カエルの反乱、その後 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

ヒル研は、中学校の期末試験と私のコロナワクチン接種の都合で、2週間間がお休みしています。

二回のワクチン接種も幸い肩の痛み程度で大した副反応はなく、少し安心しています。三重県の蔓延防止対策も徐々に解除になり、いよいよヒル研の活動開始の時が来たようです。

ヒルの活動期もあとわずかですので、計画的に実験を進めたいと思います。
 

さて、子どもたちが休んでいる間に、カエルの大反乱があり、そのあとのことをご報告します。

カエルの大反乱のあと、私に捕まり、元のケースに戻されました。その後、研究員が追加で捕まえたカエルを入れて、再度ヒル地獄を作りました。

そして、30秒に1枚の割合で撮影できるようにして、続けることにしました。

今度は、カエルのジャンプで蓋が飛ばないように、上におもりを乗せました。

二日後、内部のようすを見に行くと、あらあら今度はカエルが昇天していました。ヒルの勝ちと言うところでしょうか。

(グロイので写真はやめます) 

昇天したのは、先日捕まえた中くらいのトノサマガエル。すでに足を怪我していて、肉が出ているところがありました。

そこをヒルに襲われたのか、かわいそうに‥‥。

連続写真は枚数がすごいので、研究員が来た時に頼みます。でも、長時間吸い付くようなヒルの姿は、ざっと見てありません。

今回から、水槽の端の方にミズゴケを入れてみました。これは、加藤さん(東京の高校生)に教えてもらいました。

すると、ヒルは、住み心地よさそうにそこにいました。

このヒルも、息を吹きかけてみましたが、あまり吸血意欲はありませんが、色つやもよくすこし太り気味で、元気です。様子から、わずかな時間でも、カエルから吸血出来ているのではないかと思います。

昇天したカエルを取り出して、また実験は継続になりました。

しばらく見ていねと、カエルの後ろ脚の所にスーッとヒルが寄っていく様子が、見れました。しかし、足につこうとするとピョンと逃げられます。

中々カエルの体に付いてくれるのは、見ることが出来ません。

もうちょっと、飢えているヒルを入れないとだめかもしれないなあと、思います。次回の研究会で提案してみようと思います。