やっと梅雨入りしました。ヒルたちは、喜んでいます。
活動が盛んになる時期で、私たちにとっては、産卵実験の好機です。今年は、それにかけているところがあって、毎週産卵用の吸血をさせています。
きょうは、今迄とは少し違ってカエルの血を吸わせて、産卵できないかという試みを追加することになりました。
どのようなセットを作ればいいのかを考えました。カエルとヒルをどのくらい入れるといいのかも考えました。昨年は、ヒル10匹にカエルを4匹入れたら、ヒルに追い回されてカエルがとうとうダウンしてしまいました。その結果から、もう少しヒルが少ない方がいいという話なり、2ケース作り片方はヒル2匹とカエル1匹。もうひとケースはカエル2匹とヒル4匹入れることになりました。
取りあえずこれでやってみようということで、写真写りも考えて適当な大きさのヒルを厳選して、飼育ケースにいれました。
そこにカエルを入れた途端、数秒でヒルがカエルについていました。
カエルの頭を覆うようにつきました。そして、吸いやすい場所を考えながら、体勢を変えていました。
ここまでくると、いくらカエルがあばれても、ヒルは振り落とされません。確実にしがみ付いています。
最後は、足を締めあげるような体勢になり、吸血を始めました。そうなると、カエルも覚悟したのかおとなしくされるままになっていました。
ヒルの口がカエルの足首の方について、ヒルの吸盤はカエルの腹にしっかりついています。
10分位その体勢のままでしたが、やがて外れていきました。十分吸血したとは思えませんが、生命維持は出来たと思います。このまま、数カ月様子を観察しようと思います。
午後は、鶏からの吸血を前回に続いてやりました。5/15日にシカの血を吸わせたヒルの観察をしていて、もうお腹が空いて吸血しに来るヒルが続出しました。ヒルは、満腹感があると吸血しに来ないのですが、数匹を残して出てきました。それで、そのヒルを再度鶏から吸血させました。2時間半吸血させて丸々太ったヒルになったので、再び産卵用の飼育瓶に移しました。
最初の吸血で産卵しそうな体制のヒルは、今、下のような感じで生きています。
現在、7瓶が5週間先の産卵予定日に向けて進行中です。
素晴らしい報告ができるよう頑張っています。応援よろしくお願いします。