖した時中の臓器とのつながりが分かってくる。そのための観察です。

そのあと、いよいよ解剖の練習に入ります。

① まず、解剖台(と言っても、貧乏研究会ですから食品トレーを回収したもの)にヒルを張り付けます。

ここがうまくできれば、半分成功ですね。お尻に針を打ってピンとさせます。

これがなかなかなうまくいかないのです。悪戦苦闘してやっと1本張りが打てました。

そのあと、頭の方を強く引っ張って固定します。

固定したら、頭からまっすぐ、あまり力を入れずにメスを入れる。

そのあとは、虫ピンできりくちを開きながら固定していく。

張りが弱いと、このようなものになってしまいます。再度ピンを使って強く広げていくと、徐々におなかの中がよく分かるようになっていく。

づに解剖予定のヒルを放しておいたら、解剖したヒルに乗ってきて吸血体制をとっていました。5年前の研究会で、当時のO研究員が発見した、ヒルがヒルの血を吸う、という出来ごとです。

 

解剖レベルは、段々上がり、2時間後には、

ここまで出来るようになりました。いろいろな臓器がみえてきます。あまり力を入れると臓器も壊れてしまうので、さじ加減か微妙です。

今回は、練習のため、背中側を切り開きました。私たちは、通常この切り方ではなく、裏返して腹開きという方法を採っています。次回は、腹開きに挑戦してもらいます。

 

まずは、最初の解剖としては合格点でしょう。次回から頑張ってね。

中学生が、テストや修学旅行で欠席なので、小学生4人で頑張りました。