昨日、高校の来年度使用の教科書の検定結果の報道がありました。
なに!、と耳と目を疑ったのは、選択科目の教科書に探求活動が採用されていることです。
その例示のテーマを見ていると、正にヒル研がやっていることは、そのテーマと同等かそれ以上のことです。
この教科書を見ていると、ひょっとするとヒルを研究したいという高校生が沢山出て来るのではないかと思うようになりました。
私たちは、もう10年以上の探求活動をしているので、ちょっと自慢ですね。
その先駆けなのかは知らないですが、1月ころだったか、高校生からヒル研見学の申し込みがあり、既にヒル研の特別会員としていろいろ4月からの計画作成に助言しています。
いいことですね。この様な活動が学校教育活動で広まることは‥‥。でも先生方方は、大変でしょうね。
ヒル研は、みんなでヒルのことをやって、その中で自分の興味関心の強いことを中心にまとめていくという方法なので、相乗効果もあり成功を収めています。
しかし、授業となると人数も多く、テーマも多岐にわたり、地学あり、天文あり、数学あり、生活あり、昆虫ありと対応するのが大変でしょうね。他人事ながら、心配してしまいます。
ただ、してほしくないのは、ネットで論文を集めて、それをつなぎ合わせて研究したという報告をすることです。
今までの受験勉強に長けている優秀な生徒が犯しがちな手法です。〇〇の研究というテーマで、実は本人は何もしていないのに、他人の苦労したことをコピーして自分のものとしてうまく文章に仕上げてしまう。これは、探究活動とは言えない。これだけは、絶対やめてほしい。
高校の先生方にお願いです。この探求力を子どもたちに身に付けさせるために、舵を切ってください。知識中心の授業から探求中心の授業に、転換してください。それに合わせて、大学の入試を改革してください。よろしくお願いします。
その参考に、是非「ヒルは木から落ちてこない」をご活用ください。