3月の中頃、コロナ対応で疲弊している気持ちを吹っ飛ばすような電話を受けたのです。
ジョニーさんの会社に
「ぼく、以前ヒル研でお世話になったHという者です。僕が今あるのは、ヒル研のおかけだと思っています…」
このような内容だったそうです。
ジョニーさんから、
「Hと言う人に心当たりがありますか?」
という、連絡がありました。
しばらくは、誰なのか見当がつかなかったのですが、ふと、ヒル研一期生のHだと気づきました。
もう、10年前の研究員です。
電話番号を教えてくれていたので、早速電話しました。
電話口で確認できるまでは、半信半疑で言葉を選びながら話しました。
すぐ、話し方でH君であることが分かりました。というのも、いつもヒル研ではKと呼んでいたので、名字を聞いただけではピント来なかったのです。
確認が取れてからは、昔のトーンで話がどんどん進みました。
「今は、国立大学の3年生で、大学院に進むことも決まっています」
とのこと。
所属は化学系だけれど、進路を決めるときヒル研のことがあり生物系にしようか迷ったそうだ。
でも、幅広い学問を身に付けた研究者を目指したい気持ちもあるので、分析を中心にしたコースを選んだとのこと。
ヒル研では、1年間で20日程度の付き合いであったが、心に残っていると言っていた。そんなにインパクトが大きかったのかと改めて気づかされた思いです。
本研究会の設立目的に、
『子どもたちと身近な自然を観察し、その仕組みを解き明かしていく中で、科学する心を身に付け、将来科学者を志す子を育てたい』
と定めています。
正に、H.K.君は、そのようになっているモデルです。
ウーーーん。感無量ですね。
その時一緒にいた同級生のTとその弟も、国立大学に進学して研究に打ち込んでいるそうです。
H君は、今年の夏にはヒル研のお手伝いに来てくれるそうです。嬉しい限りです。
現研究員にも、すごい刺激になり活力になることと思います。
とてもいい循環が生れています。
今年は、一人新しい小学生が入ってくれました。中学生3人と小学4年生1名。やや、アンバランスですが、みんなでヒル研を盛り上げていきたいです。
よろしくお願いします。