仲間が増えることは嬉しいことです | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

マスコミや市の広報誌でヒル研のことを広く知っていただくようになり、来年ヒル研に入りたいという申し込みがありました。

今まで、いくら募集しても一人も集まらなかったのに、広報誌に載せてもらったら、早速申し込みがありました。

小学生2名と高校生からの申し込みでした。

いきなり、4月からどうぞというわけにはいかないので、今日は、体験入会ということで活動に参加してもらいました。

いつもヒル捕りをしているところに案内して、このような活動をしていますという説明をしました。

ヒルスポットにも行ってきました。地温は12~15℃もあったのですが、乾燥が続いているのでヒルは出て来ませんでした。

途中、カメラを持ったおじさんに出会いました。そのおじさん、僕らと挨拶を交わしていき違ったのですが、引き返して来て、「ヒル」ときかれました。はいと言うと、「ヒル研?」と聞かれました。「はい」というと、後方にいた私を見つけて「あっ。先生ですか」と言われました。つづけて、『ヒルは葉から落ちてこない』の本読みました」と言われました。「とても面白かったです」と講評を頂きました。

知らない人から、こんな素敵な声を掛けられて嬉しくなりました。

本の力はすごいなあ、と改めて感じた瞬間でした。

そのあと、いろいろヒルの話をして、楽しい時間を過ごしました。

故山中先生が、ヒルをやる者はみんな友だちという言葉が思い出されました。

研究所にもどり昼食を済ませて、中日新聞の記者さんが来るのを待ちました。

13時半に来てもらったので、みんなでヒル談義をしての取材となりました。

なぜヒルに関心をもったのかという出だしから、話し始めました。せっかくなので体験に来ている子から話してもらいました。四日市市の広報を見て楽しそうだったので、申し込んだとのこと。高校生は、「ヒルは木から落ちてこない」という本が出た時、ちょうど夏の課題研究を考えていた時であった。論文を検索したが、一つもそれらしきものはなく、たまたまこの本がヒットして面白そうだったので、買って読みました。今後ヒルの研究をしたいので、ここに来ていろいろ勉強したいと思いました、とのこと。

嬉しい話ばかりです。

仲間が増えるのは、嬉しいことです。

来年に向けて、希望が高まってきました。嬉しい一日になりました。