ヒルを研究する人はみんな仲間、これは元東大千葉演習林の准教授、故山中先生の言葉です。
10年前のヒル研の時、山中先生は、わざわざ東京から三重の地に足を運んでくださり、子どもたちがヒルを研究することをとても喜んでくださいました。その時の言葉です。
今年は、ひょんなことから新しい仲間が見つかって、情報交換できる機会が増えました。嬉しいことです。
しばらく前、突然メールがありヒルの生態についての問い合わせでした。
東京の高校生からの質問でした。彼女は、高校の部活でヒルの研究をしているとのことで内容的にもしっかりした質問でした。これは、真剣ヒルと向かい合っている人だと思い、共同研究しませんかと働きかけました。彼女も、快諾してくれて以来いくつかのテーマでやり取りしました。
彼女もヒルの産卵に興味があるようで、是非写真にその瞬間を撮りたいと意気込んでおられました。私たちも、また、昨年お知り合いになった屋久島の研究者も、この瞬間を狙っています。誰が早いかではなく、生態を解明するのにとても大事な写真になます。私たちも、モチベーションが高まります。そして、彼女を通して、顧問の先生ともお知り合いになることが出来、ヒルを専門に研究しておられるということで力強い指導者を得ることが出来ました。
もう一人仲間が出来ました。それは、「ヒル下がりのジョニー」の西村社長が、東北地方に出張の時、牡鹿半島に最近ヒルが増えたという情報を得て、調べてくれました。そして、その場所にたどり着き情報を送ってくれました。そこで、昨年知り合ったヤクザル調査隊の方から情報が入り、そのつながりをたどって石巻市でヒルに興味を持っておられる方にたどり着きました。この方は、専門家ではないものの、ヒルがいると言われている場所で仕事をしておられる方で、いろいろ情報がいただけということです。
5月からのヒル研の本格的稼働に、大きな力を頂きました。頑張りますので、よろしくお願いします。
ヒルが余り活躍しないこの時期に、去年と同じように新しい仲間が増えました。.
ヒルをやるものはみんな仲間だという故山中先生の言葉が身に染みてきます。 合掌