今年も、スタートでつまづいている | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

近くでコロナのがりも急激になり、わが三重県でも緊急警戒宣言が発令されています。

新しく変異株が中心の感染拡大のようで、今までの感染対策以上の注意が求められています。

この大型連休も、コロナの性で二年続けて自由に楽しむことがてきない寂しい事態になって来るようです。

 

山にいるヒルは、人間のこの事態を全く知らずに元気に活躍しているようです。釣り人からも、そのようにな情報が入り始めました。

 

2月ころから結構暖かい日か続いたりして平均気温も高めに推移していたので、第1回のヒル研の招集を29日、昭和の日祝日としていました。しかし、このような事態になり、外出自粛に協力しなければいないと考えました。

 

いろいろなことを考え、テレビなどから流れる情報を集めて、実施するとしたら、どのような形になるのか、しないとしたらどうなるのか、いろいろシミュレーションをしました。

 

今年は、ヤクザル調査隊の皆さんから沢山ヤクビルを送っていただくことになっていましたが、コロナの性で京大の先生方が屋久島に行くのが難しい情勢のようです。その代わり、ジョニーさんの方で神奈川県丹沢のヒルを捕ってきていただけることになり、鈴鹿山系以外のヒルで藤原岳と御在所岳の環境の好き嫌いを判定することにします。ヤクビルが届き次第、それも加えようと考えています。

また、身近な野外の活動を考えた時、森嶋さんの論文を基に、カエルとの関係を調べてみようと考えています。それにも適期があり、5月でないと大きな蛙も捕まえにくいし、困っています。

昨日、幸い私の仕事の途中で、大きいトノサマガエルを1匹つかまえ、研究員に引き渡そうと思っていますが、カエルの飼い方か素人なので、引き渡すまでに弱ってしまわないかと、心配しています。

5月中頃に、釣り名人に山奥のヒルのたくさんいる場所に連れて行ってもらうことになっていますが、これも行けるかどうかが気になりそうです。去年連れて行っていただく予定をしていて、ずるずると延びてしまい、結局、渓流釣りの期間が終わり禁漁期になってしまいました。

また、6月に子どもたちが先導役になり、野外活動の指導者の皆さんにヒルのことを話す機会を頂いていますが、これも、実施できるか疑問になってきました。

憎きコロナです。

これらのことを踏まえて苦渋の選択として、昨夜会員に対して来月まで延期の連絡をしました。残念ですが、仕方ないですね。

 

もう少し感染が収まるまでじっとしていないといけないのですが、研究の最適期が過ぎていきます。焦ってきます。どうしよう・・・・・。