朽木の森へ下見に行きました | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今年から、新しいフェーズにはいり第4期として活動を始めます。

大きな転換理由は、今まで鈴鹿山脈のふもとの三重県側で調査研究していました。

「ヒルは木から落ちてこない 僕らのヤマビル研究記」を出したのをきっかけに、遠くからヒルの話が届くようになり、見に来てほしいとかうちで活動してほしいとか、いろいろな要望が寄せられるようになりました。どの情報も魅力的ですく飛んでいきたいような話ばかりです。

それで、私たちの目を広く日本に広めて、調査研究していきたいということから、第4期としてスタートすることにします。メンバーも、小学生が3人も入会してくれて、世代交代という感もあります。

 

それで、この時期は新しい活動場所を探して可能性のある所を探して回ります。コーディネータとしての一番重要な仕事です。この場

 

今日は、その一つの候補地滋賀県高島市朽木の森に出掛けました。

琵琶湖の北側福井県との県境に近い付近です。参加者は、U研究員とボランティアG君と私の3人です。

折角行くのだからと、琵琶湖大橋経由で行くことにしました。夏、研究員を連れて来る時どこで休憩できるとかどのくらいの時間がかかるとかチェックしながら、G君の運転で走りました。大橋を渡ったところから鯖街道になります。むかし、福井から都に魚を送った街道です。道沿いに鯖寿司と書いたのぼりが沢山ありました。

予定通り、休憩も含めて3時間で到着できました。道の駅で鯖寿司も食べました。すべて予定通りです。

 

朽木の森やまね館に着くと、私たちを待っていてくださいました。挨拶を済ませて、直ぐヒルの話になりました。

そして例年ヒル被害が多い所に連れて行ってもらいました。

斜面の勾配を確認しながら落ち葉を足でどかせてみると、いました。私たちを待っていてくれたようでようです。

つぎつぎ見つかり、まだ桜が咲いている寒さなのに、5匹も短時間で捕まえました。

係の方は、えっもういますか?と声を上げられました。

今これだけいたら、夏はさぞかし多いだろうと思いますね。絶好の研究場所になります。と伝えました。

私の頭の中は、子ども研究員が楽しくはしゃぎまわって研究活動する様子が浮かんで来ました。

お昼になったので、記念撮影をして、お暇しました。

正直もう少し近かったら、すぐにでも利用させていただきたい場所でした。でも、とても魅力的です。

 

帰りは、琵琶湖の北側をまわり関ヶ原の合戦跡を通りながら4時ころ研究所に戻りました。

そして、今日捕ってきたヒルを大瓶に移し来週吸血実験に使います。今日は、旅の疲れもあるだろうから、瓶の中でゆっくり休ませてやることになりました。

そして、つくきビルという名前を付けておきました。

今年は、このように各地の名前を付けたヒルの瓶が並びそうです。

これが第4期です。たのしい研究活動ができそうです。コロナ、来るな!!